Quantcast
Channel: 吉田豪 | miyearnZZ Labo
Viewing all 758 articles
Browse latest View live

吉田豪と玉袋筋太郎 爆笑問題 太田光を語り合う

$
0
0

吉田豪さんがTBSラジオ『たまむすび』その筋の話の中で爆笑問題 太田光さんを紹介。爆笑問題といろいろあった玉袋筋太郎さんとトークを展開していました。


(小林悠)そんな、今日なんですけども。どなたのその筋の話かといいますと?

(吉田豪)はい。ここでぜひとも話したいというね、爆笑問題の太田光さんの話を。

(玉袋筋太郎)おおー。インタビューしたんだもんね。豪ちゃんね。

(吉田豪)玉ちゃん、仲良しでね。

(玉袋筋太郎)そうですよ。おなじ杉並区民ですしね。

(吉田豪)阿佐ヶ谷でね。ご近所さんでね。

(玉袋筋太郎)そうです。元総理とはね。はい。これ、いいんじゃないですか。

(吉田豪)(笑)

(小林悠)トゲがありますけどね。

(玉袋筋太郎)そんなことないですよ。

爆笑問題太田光 あらすじとその筋

(小林悠)ないですか?ええ。では、そんな太田光さんのあらすじとその筋をご紹介しましょう。1965年、埼玉県のお生まれで現在50才です。88年、田中裕二さんと爆笑問題を結成し、渡辺正行さん主催のラ・ママ新人コント大会でデビューすると、その場で芸能事務所太田プロダクションにスカウトされます。その後、事務所を独立すると、93年、奥様の太田光代さんが立ち上げたタイタンに所属。次の都市にGAHAHAキング 爆笑王決定戦で10週勝ち抜きし、初代チャンピオンになると、以降テレビ、ラジオ、舞台などで大活躍。現在はJUNK爆笑問題カーボーイや、爆笑問題の日曜サンデーとTBSラジオの人気番組をご担当されています。

(玉袋筋太郎)売れっ子だねー。

(小林悠)そうです。そして、吉田豪さんの取材に寄りますと、太田光さんのその筋は、その1、芸人太田光にタブーなしの筋。その2、ネット住民にはなかなか笑いが伝わらない筋。その3、価値観を変えられたビートたけしさんの筋。その4、チャップリンとバスター・キートン、両方に憧れている筋。その5、相方田中裕二さんへのダメ出しはラジオでやっちゃう筋。その6、太田邸で開催。真夜中のUNOの筋と、6本の筋が張ってらっしゃいます。

(玉袋筋太郎)おおー、6本ね。うん。

(吉田豪)なにか言いたそうですね?(笑)。

(玉袋筋太郎)いやいや、なんもねえって!

(吉田豪)なんもないですか?大丈夫ですか?

(玉袋筋太郎)なんもないですよー!うん。

(小林悠)(笑)。全部なんか意味を見出しちゃうんですけどね。

(玉袋筋太郎)『価値観を変えられたビートたけしさんの筋』ねえ。うーん。いいっすよね。

(吉田豪)変えられたんじゃないですか?

(玉袋筋太郎)あ、僕も変えられましたよ。はい。価値観を変えてもらいましたよ。ええ。

(吉田豪)どっちがちゃんと変えられたのか?っていう。

(玉袋筋太郎)どわー!豪ちゃんにジャッジされちゃうのかなあ?うん。

(小林悠)(笑)

(玉袋筋太郎)どっから行くか?

(吉田豪)1個目から行きますかね?

爆笑問題太田光にタブーなし

(玉袋筋太郎)1からね。『芸人太田光にタブーなしの筋』。

(吉田豪)はいはい。これ、DMMニュースっていうその、DMMのニュースサイトで取材したんですけど。このインタビュー行った前日の爆笑問題の日曜サンデー。これ僕、毎週聞いてるんですけど。ゲスト出演した温水洋一さんのいじり方、完全に間違えていて爆笑したんですよ。

(玉袋筋太郎)ああ、これね。うん。

(吉田豪)大事故が起きていたんですよね。

(玉袋筋太郎)おおー。

(吉田豪)温水さんがゲストで来て、まず、『温水さんに聞きたいことがあるんですよ』って感じで。大人計画の話をずーっと聞き続けていたんですけど。あれ、やっちゃいけないんですよ。

(玉袋筋太郎)ああ、やっちゃいけない?アウト?

(吉田豪)アウトっていうか、まあ一応ね、経歴的には大人計画出身ですけど。デリケートな感じで辞めているっぽくて。世間的にはなぜ辞めたか?一切伝わってないぐらいな感じで。だからみんなそこをいじらないようにしてるんですよ。なるべく。

(玉袋筋太郎)じゃあ太田総理は、なに?確信犯で行っちゃったの?

(吉田豪)なにも知らなかったみたいです。

(玉袋筋太郎)知らないで行っちゃったの?

(吉田豪)で、普通だったらそういうことを突っ込んで、田中さんがフォローするんですけど。田中さんも知らないで。で、もっと言うと、スタッフも誰も知らなかったみたいで。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)もっと調べましょうよー!

(玉袋筋太郎)豪ちゃんは知っているわけだもんね。

(吉田豪)知ってるから、ラジオですぐに実況ですよ。『大変なことになっている、いま!』っていう(笑)。『ずーっと大人計画の話、掘ってるよ!』って言って。


(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)ヤバい!ラジオ聞いて!っていう。

(吉田豪)で、やっと大人計画の話が終わった。松尾スズキさんの話とかをずーっと掘っちゃって。『松尾さんとモメてるはずなんだよ・・・』って思いながら。ずーっとハラハラしてて。で、『やっと松尾さんの話が終わった!』と思ったら、『グループ魂とかはどうなの?』って言って。『そこなんてもっと接点ないわ!』と思って。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)あり得ない、これ!っていう。

(玉袋筋太郎)いっちゃうねー!下調べとかないってことなのかな?

(小林悠)資料とかはどうなんでしょう?ないってことなんでしょうか?

(吉田豪)太田さん、でも結構そういう感じで。相手に挑むタイプみたいなんですよね。

(玉袋筋太郎)あ、野面で行くんだ。

(吉田豪)だからこその事故も起きるし、おかしなこと、よくありますよ。

(玉袋筋太郎)まあ自爆すること、あるんだよな。地雷踏んじゃうことっつーのは。

(小林悠)でも温水さんはぜんぜん大人の対応で?

(吉田豪)大人の対応で。だから温水さんがそんなに、大人の対応で生放送でそこまでそういう話をするのが新鮮で。深い話は一切してないんですけど、スリリングで面白かったんですよ(笑)。

(小林悠)(笑)。知ってて聞くと面白いですよね。

(玉袋筋太郎)聞き応えあるねー!

(小林悠)それはまったく太田さんは野面でやってしまったわけで?

(吉田豪)そうですね。ただ、そういうのを聞いたら、『本当にそれを知らずにやっていたんだけど。知っててもやったと思う』っていう感じで。

(玉袋筋太郎)ああー!

(吉田豪)『まあ、それぐらいだったら問題ないだろうし』っていう感じで。

(玉袋筋太郎)だって、とくダネ!のね、頭のことをイジったりとかしてたもんな。

(吉田豪)積極的にイジりますよね。まあ、『あれはセッティングが悪い』って言ってましたけどね。

(玉袋筋太郎)ああ、セッティングが。

(吉田豪)たけしさんがいて、とくダネ!の人がいたら・・・そりゃイジるでしょっていう。誰が最初にイジるか?みたいな、ねえ。戦いじゃないですかっていう。

(玉袋筋太郎)どっちが先にピストルを抜くか?っていう。

(小林悠)(笑)

(吉田豪)どっちが早いか?(笑)。

(玉袋筋太郎)早撃ちだ。おっ!って。

(吉田豪)しょうがないですよね。

(玉袋筋太郎)美味しい。でも、『セッティングミス』っていいね(笑)。上手いよ、それ。

(吉田豪)(笑)。でもそこで、やっぱり太田さんが異常だと思うのが、ラジオで・・・まあ週刊文春でちょっと前にメリー喜多川さんのインタビュー記事が載って。

(玉袋筋太郎)読んだよ!俺も。

(吉田豪)ねえ。一部で話題になったんですが、まあメディア上ではほぼ話題になっていないんですよ。当然。デリケートなんでしょうけど。で、あの中で『飯島呼んできて、飯島』ってメリーさんが言うのがあったんですが。これをラジオでネタにして、モノマネし続けてるの、太田さんだけなんですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)まあな!

(小林悠)なんですか、それ?(笑)。

(玉袋筋太郎)これはすごい。

(吉田豪)あり得ない。で、そのたびに田中さんが真顔になって怒るっていう。『いい加減にしろよ、お前!』って(笑)。

(小林悠)笑いがない(笑)。

(吉田豪)最高で(笑)。

(玉袋筋太郎)うん。『飯島呼んできて』は、これはね、やっぱりなかなか踏まないよね。そこは。

(吉田豪)踏まない。踏まない。

(玉袋筋太郎)虎の尻尾だから。うん。

(吉田豪)でも、太田さんの中で『ジャニー社長とかはシャレの通じる人だから全然大丈夫』っていう認識で、そういう話してて。『トシちゃんとも、「ジャニー社長は本当に何でもOKないいおじさんだ」って話している』っていうんですけど。

(玉袋筋太郎)ほうほう。

(吉田豪)で、今回このインタビューやって、原稿チェックが独特だなと思ったのが、こういうようなデリケートな、一般のたぶん芸能界ではデリケートとされる話がこのへんじゃないですか。

(玉袋筋太郎)うん。まあ、そうだな。

(吉田豪)このへん、削られる覚悟でしてるんですよ。削られる覚悟でしている話、結構多くて。僕、ダウンタウンの松本さんの話を振ったりとか。

(玉袋筋太郎)振るね、また!

(吉田豪)そのへんが全部OKで通っていて、何を削られたか?っていうと、これを読んだら太田光代社長が怒るかも?っていうところを削るんですよ(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(吉田豪)タブー、そっちなんですよ!

(玉袋筋太郎)カミさんなんだ。へー!

(吉田豪)そう(笑)。最大のタブーがそっちで。

(玉袋筋太郎)ファーストレディを怖がっているわけだ。

(小林悠)社長というより、奥さんっていう方が強いってことなんでしょうかね?

(吉田豪)そこの関係性が特殊で面白いですよ。うん。

(小林悠)へー!そういう1人の奥さんとして・・・

(吉田豪)事務所としても面白いですね。まず、そこを、『あの、ちょっとここ、デリケートなんで、ここを削らせてもらっていいですか?』って。他、もっとデリケートな話、いっぱい載ってますよ!っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)あるだろう?アウトだぜ、それ、ほとんど。うん。カミさんなんだね。へー!

(小林悠)そうなんですね。面白いな-。

(吉田豪)だから、いろんな騒動が起きている時に、だから太田さん、ある程度腹をくくっている人で。ネットで叩かれたりしている時も、『刺しに来いよ』ぐらいの覚悟はあるっていう話をするんですよ。『いつでも来いよ』って。ただ、そういうことを言うことによって、結局それによって、それの対応をするのが事務所側だから。事務所側に抗議の電話が来たりとか、刺しに来る人が実際に来たらどうなる?みたいな感じで対応しなきゃいけなくなるとかで。『結果、俺が怒られる。だから嫌なんだよ』っていう。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)だから嫌だから、『上に怒られるぐらいだったら来てくれ!』っていう話なんですよ。

(玉袋筋太郎)ああー!

(吉田豪)『要は、そういうバッシングよりも何よりも、いちばん怖いのは光代社長ってことですね?』って言ったら、『そういうことなんだよ!』って(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(小林悠)かわいらしい!

(玉袋筋太郎)ねえ。そういうのがあるんだね。それぞれの夫婦間っつーのは、あるんだ。問題が。

(小林悠)玉さんの家もね(笑)。いろいろあるみたいですけど。

(玉袋筋太郎)まあまあ、家のノリコは、うん。まあ・・・

(吉田・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)家の山の神の話はもう・・・怖い怖い怖い。うん。

ネット住人になかなか笑いが伝わらない

(小林悠)で、その2なんですが。いまもちょっとお話出ましたけど。ネットでね、ラジオでちょっと言った話がウワーッ!と拡散してってことが、最近普通ですけど。

(吉田豪)まあ、僕も拡散している側の人間ではありますけども。

(玉袋・小林)(笑)

(吉田豪)僕の拡散の方法には、太田さんにも言ったんですけど、理由があって。僕は、『いまラジオを聞いてください!』っていう拡散なんですよ。

(玉袋筋太郎)おおー!

(小林悠)聴取率。ありがとうございます。

(吉田豪)聴取率アップの活動なんですよ。『いま、事件が起きてます!』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)現場より。

(吉田豪)そうです。そうです。すぐ速報して・・・っていう感じで。

(玉袋筋太郎)即時性だよね。

(吉田豪)だから、後からまとめるサイトとかがよくあって。それが役に立つ部分も僕もあるんですが、ただ、その空気感をまとめる能力が正直言ってないじゃないですか。

(玉袋筋太郎)うん。

(吉田豪)放送で聞いていればギャグだってわかる部分が『(笑)』もないまま、まとめられてる感じとか。

(玉袋筋太郎)あるねえ!やたら、あるねえ!うん。

(吉田豪)それによる事故が結構ある、じゃないですか。

(玉袋筋太郎)結構もなにも、ネットとか見てるのかね?あの総理は。

(吉田豪)あの、太田さんはネット大っ嫌いな人ですね。ネットの悪口をこのネットニュースのインタビューで散々言うっていう(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。本末転倒だろって。

(吉田豪)ということをやった結果、これがニコニコニュースというところに転載されまして。で、ニコニコ動画の愛好家の方々が読んで、大激怒ですよね。

(玉袋筋太郎)あらー!

(吉田豪)『太田許さない!』みたいなものがずーっと続くんですが、インタビューの中を読んでないんですよね。中で、そういうような話を散々してるのを読まずに、見出しだけで反応しちゃっている感じの、そのネットの弊害っていうのをそのまま表しちゃうような状態になって。ああ・・・っていうね。

(玉袋筋太郎)(笑)。厄祓い行った方が、いいな。うん。

(吉田豪)(笑)。だから、本人も散々『ネット嫌いだ』って言いながら、『調べ物とか買い物ではネットを利用するし・・・』って。ネット最高な話もあるんですよ(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(吉田豪)『まあ、言っちゃえばネットなかったら、俺は生きていけないけれども・・・』って話も自分でしてるんですけどね。

(玉袋筋太郎)なるほどね。でも、依存まではしていないと。そこまでの依存っていうかね、そこ中心にこう、見てるとか、物事を考えちゃうっていう。

(吉田豪)まあだから、調べ物とか実用的な方で使っているっていう。だから、日曜サンデーで『安倍っていう馬鹿野郎』って言って大炎上した件がものすごい最近は話題になったんですけど。

(玉袋筋太郎)だから、面倒臭えと思ってるのかね?

(吉田豪)そうですね。だから結局太田さん、『わざわざこうやって説明するのも馬鹿らしいっていうか嫌なんだけど・・・』って言うんだけど。で、太田さんが田中さんの頭を叩いたら、『それはイジメだ』って言われるけど。それは叩いている俺が馬鹿だなっていう風にイジってほしいようなことで。『お前、いま叩くようなところじゃないのに、何やってんだ?』みたいな。っていう部分を笑ってほしいとか、突っ込んでほしいっていうことなのに。

(玉袋筋太郎)うん。

(吉田豪)だからね、安部首相についても、『何言ってるんだ、この馬鹿!?』って言ってほしいっていう(笑)。

(玉袋筋太郎)ああ、そういうことだよな。

(吉田豪)それを超える感じで、素の、『お前、いい加減にしろよ!』ってなっちゃうのが嫌だっていう。

(玉袋筋太郎)うん。わかる!

(吉田豪)『お前の方が馬鹿なんだよ』って。だから、村上春樹の批判とか、しょっちゅうやってるんですよね。ラジオで。クソつまんないとか。あれも要は、『お前の方が本、売れてねえだろ?』っていうのをまず言ってほしいっていうのが。

(玉袋筋太郎)『お前が言うな!』っていうところを含めて。

(吉田豪)『お前の小説、なんなんだよ?』がまずベースにあるんですよ。

(玉袋筋太郎)『マボロシの鳥』みたいな。



(吉田豪)そうそうそう(笑)。

(玉袋筋太郎)ブックオフに売りましたけれども。

(吉田豪)(笑)。なんで?お互いに本を贈り合う関係なのに。

(玉袋筋太郎)いや、そう。

(小林悠)そこまで説明しなきゃいけないのもちょっとね・・・

(玉袋筋太郎)そう!それも野暮なんだよ。うん。だからここまで総理が・・・

(吉田豪)『「ボケなのに」っていうことを・・・』っていうね。

(玉袋筋太郎)手の内を明かすというか。そこまで俺に言わせるなっていうことなんだろうな。そうか。

(吉田豪)ややこしい時代なんですよね。

(小林悠)本当、それはちょっと大変だなと思いますけどね。

(吉田豪)ややこしい時代問題で言うと、最近で言うと、このラジオの音声をね、動画サイトに上がるパターンって前からありますけど。最近、その音声を5分くらい抜粋して刺激的なタイトルつけてアップするっていうのが増えてきて。

(玉袋筋太郎)嘘?

(小林悠)ええっ!?

(吉田豪)そうなんですよ。で、その刺激的なタイトルで検索して。検索した本人が、もう10年ぐらい前に話した僕の話とかで、『ぜんぜんこれ、違うじゃねーか!』って怒って抗議の電話をかけてくる怖い人がいたんですよ。

(小林悠)ええっ!?

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)本当に迷惑じゃないですか。で、10年前のディテールで話しているのであって・・・っていう。

(玉袋筋太郎)そうだよな。それをいま見てよ、反応されても、それは困っちまうよな。

(吉田豪)『これ、なんとかなんないのか?』って言われて。で、これ実は太田光代社長も、僕、太田光代社長のを話していたのをそんな感じでたぶんまとめられて。ご本人が聞いて。電話かけてきて。『あれ、誰かが勝手にやっていることでしょ?私が抗議して消してあげようか?』って言われたこともあるって言う。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)僕と太田光代社長の特殊な関係っていうね。

(玉袋筋太郎)すごいねー!おもしれえ!さあ、続いて?

(小林悠)でも、玉さん、言いたいことあるんじゃないですか?たけしさんのことについては。

(吉田豪)ですよね。

価値観を変えられたビートたけし

(玉袋筋太郎)ああ、『価値観を変えられたビートたけしさんの筋』。おおー、これもやっぱ、ねえ。触れないわけにはいかないもんね。うん。総理にはね。

(吉田豪)そうですね。だから元々ね、欽ちゃんが好きだったのに、たけしさんが出てきたことによって価値観が変わって・・・みたいなね。まあ、音楽ではサザンが同じ時期で。それまではアリスの大ファンだったのがガラッとね。ハンド・イン・ハンドだったのが変わっていった、みたいな。

(玉袋筋太郎)うん。サザンになった。

(吉田豪)そうですね。で、最近、TVタックルでたけしさんと欽ちゃんの話をしたってことで。欽ちゃんがいかに残酷なのか?っていう話で意気投合してったわけなんですけども。

(玉袋筋太郎)そうらしいな。

(小林悠)残酷ですか?欽ちゃんが。

(玉袋筋太郎)欽ちゃん。『欽ちゃんファミリー』って言ってるんだよ。欽ちゃんファミリーとたけし軍団っつったら、どっちが残酷か?って言ったら、軍団の方が残酷だって感じ、するじゃないですか。

(小林悠)イメージ的にね、なんか裸でスキー場走ったりとかね。

(吉田豪)ひどい目に合わされて・・・みたいな。

(玉袋筋太郎)本当だよ。こんな芸名を付けられて・・・みたいな。

(吉田豪)あっちはファミリーなのにね、軍団だもんね(笑)。

(玉袋筋太郎)軍団だもん!アーミーだもん!

(小林悠)みんな一軍人ですから。

(玉袋筋太郎)そうなんですよ。

(吉田豪)ところが、本当、欽ちゃんファミリーのファミリー感のなさって異常なんですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)そうなんだよ!それは怖いよ!

(吉田豪)ぜんぜん家族じゃないんですよ(笑)。

(小林悠)あらららら・・・

(玉袋筋太郎)なんかね、仮の家族だね。あれは。岸辺のアルバムだね。

(吉田豪)あ、そうですね。流されてますね。

(玉袋筋太郎)流されてると思うよ。

(吉田豪)軍団の方がファミリー感、ありますよね。

(玉袋筋太郎)まあ、軍団の方が一枚岩は一枚岩だよね。

(吉田豪)そうですね。なにかったら師匠を守ろう!みたいな感じがすごい・・・

(玉袋筋太郎)あるけど、見栄張にはそれがないと。

(吉田・小林)(笑)

(小林悠)具体的に出さないでくださいよ。

(玉袋筋太郎)西山浩司さんにはあるのか?みたいなね。うん。どうなってるんだろうね?ここは。それ、やっぱり価値観を変えたんだ。うん。

(吉田豪)そうですね。でもやっぱ、そのへんのやり方がたけしさん、上手かったですよね。ドリフと欽ちゃん、どう倒すか?がテーマで。で、欽ちゃんにはたぶんすごい真面目なつまらない感じの芸人だ、みたいな感じのイメージを植えつけたたけしさんが上手かった気がするんですよ。

(玉袋筋太郎)まあ、たしかにね。視聴率、当時100%男っつって。うん。『100%見られるお笑いなんて、面白いわけねーんだ』っていうようなことを言ってたよね。『どうせなら俺は、1ケタでも、ちゃんと喜んでくれる人が見る番組を作りたい』とはよく言ってたよね。負け惜しみでね。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)そういうことを言うんじゃない。聞いてたら俺、やられちゃうから。うん。本当ですよ。

(吉田豪)でも、この対照的なようで、でもやっぱり欽ちゃんの方が凶悪だったりする部分も含めて面白いですよ。

(玉袋筋太郎)まあ、たしかにな。

(吉田豪)そうなんですよ。だから、談志さんとかたけしさんとかの方が悪いイメージがついているけど、逆ですよねっていうね。

(玉袋筋太郎)ああー!
,
(小林悠)でもほら、24時間テレビで欽ちゃん、ランナーとかしてましたよね?そういうチャリティーのイメージとか。まあ、やっぱりそれはファミリーのイメージがあるからじゃないかな?とも思ったんですけど。そういう意味ではないんですか?

(玉袋筋太郎)あんまりそれはないんじゃない?だって実際、ゲストが来た時に、あんまりそんな風に言わなかったじゃん。

(小林悠)まあ、結構サラッとはしてましたけどね。うん。

(玉袋筋太郎)サライならぬ、サラリだよね。本当。

(小林悠)サラリ(笑)。

(玉袋筋太郎)サラリーだったりしてね。実は。ほしいのは、みたいな。

(小林悠)ほしい(笑)。いろいろ考えちゃいます。

幻の浅草キッド VS 爆笑問題対決

(玉袋筋太郎)不思議な人だからね。大将は。さあ、じゃあ続いてどうしようか?『チャップリンとバスター・キートン、両方に憧れてる筋』。これは太田光さんがね。

(吉田豪)でも、ねえ。正直、あれじゃないですか。この筋だったら、僕、幻の浅草キッド戦の筋の方が聞きたいですよ。

(玉袋筋太郎)ああー、いいよ。そう来ますか?

(吉田豪)あれ、だってたまむすび発アングルじゃないですか。

(玉袋筋太郎)そうなんだよね!東スポの記者の方が。どうやって1面を取るか、教えてやる!っつって。俺がそのね、対戦要求をブチ上げたわけですよ。

(吉田豪)はいはいはい。

(玉袋筋太郎)そしたら見事、ねえ。東スポの1面、取れたわけですよ。で、『どうだ、小林さん。こうやって世間とプロレスしてくんだ!』と。
http://miyearnzzlabo.com/archives/14041
(吉田豪)してましたよね。で、向こうのね、太田光代社長も乗ってきてくれてね。

(玉袋筋太郎)そうそうそう。で、まあこれ、やることに。

(吉田豪)太田さんも乗り気でしたもんね。
http://miyearnzzlabo.com/archives/14072
(玉袋筋太郎)ねえ。『やってやろうじゃねーか!』って。あっ、これ面白えプロレスになってきたなって。まあ、プロレスなんだけど、真剣勝負かもしれないしね。

(吉田豪)だから打ち合わせのないプロレスっていう、僕らがいちばん好きなやつじゃないですか。

(玉袋筋太郎)まあ、たしかに。なんか始まっちゃったぞ!?みたいな。

(吉田豪)なんとなく、お互いの空気感で合わせていくけど・・・っていう。

(玉袋筋太郎)初期猪木ゲノム的な。なんかそういう。

(吉田豪)そうそう。大好きなやつですよ。

(玉袋筋太郎)危なっかしいな、これ!っていう。

(吉田豪)どう転ぶかわかんないっていう。

(玉袋筋太郎)わかんないっていうところで結構盛り上がったんだけど、まあ俺がちょっとね、うん。

(吉田豪)なにがあったんすか?

(玉袋筋太郎)話、聞いてない!っていう・・・

(吉田豪)なにがあったんすか?(笑)。

(小林悠)突っ込みますねー。

(玉袋筋太郎)だって浅草キッドと爆笑問題っつったらさ、田中と太田、玉袋と水道橋博士。この4人しかいないわけだよ。

(吉田豪)4人ですね。田中さんが怒ったんですか?

(玉袋筋太郎)いや、田中は怒ってないと思うな。田中は怒ってないな。で、『聞いてないよ』ってことだよ。『聞いてないよ、お前』っていう。

(吉田豪)だからプロレスやるんだったら、ちゃんとね、じっくりやろうよってことですよね?

(玉袋筋太郎)そうそう。で、まあ俺としては、本当に真剣勝負!って煽っといて、うん。なんか大喜利やったりとか、熱湯風呂入ったりとか。そういう戦いをイメージしてたんだけど。みんな漫才で、ガチンコ対決。

(吉田豪)潰し合いじゃねえのかよ!?っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)そうそうそう。それでね、儲けちまおうって俺は思っていたわけさ。

(吉田・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)そうですよ。それをちょっと急に、カチーッ!っと。『真剣勝負だから。俺はもうこの半年、仕事を止めてその一戦にかける!』って。

(小林悠)ということになっちゃった?

(吉田豪)だから、その戦いのモチベーションも本気だったわけですよね。

(玉袋筋太郎)そうそうそう。もちろん、その意地の張り合いだから。俺、好きだけどね。そういったことは。

(吉田豪)そのへんの調整が上手くできれば、またやれる気はするんですよ。僕。

(玉袋筋太郎)ああー、できるかね?

(吉田豪)っていうのを煽りたくて、太田さんも煽ってきたんですよ(爆笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)ええーっ!?

(吉田豪)やりましょうよ!っていう(笑)。

(小林悠)嘘?言ったんですか?太田さんに?

(吉田豪)さんざん言いましたよ。

(玉袋筋太郎)この、放火魔!吉田豪!

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)いや、面白いよね。

(吉田豪)ファンは見たいですよ。どっちも好きなんですよ。

(小林悠)えっ、なんて言ってました?

(吉田豪)いや、太田さんはぜんぜんいいんですよ。『田中がな・・・』って言っていて(笑)。

(一同)(爆笑)

(玉袋筋太郎)やっぱね、背が低いやつはダメだ!チビはダメだ!おい。

(吉田・小林)(笑)

(吉田豪)最高なんですよ、そういう関係性が。また(笑)。

(玉袋筋太郎)また、いいねー!うん。

(吉田豪)田中さんが意外とガチだっていうのは有名ですからね。

(玉袋筋太郎)まあな。

(小林悠)真面目なんですよね。

(吉田豪)真面目とも、また違うんですよ。田中さんの方が口が悪い問題っていう。

(玉袋筋太郎)キラー田中。キラーだからな。あれの方が。

(吉田豪)ちょっと前に僕、田中さんと一緒に本を作ったんですけど。あの、すごかったですよ。原稿チェックで削られた部分のキラーぶりのすごさっていうね。

(玉袋筋太郎)おおー!いい話だね。

(吉田豪)ぜんぜん太田さんより口悪いですよっていう(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(吉田豪)毒舌、どっちだ?っていう話ですよ。

(玉袋筋太郎)それはツービートでビートきよしの方がすごいっていう話だ(笑)。

(吉田豪)すごいんですよね。『常識ないの、どっちだ?』っていう話ですよね。

(玉袋筋太郎)それはもう、ビートきよしさんですよ。

(吉田豪)(笑)。たけしさん、常識人ですよ。ぜんぜん。常識わかった上で、どう踏み外すか?を考えてる人じゃないですか。

(玉袋筋太郎)そう。きよし師匠はないから。コンプライアンスって。法令遵守がないからね。

(小林悠)でも、ガチで外しかねないと。きよしさんの方が。

(吉田豪)そうです。

爆笑問題田中裕二へのダメ出しはラジオで

(玉袋筋太郎)でも、そこがまた面白い。我々。近くにいる人間からすると、ハラハラするところが面白い。うん。さあさあさあ、じゃあこれ、なんだ?その5。『相方田中裕二さんへのダメ出しはラジオでやっちゃう筋』。これ、やっぱりコンビ関係だよね。

(吉田豪)コンビ関係で。だから、実はものすごいね、太田さんが伸び伸びとやっていて、田中さんが常識人でやっているみたいなイメージじゃないですか。真逆って言っちゃうとあれですけど。ものすごい気つかってるんですよね。太田さん(笑)。

(玉袋筋太郎)あ、総理の方が。

(小林悠)田中さんにですか?ええーっ!?そう見えないですよね。

(吉田豪)『これを言うと、田中キレるから言わないでおこう』みたいなのがいっぱいあって・・・みたいな(笑)。

(玉袋筋太郎)おおー!

(小林悠)いっぱいですか?

(吉田豪)いっぱいあって。で、プライベートとかで言うとぜったいに大変なことになって何時間も引きずるから、溜めに溜めてラジオで言うらしいんですよ(笑)。だからたまにラジオで明らかにガチなことを言って、田中さんもガチで怒って、みたいなことがよくあるんですよ。それは、そういうことなんですよね。普段言えないからなんですよ(笑)。

(小林悠)そういうことか!

(玉袋筋太郎)これなんだよね。まあ、これはお互い50才っていうのがいいんだ。うん。5才違ったりすると、これができなかったりするんだ。うん。

(吉田豪)なるほど。誰の話ですか?

(玉袋筋太郎)いやいやいや!

(吉田・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)5才ぐらい違うとそういうことが。だから本番中でやっちゃえば、そこでガス抜きができたりする・・・

(吉田豪)だからそういう場があればいいんだと思うんですよね。

(玉袋筋太郎)そうなんだよな。

(吉田豪)場を作りたいですよね。誰の話かわからないですけど(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。それね、豪ちゃん、あれだよ・・・博士にインタビュー申し込んだら断られたっていう。

(吉田豪)(笑)

(小林悠)えっ?そうなんですか?

(吉田豪)まっ、もう1個、行きますよ!まだ行きます。大好きです!

(玉袋筋太郎)行こう行こう行こう。

太田邸UNO対決

(吉田豪)じゃあ、最後のね。

(玉袋筋太郎)最後。『太田邸で開催』。

(小林悠)UNO?UNOやったんですか?

(吉田豪)僕、光代社長を何度も取材してるんですけど。2回目に取材した時に、そのまま自宅に拉致されて。で、太田さん、寝ていたのに起こされて。一緒に飲んだりとかあったんですけど。その後も太田さんが寝ている時にご自宅に呼ばれて。目の前をララア・スンみたいな歩き方をする光代社長の後を僕が歩いて行くようなことが何度かあって。で、今回の取材の後もそうだったんですよ。3人で食事して、そのまま『家に来て』って言われて。

(玉袋筋太郎)首相官邸に。

(吉田豪)で、太田さんが最近、ずっとUNOとかもしてくれないで、ぜんぜん遊んでくれないってボヤいていて。ずっと言ってたんですよ。『昔はかくれんぼとかしてくれたのに、ぜんぜんしてくれない』っていう。で、3人でUNOとブラックジャックやったんですよ。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)ところがその時も、光代社長が『吉田さんがいるから、付き合っているだけ。これも』みたいな感じで(笑)。大変。もうずーっと、太田さんのフォローですよ。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)『大丈夫!太田さんはちゃんとしてますよ!』みたいな。『俺、なにやってるんだろう?』と思いながら。大変なんですよ。だから僕、太田光代社長に『吉田さんと結婚しなおしたい』って実はイベントで言われたことがあって。

(玉袋筋太郎)そうだよな。

(吉田豪)それを僕、太田さんにテレビ番組の収録で報告したこともあって。僕、太田光代社長をお姫様抱っこしたこともあるし。『お姫様抱っこしないと帰らない』って言われて、僕が飲んでいる時にお姫様抱っこして車に入れたっていう流れが。

(小林悠)そんなことが!?

(吉田豪)そういうようなことを太田さんに言った流れがまず、ありまして。で、今回、3人で飲んでいる時に『吉田さんと結婚しなおしたい』って言われて、『どうしよう!?』と思って(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)自宅で(笑)。

(小林悠)どうしたらいいんだろう?

(吉田豪)さんざん、もう、『僕はこの2人に仲良くしてほしいんです!この2人が大好きなんです!』っていう(笑)。『この2人がイチャイチャしている感じが大好きなんです!』って。

(玉袋筋太郎)このねえ、夫婦のかすがいが吉田豪っていうところがいいよね。

(小林悠)本当ですね(笑)。

(吉田豪)完全にいま、そうなっていて。23年飼っていた猫が亡くなっちゃったので、猫を介して会話してるような感じがちょっとなくなっちゃってるんですよ。だから、3人で食事した時に、すごい思ったんですよ。完全にこれ、僕を介して会話してるっていう感じで。僕が太田さんに話を振ったりとか、ずーっとこれをやっていて。

(玉袋筋太郎)まあ、どこの夫婦も一緒だな。ウチも犬を介してしゃべっているしな。で、やっぱこう、冷戦とか激しい戦争になった後は俺、友達連れて帰るもんな。

(小林悠)ああ、やっぱりそのかすがいとして。

(玉袋筋太郎)うん。

(吉田豪)で、ちなみに今回の原稿チェックが太田光代社長に回った時から、明らかに光代社長が太田さんと夫婦喧嘩が始まった感じが・・・

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)『吉田さんのせいよ』みたいなことが書いてあって。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)こんだけ気をつかったのに、原稿チェックでまた問題が・・・って(笑)。


(玉袋筋太郎)(笑)。いいねー!まあ、知られざる裏側が見えたみたいだね。

(小林悠)本当ですよ。

(玉袋筋太郎)3Dプリンターで出来上がったみたいだよ。うん。夫婦像が。いやー、仲良くしたいもんですな。

(吉田豪)そうですよ。いろんな意味でね。

(玉袋筋太郎)いろんな意味で仲良くしましょう!

<書き起こしおわり>

吉田豪 清水健太郎イベントの久田将義の失敗を語る

$
0
0

吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。近況報告でロフトプラスワンで行った清水健太郎さんイベントを紹介し、共演した久田将義さんが清水さんに絡まれまくった話をしていました。


(松本ともこ)この2週間を振り返ってみると、なにか忙しいこと、なにか大変なこと、ありましたか?

(吉田豪)大変なこと?大変なのは清水健太郎さんとやったイベントですかね。最高に面白かったですけどね。

(松本ともこ)あ、本当ですか?

(吉田豪)最高に面白かったですけど・・・いや、大変な意味でも面白かったですよ。あの、ナックルズという雑誌の編集長だった久田(将義)さんという人がいまして。その人と一緒にやったイベントなんですけど。ええと、久田さんがずっと絡まれ続ける感じですね(笑)。

(松本ともこ)久田さんはあの、編集長としてやってらっしゃることと、たとえばトークショーとかでのプライベートな感じ・・・

(吉田豪)あのダメな感じ。

(松本ともこ)ダメな感じがね、愛される感じですよ。

(吉田豪)あの落差がいいんですけど。

(松本ともこ)ねえ。私も好きですよ。でも、空回りしちゃったんだ。

ドキュメントとして面白い展開

(吉田豪)空回りというか、いや、ドキュメントとして面白いんですよ。あの、マイペースでちょっとなかなか入りづらいような清水健太郎みたいな人に対して、僕がどう隙を見て質問していくか?みたいな。いまだ!と思った時に踏み込む僕のその見切りと、あと久田さんが見込みを間違えて。見切りを間違えて、行っちゃいけない時に行って清水健太郎さんが『ああっ!?』ってなるみたいな。それが繰り返される感じなんで。ある意味、面白いドキュメントなんですよ(笑)。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)『ダメだよ、久田さーん!』みたいに。見てるとハラハラするっていう(笑)。

(松本ともこ)わかっているから、ハラハラしながら楽しんだと。

(吉田豪)そう(笑)。『いまのはそれ、間違っているよ!』みたいな。

(松本ともこ)『そこじゃないよ!』みたいな。

(吉田豪)違うかぶせ方をしちゃって、『ああーん!?』みたいな感じで(笑)。

(松本ともこ)そうか(笑)。でも、まあ会を終わってみれば、それはよかったなと。

(吉田豪)いや、面白かったです。もう、ご機嫌すぎて。その日、結構大きな地震があった日なんですよ。イベント中に。で、結構会場も、『おっ、ヤバいんじゃないか?』ぐらいになったんですけど。清水健太郎さんは久しぶりにそんなウェルカムなトークショーに出てるもんだから、『地震なんかより、俺を注目してくれ!』っていう感じなんですよ。

(松本ともこ)おおー!そんなにテンション、上がってたんだ。

(吉田豪)『もういいじゃん、そんなもん!俺がここにいるんだよ?』みたいな感じで(笑)。

(松本ともこ)そう言われても・・・(笑)。お店の人も困っちゃう。

(吉田豪)すっごいペースで面白かったですよ。あの、謎の安心感がありましたよ。『なんか清水健太郎さんがいると、なんかもう大丈夫な気がしてきました』っていうフォローを入れましたけどね。

(松本ともこ)いやー、でもそれだけ清水健太郎さんも心が、ちょっとね。まあ、仲間と一緒にやっている感じが。まあ、独特の雰囲気作りますもんね。吉田豪さんのイベント。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/26304
http://miyearnzzlabo.com/archives/26856

吉田豪 モヤッとする通販サイトを語る

$
0
0

吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。近況報告で最近遭遇したモヤットする通販サイトについて話していました。



(松本ともこ)あともう1個。

(吉田豪)なんすか?

(松本ともこ)ツイートを見たら、通販でCDを買おうとしたと。住所登録とかをしますよね。そしたら最後、『送料1000円』って表示されて、そっとウィンドウを閉じたって(笑)。

(吉田豪)昨日、つぶやいてますね。


(松本ともこ)ちょっと!それってなに?(笑)。

(吉田豪)『それってなに?』を言うと角が立ちますけど。通常こういうのの場合は送料が高い時って、他にいろいろ買って。CDいっぱい買ったりとか、Tシャツを買ったりとかして、これならいいかぐらいにするっていう、結構いいお客さんなんですよ。基本的には。

(松本ともこ)うん、うん。

(吉田豪)そういうことをやろうにも、この時は、ここのやっている通販っていうのは商品が3つしかなくて。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)で、1万円買ったら送料無料って書いてあるんですけど。3つ買っても1万円にならないんですよ。どうすりゃいいんだよ、これ!?っていう(笑)。

(松本ともこ)冗談みたいな話(笑)。

(吉田豪)罠じゃん!っていう(笑)。そっと閉じますよ。そりゃ(笑)。

(松本ともこ)閉じるよね(笑)。

(吉田豪)閉じるしかない。

(松本ともこ)豪ちゃんだけじゃなく・・・(笑)。

(吉田豪)しょうがないっていう。

(松本ともこ)つぶやしてたのがおかしかった(笑)。

<書き起こしおわり>

吉田豪 カラオケ感のあるカバー楽曲特集(アイマス曲多め)

$
0
0

吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。番組の企画に合わせて、カラオケ感のあるカバー楽曲を特集。アイドルマスター関連曲を多めに紹介していました。

(松本ともこ)今日の特集はなんでしょうか?

(吉田豪)はい。『カラオケ感のあるカバー特集プラスα』。

(松本ともこ)はい。さっそく。

(吉田豪)今日、番組全体がカラオケ特集ということなんで、無理やり寄せましたよ。

(松本ともこ)ありがとうございます(笑)。

(吉田豪)パワーウィークということなので、無視するわけにもいかないので(笑)。

(松本ともこ)数字に出ます!ありがとうございます(笑)。

(吉田豪)という中で、いま流れているのがね・・・っていうか僕がカラオケ感のあるすごい名盤だと思っているのがあるんですよ。『筒美京平トリビュート the popular music』っていう、2007年に出たコンピレーションがあるんですけど。



(松本ともこ)はい。

(吉田豪)これがね、カラオケ感って誰もが知っている名曲を俺イズムあふれる感じに歌い切るのがたぶんいちばんカラオケ感が出ると思うんですけど。そういう意味で、これですよ。庄野真代さんの『飛んでイスタンブール』を秋川雅史さんが歌い切るというね。

(松本ともこ)本当だ!彼の世界になっている!

秋川雅史『飛んでイスタンブール』

(吉田豪)あの、成りきっていて。サビの行き過ぎな感じとかも含めて爆笑したんですよ(笑)。

(松本ともこ)これ、飛んでイスタンブールのあのサビに行くわけだ。秋川さんのこの・・・

(吉田豪)行きますよ。このタメたっぷりの(笑)。

(松本ともこ)そうですね。じゃあ、みんなが知っている名曲。たしかに。

(吉田豪)みんなが知っている名曲を完全に俺に染めきる(笑)。

(松本ともこ)俺が歌うっていう。へー!

(吉田豪)なんだろう?いや、どんなトリビュートでも秋川雅史入れたら面白いわ!と思いましたよ。

(松本ともこ)たしかに。

(吉田豪)なにをやってもいいです、この人。

(松本ともこ)みんなそれぞれトリビュートする時って、その元の曲とかアーティストにリスペクトがあるから、ちょっと遠慮があったりとか。

(吉田豪)ねえ。ほぼコピーみたいになっちゃうこと、意外とありますけどね。

(松本ともこ)これ、ちょっといま一瞬、聞いてる方もあっ!ってわかったと思う。いま。へー!ちょっとサビが・・・

(吉田豪)全てが『千の風になって』みたいになって(笑)。全てをそっちに持っていく。

(松本ともこ)ちょっと聞きたい気もするなー、サビ。

(吉田豪)サビまで待ちます?

(松本ともこ)でも、このタメだから行かないんだね。あ、来た。ここだ!

(歌:秋川雅史)飛んでイスターンブゥーーールゥーーー♪ひかるーさばくーでロォーーールゥーーー♪

(松本ともこ)たしかに、ロールもここまで(笑)。

(吉田豪)いいですよね。

(松本ともこ)ありがとうございます。

(吉田豪)そういう感じで。で、これに入っているものから1曲目も行きたいなと思うんですけど。筒美京平さんのこのコンピから。尾崎紀世彦さんの『また会う日まで』。これをクレイジーケンバンドがカバーしてるんですけど。これ、もうオリジナルじゃないか?ぐらいのハマり方なんですよ。

(松本ともこ)そうですか!これがもしや、オリジナル?

(吉田豪)完全に横山剣さんの持ち歌ですっていうレベルのしっくり具合。

(松本ともこ)へっ!あの、だってみんなが知っている曲ですよ。それを?

(吉田豪)見事!っていう感じなんで。聞いてください。クレイジーケンバンドで『また会う日まで』。

クレイジーケンバンド『また会う日まで』



(松本ともこ)これは聞いちゃうな-。

(吉田豪)完全に持ち歌ですよね(笑)。

(松本ともこ)なんか剣さんが好きだから・・・

(吉田豪)まあ、筒美京平先生大好きな人ですからね。

(松本ともこ)だから歌っていての・・・

(吉田豪)違和感ゼロどころじゃないっていう(笑)。

(松本ともこ)すごいな。これは(笑)。

(吉田豪)あんなに本人の、オリジナルの個性がこんなに強いのに(笑)。違和感なくスッと変われる。

(松本ともこ)自分自身が好きだったから、まあ戻るじゃないですけど。

(吉田豪)理想のカラオケじゃないですか。これ(笑)。

(松本ともこ)ねえ。『また会う日まで』。クレイジーケンバンドでした。さあ、続いては?

(吉田豪)続いては、まあ、これもまたこの流れで行くんですけどね。ちょっとカラオケからは離れるかもしれないんですが、前に、以前ここでアイドルマスター、アイマス特集を。アイマスを知らない人間がアイマスを特集するって、ちょっと話題になったことがあったんですけど。

http://miyearnzzlabo.com/archives/17298

(松本ともこ)そうそうそう。

(吉田豪)6月3日にアイドルマスターの『MASTER ARTIST 3』というね、シリーズが出まして。それにいろんなカバーがまた入っていたんですが。ここにまた、クレイジーケンバンドのカバーが入っていたので。この流れで流したいという。



(松本ともこ)クレイジーケンバンドをアイマスのアルバムの中でカバーされてるなんて!

(吉田豪)はい。そういうわけで、まずそれを行って見ましょう。

(松本ともこ)誰っていうのは聞いてわかるのかしら?

(吉田豪)四条貴音で『せぷてんばぁ』。

四条貴音『せぷてんばぁ』



(松本ともこ)この四条貴音さんこと、原由実さん。かわいい声ですね!

(吉田豪)いい声ですよね。

(松本ともこ)80年代のアイドルっていう感じ。どんな方なんですか?って聞いたら・・・

(吉田豪)さっきから何度も言ってますけど、何も知らないです。ただ、『せぷてんばぁ』っていう曲はもともと神崎まきさんっていう女性のちょっと黒っぽいソロシンガーの方に横山剣さんがもともと提供した曲で。それをCKBでもやるようになって。その後、堺正章さんとか、最近だとセクシー女優の範田紗々さんとか、いろんな人がカバーして。

(松本ともこ)人気曲。

(吉田豪)それがアイマスにまで届いたというね。

(松本ともこ)すごーい。CDを、アルバムを見れば見るほど、知りたいことがいっぱいあるんだけど、わからない。

(吉田豪)そして、同じくこの6月3日発売にね、大変な1枚があったんですよ。

(松本ともこ)なんでしょうか?

(吉田豪)以前、この番組のアイマス特集でも、釘宮理恵さん。水瀬伊織というアイマスのキャラクタ-ですけど。ロリータ声すぎてちょっとヤバい人のフリッパーズ・ギターの『恋とマシンガン』のカバーとかを流したじゃないですか。

(松本ともこ)はいはい(笑)。あの、声がもうちょっとね、キュンとしすぎて、女子でもびっくりしちゃった、あの。

(吉田豪)というのがまずあって。そして、去年6月に椎名林檎特集でともさかりえの『カプチーノ』がヤバい!っていう話をしました。

http://miyearnzzlabo.com/archives/26597

そして、昨年1月には大滝詠一特集もやったと。

http://miyearnzzlabo.com/archives/17167

(松本ともこ)ほう。

(吉田豪)その流れで、それが1枚にまとまったような、まるで僕への私信みたいな作品が出たんですよ。それがこの、水瀬伊織さんの新譜が『カプチーノ』のカバーと、そして松田聖子『風立ちぬ』。大滝詠一のカバーが入っているという。



(松本ともこ)おおっ!

(吉田豪)釘宮さんがこの2曲を歌うというね。

(松本ともこ)あ、じゃあ『カプチーノ』が入っていたって、すごくないですか?

(吉田豪)そうなんですよ。すごいんですよ。で、『なにこれ?私信!?』と思ったら。『私信乙』ぐらいに思ったら、調べてみたら、アイマスっていうのはアイドルの方がいろんな曲に合わせて踊るゲームなんですけど。それで、水瀬伊織&『カプチーノ』の組み合わせは昔から評判で、大量に投稿されていた定番だったみたいなんですよ。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)私信でもなんでもなかったっていう(笑)。すいませんでした!っていう(笑)。

(松本ともこ)へー!でもなんか、このwith youの流れとしては、わくわくします。

(吉田豪)完璧な流れなんですけど。あの、歌い出しで爆笑しました。これも(笑)。

(松本ともこ)じゃあ聞いてみましょうかね。

(吉田豪)はい。水瀬伊織で『カプチーノ』。

水瀬伊織『カプチーノ』



(松本ともこ)いや、ちょっと出だしをタメたばかりに、余計グッと来ちゃいましたよ。

(吉田豪)歌い出し、爆笑しますよね。

(松本ともこ)いや、びっくりした!だからともさかさんの・・・

(吉田豪)ともさかりえが『私の成長を待って』って歌うのと、明らかな大人の人がロリータ声で『私の成長を待って』って歌うのの意味の違い。そしてこの、椎名林檎感をここまで消しきるっていうね。



(松本ともこ)ないないない!椎名林檎さんはない。

(吉田豪)誰が歌っても、椎名林檎に引きずられる部分ってあるんですけど、全くないですもんね(笑)。

(松本ともこ)最初に、彼女が作り上げたデモテープが絶対に存在して、そこからみんなが引っ張られていくから。

(吉田豪)歌い方とか、あんな感じになりますよね。

(松本ともこ)みんな似てくるのに。ない?

(吉田豪)ゼロですよ(笑)。

(松本ともこ)水瀬伊織バージョンのこの『カプチーノ』、びっくりした!かわいすぎる(笑)。そして、じゃあもう1曲。

(吉田豪)もう1曲、あれなんですよ。今回の特集とは無関係。プラスα部分で。今日発売のCDで、あまりにも素晴らしいのがあったので、無理やり流します。

(松本ともこ)お願いします。何でしょう?

(吉田豪)カバーでもなんでもないんですけども。年間ベスト級の名曲、来ました!っていう。たんきゅんデモクラシーというグループが。

(松本ともこ)たんきゅん?

(吉田豪)たんきゅんデモクラシー。ええとですね、もともとたんきゅんっていうグループがあったんですよ。これが某イカ天バンドのメンバー、マサ子さんっていう。バンドの方がプロデュースで。ちょっと年齢不詳の擬似中学生ユニットみたいな。2人組ユニットだったんですよ。童顔の女性が2人で組んでいる。で、それ自体音楽的にすごい良かったんですけど。たんきゅんデモクラシーになって、年齢不詳なんですけど、小学生と中学生なのかな?っていうモデルの人と、あと犬2匹のユニットになったんですよ。

(松本ともこ)ん?

(吉田豪)そしたら、声の魅力がすごいことになって。あの、子供声プラス素晴らしい声っていう。そんなの組み合わさったらいいに決まってるっていう、あの、この番組で常に言い続ける法則なんですが。それが完璧に出来ましたね。アルバム1枚出していて、それもすごくよかったんですけど、今回のシングル曲は曲のクオリティーもさらにアップしていて、もう涙腺をやられるレベルです。

(松本ともこ)そんなにいま、だって年間ベスト級だって言ってましたもんね。

(吉田豪)僕がTwitterとかで『すごくいいです』って書くこと、滅多にないですからね(笑)。あの、NHKのみんなの歌でオンエアー中みたいなので。聞きやすいと思います。聞いていただきたいと思います。たんきゅんデモクラシーで『ひげヒゲげひポンポン』。

たんきゅんデモクラシー『ひげヒゲげひポンポン』


[視聴リンク]OTOTOY ひげヒゲげひポンポン
http://ototoy.jp/_/default/p/52937

(松本ともこ)私、これ買おう。

(吉田豪)すごいいいですよね。

(松本ともこ)たんきゅんデモクラシー『ひげヒゲげひポンポン』。

(吉田豪)はい。100点です(笑)。素晴らしい。

(松本ともこ)今日はカラオケ感のあるカバー特集プラスαで。ご自身のこと、最後に聞こう。吉田豪さんの十八番ってあるんですか?

(吉田豪)ええとですね、基本歌わないんですけど、どうしても!ってなった時は沖田浩之の『E気持ち』を歌うことがあって。これも筒美京平ナンバーで。歌の下手な人が歌える、本当に音域が狭いのに、声高いところ出して気持よくなれるような感じなんですよ。



(松本ともこ)サビのところだけ、『ああー♪』って歌えば・・・

(吉田豪)あれもそんなに高くないのに、高い感じがするっていう、すっごい。筒美京平天才!と思いますよ。歌ってみると。

(松本ともこ)筒美京平さんっていうところをね、選んだのはわかるんだけど、歌ってみたら歌えたんですか?

(吉田豪)死ぬほど歌いやすいんですよ(笑)。

(松本ともこ)披露しているところ、見たことなんですよ。

(吉田豪)披露しないですけどね。

(松本ともこ)でももし・・・っていう時は、出せばいいんだ。イントロ(笑)。

(吉田豪)歌わないですけどねー。

(松本ともこ)歌わないですけどね(笑)。ありがとうございました。えっと、今後の最新情報は?

(吉田豪)ああ、何もないです。いいです!はい。

(松本ともこ)ちょっと(笑)。

(吉田豪)たんきゅんデモクラシー、本日発売です!

(松本ともこ)はい。たんきゅんデモクラシー、私、非常にジャケットもアートも気に入っちゃったので。ぜひ、みなさんも手にとってみてください。

<書き起こしおわり>

吉田豪 椎名林檎オリジナル&カバー楽曲特集

$
0
0

吉田豪さんがbay fm『with you』に2014年6月に出演した際のトーク。椎名林檎さんの楽曲について、オリジナルとカバー曲を聞き比べる特集でした。

(松本ともこ)今日はどんな特集でしょうか?

(吉田豪)椎名林檎オリジナル&カバー特集。

(松本ともこ)声が枯れているから苦しそうなんですけど(笑)。

(吉田豪)元気ないんですけどね(笑)。

(松本ともこ)元気ないけど、椎名林檎です。いまかかっているのは、今日リリースの『NIPPON』というナンバーでね。新曲がかかってますけども。これに注目ですか?



(吉田豪)ええとですね、5月27日に発売されたセルフカバー集『逆輸入 港湾局』っていうのがありまして。



(松本ともこ)すごいタイトル(笑)。

(吉田豪)それが、いままで椎名林檎さんがいろんな人に提供した曲を本人がカバーしつつ、いろんな人たちがプロデュースに入ってくれてっていう。

(松本ともこ)自分の提供した曲を、また自分でいろんな形でやると。

(吉田豪)というのが出てましてね。で、これ、僕の持論なんですけど、椎名林檎さんとやくしまるえつこさんに関しては、誰に曲を提供しても絶対に勝てないんですよ。まあ、曲も魅力的なのは当然として、ボーカリストとしてあまりにもずば抜けすぎていて。

(松本ともこ)本人がすごすぎると?

(吉田豪)まあ、何を聞いたって、『これ、本人のを聞きたいわ』になっちゃうっていう風に思っているぐらいなんですけど。でもまあ、そんな中でも椎名林檎に勝っているぐらいの曲が実はあって。ちょっとそういうのも含めて聞き比べしたいなという感じです。

(松本ともこ)まずは、どなたでしょうか?

(吉田豪)ええとですね、まずはそのオリジナルに圧勝したっていう感じですね。っていう言い方で曲を紹介するのも失礼な感じですけども(笑)。

(松本ともこ)お願いします。

(吉田豪)広末涼子さんのシングル『ジーンズ』っていうのがありまして。これのカップリングの『プライベイト』っていうのが椎名林檎さんの最初の提供曲ですね。最初に外部に書いたのがこれだと思うんですけど。まあだから、当時はね、書いてもカップリングに回される時代だったっていう(笑)。



(松本ともこ)すごい、わかりやすいですよね。

(吉田豪)タイトル曲が、たしか朝本浩文さんですね。

(松本ともこ)じゃあ、その曲を聞いてみましょうか。

(吉田豪)はい。じゃあ、広末涼子で『プライベイト』

広末涼子『プライベイト』



(松本ともこ)広末涼子さんの歌声だ。『プライベイト』。

(吉田豪)曲もいいし、歌手広末涼子も大好きなんですけど、あんまり相性はよくないなっていう感じっていうか。これ、本人が歌えばいいだろうなと当時から思っていたんですけど。ちなみに、予備知識で言うとタイトル曲の『ジーンズ』っていう方はね、ジーンとする気持ちを歌った歌で。だから『ジーン』の複数形なんです、これ(笑)。

(松本ともこ)(笑)。デニムの方じゃないんだ。すごい言葉ですね。『ジーンズ』のカップリングの『プライベイト』。じゃあじゃあ・・・

(吉田豪)これが、今回のセルフカバーに入っていたんですけど、すっごいよくなってましたね。なおかつ、今回アレンジにヒャダインさんこと前山田健一さんを迎えて。あの、奇跡が起きてました。これは面白い。

(松本ともこ)聞きたいですね。お願いします。

(吉田豪)椎名林檎バージョンで『プライベイト』。

椎名林檎『プライベイト』



(松本ともこ)別物として聞いちゃうんですけど。なんか。

(吉田豪)完全に別物ですよね。ここまでアレンジを変えるか?っていう(笑)。

(松本ともこ)そうそう(笑)。なんか、若さっていう意味では椎名林檎がちょっと今までとは違う感じで弾けている感じはするけども。なんか違いますね。

(吉田豪)でも、面白い化学反応が起きているな感じですね。

(松本ともこ)はいはい。

(吉田豪)で、次はやっぱりオリジナルには勝てないなと思った例で。椎名林檎に勝てる数少ない人っていうね。

(松本ともこ)えっ?椎名林檎に勝ててるぞっていうこと?

(吉田豪)それでですね、ともさかりえさんに提供した『カプチーノ』っていう超名曲があるんですけど。それを今回セルフカバーしてるんですが。やっぱり僕は、ともさかバージョンの勝ちだなと思って。

(松本ともこ)そうなんですか。へー!

(吉田豪)ここは崩せなかったっていう。

(松本ともこ)じゃあ元からその、ともさかさんの曲は・・・

(吉田豪)奇跡的な名曲ですよ。

(松本ともこ)おっと!

(吉田豪)というわけでね、こういう前振りで紹介するのもまた非常に心苦しいんですけどもね(笑)。まずは、椎名林檎さんバージョンから聞いてみますか。

(松本ともこ)わかりました。

(吉田豪)椎名林檎で『カプチーノ』。

椎名林檎『カプチーノ』



(松本ともこ)いや、感動してますよ。私。

(吉田豪)はい。こちらね、小林武史さんのプロデュースで。そういう感じになっているんですが。これ、やっぱり原曲が本当に素晴らしいんですよ。というわけで、そちらも聞いてみますかね。



(松本ともこ)ぜひ、聞いてみたいです。

(吉田豪)これ、99年発売のシングルで、ともさかりえで『カプチーノ』。

ともさかりえ『カプチーノ』



(松本ともこ)FMでね、やっぱり聞いたら本当に気持ちがいいし、すごい吉田豪ちゃん、いいっていうのがわかりますね。

(吉田豪)完璧ですよね。結局、椎名林檎に引っ張られたら勝てないじゃないですか。で、いい具合に個性を出してて。なんだろうな?互角になっている例っていうのがあって。栗山千明っていうのが、あの人女優だから、完全に憑依するんですよ。栗山千明が椎名林檎になりきっていて、これはこれでアリなんですけど。



(松本ともこ)うん。

(吉田豪)勝てるのはやっぱこの人ぐらいだなって。

(松本ともこ)ともさかさんは、どうなんだろう?

(吉田豪)いや、歌手ともさかりえ、大好きなんですよ。秋元康プロデュースでデビューしてたんで、そういう目で見がちなんですけど。実はその頃からいいんですよ。デビューアルバムが結構渋谷系というか、ボッサ系アプローチしてたりで、その後ね、さかともえり名義でCHARと組んだりとか。

(松本ともこ)あった!

(吉田豪)それも全部、秋元康がやっているんですよ。秋元康、結構この頃音楽的な冒険をしている頃で。

(松本ともこ)この頃(笑)。素敵ね。

(吉田豪)で、ちょっとせっかくなんで、まだ時間があるなら1曲、ファーストアルバムからも聞いてみようかと。

(松本ともこ)いま、ファーストアルバムのこのジャケット。すごいかわいらしいし、よく見てみれば本当に秋元さんですね。

(吉田豪)全曲秋元康という。で、秋元康がそういうアプローチをしているのがいいんですよ。編曲がCOBAでボッサな感じで。COBAさん、他にも提供曲があるんですけど、どっちもいいんですよ。ちょっと聞いてみますかね。ともさかりえで『カフェが終わって』。

ともさかりえ『カフェが終わって』



(松本ともこ)はい。『カフェが終わって』。ともさかりえさん。これがアルバムの1曲目。

(吉田豪)はい。ショートバージョン。いいですよね?

(松本ともこ)いいですね。

(吉田豪)普通に。

(松本ともこ)でも当時に、ともさかりえさんっていう、タレントさんであり、歌としても注目してたって、なんか不思議。きっかけがあったんですか?

(吉田豪)僕はやっぱり『カプチーノ』からたどった感じですね。『カプチーノ』が異常によかったんで、過去作買ったら、『あれ?アルバム、いいじゃん』っていう。『エスカレーション』はあんまり引っかからなかったけど、これはいいわ!って。

(松本ともこ)いや、でもこうやって見ると、ともさかりえさんが椎名林檎さんの曲を歌った時には、自分なりの解釈だったのか・・・なんとも言えないいい女っていう。

(吉田豪)別物になっていますよね。そうなんですよ。その後もね、いろいろ椎名林檎さんとの共作が多いので、そちらも聞いていただければと思いますね。そして広末さんも素晴らしい歌手なので、いつか広末特集やりたいぐらいに好きなので。ただ、意外と相性が良くなかったっていう。

(松本ともこ)『Majiでkoiする(5秒前)』しか知らないとダメなんですかね?

(吉田豪)全部いいですよ(笑)。買ったほうがいいですよ。素晴らしいですから。

(松本ともこ)じゃあ次に吉田豪ちゃんが特集をしてくれるまでに、もし機会があったら広末涼子さん。アーティストとしてチェックしていくっていうのもやっていく必要がありますね。

http://miyearnzzlabo.com/archives/19421

<書き起こしおわり>

吉田豪 カルメン・マキとキノコホテルの楽曲カバー騒動を語る

$
0
0

吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』特番に出演。Twitterで起きたカルメン・マキさんとキノコホテルの楽曲カバーに関する騒動について話していました。


(上柳昌彦)ということで、オトパラが終わって今年の4月から3のヶ月、まあ2ヶ月半ですが。吉田豪さんが行かれて面白かった現場の話ということで。よろしくお願いします。

(吉田豪)はいはい。まあ、行かれた現場でもなんでもないんですけどね。面白かった出来事が起きた場所っていうと、僕の場合、主にTwitterになるんですよ(笑)。

(上柳昌彦)はいはい(笑)。

(吉田豪)で、最近の話題で言うと、それだなっていう。昨日の出来事ですよ。いつものように僕、いろんなね、ネット上の騒動をリツイートするのが僕のライフワークなんですよ。で、よく、なんだろうな?『放火魔』とか言われるんですけど、それ、誤解なんですよ。僕は火をつけないんですよ。

(上柳昌彦)炎上はさせてない?

(吉田豪)僕は小さな火事を見つけると、江戸時代の火消しみたいな感じとかで、纏を持って騒ぐんですよ(笑)。

(上柳昌彦)ここで大変なことが起こってるぞ-!って。

(吉田豪)あの、消火作業はしないっていう(笑)。『火事だー!』って言いふらすっていうのが僕の仕事で(笑)。

(上柳・松本)(笑)

騒動の経緯

(吉田豪)それをやっていたんですよ。ええとですね、キノコホテルというバンドとカルメン・マキさんがちょっとバトルというか、要は楽曲のカバーをする時は作家の・・・まあその、作曲家の許可を取るだけじゃなくて、歌手にも挨拶して筋を通すべきか?騒動っていうのがあったんですよ。

(上柳昌彦)うんうんうん。

(吉田豪)キノコホテルっていうバンドがカルメン・マキさんの歌をカバーして。

(上柳昌彦)レディースバンドでしたっけ?

(吉田豪)そうです。そうです。ガレージというか、GSっぽい感じのバンドで。まあ、かなり愛を持ったカバーをしてるんですけど。で、作曲家の方にも許可を通してやっているんですが。『私に挨拶がないじゃないか!』みたいな感じになって。まあ、そういうのがあって。で、キノコホテル側も『面倒くさいから、あの曲やるの、やめました』って言って・・・みたいな騒動がどんどん大きくなっていって。で、僕がそれをずーっとリツイートしてたら・・・

(上柳昌彦)カルメン・マキさんも、そのTwitterでお書きになる感じですよね?

(吉田豪)そうですね。カルメン・マキさんが結構書いて、キノコホテルは最初のそれぐらいで沈黙していたんですけど。そしたらね、『なにやら吉田某とかいう人が裏で今件を煽動しているようですね。ウィキ見たら私の息子のような年齢でそれなりに苦労もしてきたようですが自称「書評家」と言われる通り本質的には音楽とは関係ない、少なくとも全く「音楽的ではない人」とお見受けしました。昔はこういう人のことを芸能ゴロといいました』って。カルメン・マキさんから認定されて。


(松本秀夫)芸能ゴロ?

(吉田豪)ついに僕、新たな肩書が増えたっていう(笑)。

(上柳昌彦)(笑)

(松本秀夫)『ゴロ』っていうと、なんかねえ・・・

(吉田豪)でも、あれなんですよ。僕の中ではゴロのイメージがすごいいいんですよ。

(松本秀夫)あ、そうですか?

(吉田豪)あのですね、『あしたのジョー』にゴロマキ権藤というすごいかっこいいキャラクターがいまして(笑)。アウトローなんですけど、死ぬほどかっこいいんですよ。あれに憧れた世代なんで、『ゴロ』ってすごいいいんです。


(松本秀夫)じゃあ、人に言われると『俺もゴロになったわ』って?

(吉田豪)俺もゴロに、ついに来たか!っていう(笑)。感慨深さがあって。で、それがいまね、いろいろとまとめになっているんですけど。この両者の言い争いから、いろいろ音楽関係者が入ってきて、みたいな。いろんな風になった、いままとめの最終形態、まとめの最終的なオチが、『吉田豪が悪い』になっていて(爆笑)。

(上柳・松本)(爆笑)

吉田豪黒幕説

(吉田豪)吉田豪黒幕説でオチがつきそうになってね(笑)。ええっ!?っていう。一切僕、コメントもしてないんですよ。リツイートしかしていないのに(笑)。

(上柳昌彦)リツイートだけを。

(松本秀夫)自分のコメントは一切出していない?

(吉田豪)一切出してないですよ。僕。今回の件にはなにも言ってないんですよ。

(上柳昌彦)発言はゼロなんですね?

(吉田豪)ゼロです(笑)。

(上柳昌彦)はー!

(松本秀夫)ただ、騒ぎを大きくした張本人が。

(吉田豪)『こういうことが起きてますよ』っていうのを広めただけですね。だからどっちかに肩入れもしてないんですよ。むしろ、正直言って。

(上柳昌彦)なるほどね。

(吉田豪)どっちの気持ちもわかるんですよ。正直。

(上柳昌彦)カルメン・マキさんがそんなにこう、マメにTwitterをやっているっていうことも驚きましたしね。

(吉田豪)かなりマメに。

(上柳昌彦)で、またそのキノコホテルが選んだ曲っていうのは、カルメン・マキさんが作詞作曲をした曲ではないみたいですね。作詞作曲の方は別にいらっしゃるわけですね。

(吉田豪)そうです。そうです。で、そちらの許可はちゃんと取っている。実は挨拶もしてはいるんですけど。

(上柳昌彦)あ、カルメン・マキさんにもお会いになっている時はあったんですか?

(吉田豪)偶然会った時に、そのスタッフの方が挨拶はしているっていうのがあったんですけど。ねえ、それがCD化されるとは聞いてなかったとか、いろいろそういうややこしいことがあって。

(上柳昌彦)っていうのをリツイートしているうちに、『悪いのは吉田豪だ』と(笑)。

(吉田豪)この騒ぎを大きくして面白がっているやつがいる!

(上柳昌彦)あの芸能ゴロが!

(吉田豪)あの芸能ゴロが(笑)。

(上柳・松本)(笑)

(上柳昌彦)それで『いやー、俺も芸能ゴロになったんだ』っていう風に思ったという。

(吉田豪)ついに!っていう(笑)。肩書に入れようかと思って(笑)。

(上柳昌彦)逆効果ですね。この人を喜ばせているだけですね。

新しい肩書

(吉田豪)最近、いろんな肩書が増えたんですよ。会わない間に。実は。あの、今回出てないですけど、あえて書かなかったんですけど、鳩山由紀夫さんの方を取材して。叩かれている時に僕がいかにあなたが好きか?っていうことを言ったら・・・

(松本秀夫)あの、クリミアの方とかに行って?

(吉田豪)そうです。あの直後だったんですけど。

(上柳昌彦)行かなきゃいい時に行って、言わなきゃいいことを言っているっていう。

(吉田豪)そういうところがいかに好きなのか?っていう話をしたら、すっかり心を開いてくれて。『僕も宇宙人って言われるけど、あなたも宇宙人っぽいよね』っていう。

http://miyearnzzlabo.com/archives/25178

(上柳・松本)(笑)

(吉田豪)肩書『宇宙人』も入ったんですよ(笑)。

(松本秀夫)(笑)

(上柳昌彦)それはめでたいですね。

(松本秀夫)芸能ゴロ、宇宙人。

(吉田豪)宇宙人から『宇宙人』と呼ばれたっていう(笑)。

(上柳昌彦)また、いまあえて鳩山由紀夫さんに話をじっくり聞こうっていうムーブメントはない中で。

(吉田豪)しかも褒めるっていうね(笑)。

(松本秀夫)(笑)。そして心を開かせる。さすがです。

(吉田豪)『みんなそう思ってくれたらいいんだけどね』っていう。

(中略)

(上柳昌彦)で、いま選曲表を見たんですけども。これ、おかけになるんですね?

(吉田豪)当然、流れを踏まえた選曲と言ったらね、清水健太郎か、そっちだろ?ってなりますよ(笑)。

(上柳昌彦)いちばん最初にご紹介した、ねえ。

(松本秀夫)芸能ゴロと言わしめた。

(吉田豪)そうですね。カルメン・マキさんの、知られざる名曲ですね。

(上柳昌彦)が、お歌いになっていて。作詞作曲は別の方がやっていたんだけども、キノコホテルというレディースバンドの方がそれをコピーをし、カバーをし、そしてCDも出していたわけですね。

(吉田豪)そうです。2年前にね。

(上柳昌彦)作詞作曲の方には一応ちゃんと了解を取っていたから、著作権とかそういう問題では大丈夫なんですね。

(吉田豪)で、『素晴らしい名曲なので伝えたい』と言ってカバーした曲なんです。もちろん。

(上柳昌彦)リスペクトしてたんですね。ただ、カルメン・マキさんの耳にそれがちゃんと届いていなかった。

(吉田豪)あと、まあCDが届いていない。

(上柳昌彦)とかっていうのがあり、まあちょっとそれはどうなのか?ってなったのを、リツイートしてみんなに拡散していた吉田豪が悪いってなったっていう曲ですね?

(松本秀夫)(笑)

(吉田豪)そうです!

(上柳昌彦)なっげー説明なんですけど。

(吉田豪)(笑)。芸能ゴロが選びました!はい。

(上柳昌彦)じゃあ、聞いてみますかね。ということで、この曲を聞いて、お別れでございます。吉田豪さん、どうもありがとうございました。

(吉田豪)はい、どうも!

(上柳昌彦)プロインタビュアー吉田豪さんでした。はい。ではキノコホテルです。曲は『ノイジー・ベイビー』。



<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27223

吉田豪 自宅前で出待ちしていたハードコアパンク青年を語る

$
0
0

吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』特番に出演。自宅前で鋲ジャンを着て出待ちしていた謎のハードコアパンク青年のエピソードを話していました。



(上柳昌彦)他にはなんか、ありますか?

(吉田豪)ええとですね、これも本当、個人的な出来事です。えーと、面白かった場所、自宅前。

(上柳昌彦)自宅前?

(吉田豪)ええとですね、これ自体は放送、実はやっていた頃ですが。事件自体は。その後のこともあるんで、ちょっと話したいんですが。僕がちょっとした書評を発端としたトラブルがありまして。

(上柳昌彦)ええ、ええ。

(吉田豪)僕、そうなんですよ。インタビューではトラブルが起きないんですけど、書評だとたまにトラブルがあって。それで、とある空手ライターに脅されていた時期がありまして。

(松本秀夫)空手ライターの方?

(吉田豪)そうですね。『お前の連載している雑誌の編集部に行って、お前の家の住所を聞き出す。そしてヤクザを使ってお前をさらう』と。そういうような留守電が入っているような時期があって。

(上柳昌彦)留守電ですか?

(吉田豪)で、『なんで留守電に残しちゃうんだろう?証拠ですよ、これ』っていう(笑)。

(上柳昌彦)そうですね。脅迫している証拠になっちゃってますね。

(吉田豪)で、ねえ。そういうことを言われていた時期に、自宅前に鋲ジャン着用のハードコアパンクの青年が待ちぶせしていたことがあったんですよ。

(上柳昌彦)えっ!?何着用?

(吉田豪)鋲の革ジャンです。

(上柳昌彦)鋲が打ってある革ジャンですか?

(吉田豪)要はハードコアパンクの凶悪そうな青年が待ちぶせして。

(松本秀夫)おおっ!これは身構えますね。

(吉田豪)ちょうどさらわれるって言っていた時に(笑)。ハードコアが来た!っていう(笑)。ヤクザじゃなくてって(笑)。何!?って思ったら、小説家志望の人で。『僕の小説読んでほしい』って言われて。それになぜか僕をターゲットにしたらしくて。僕、小説なんか読まないんですよ。『読まない』って公言している人間なんですけど、『あなたに読んでほしい』って言われて。『いや、僕、本当に仕事の本すら読めてなくて。いま、無理ですよ』って言っても、『それでもどうしても読んでほしい』って言われて。

(上柳昌彦)はいはい。

(吉田豪)受け取ったことがあったんですよ。で、それが結構前だったんですが。それから話が飛んで、この期間にドレスコーズっていうバンドの、元毛皮のマリーズの志磨遼平さんという方がいて、その人とイベントをやったんですよ。で、その時に実は突然控室で言われたんですよ。『なんか吉田さんの家に僕の学校の後輩が待ちぶせしたらしいですね』って。『ええっ!?知り合い?』っていう。

(上柳昌彦)革ジャンに鋲の人が?

(吉田豪)そう。その人が知り合いで、実はものすごい行動力と出会いを呼びこむ運だけはあるやつで。いろんな人の出待ちをしているらしいんですよ。

(上柳昌彦)はー!

(吉田豪)僕以外にも出待ちしていて。それが僕の師匠でもあるリリー・フランキーさん。リリーさんを出待ちしたらしいんですよ。で、実は元芸人で、リズムネタとかをやっていたらしいんですよ。で、リリーさんにそれを見てほしくて、ラジカセ持参で。ラジカセ抱えて家の前で待っていたらしいんですね。

(上柳昌彦)僕の芸を見てほしいと。

(松本秀夫)見てくださいっていうだけで?

(吉田豪)とにかく僕の思いを見てほしいっていう感じでいたらしいんですよ。で、何日か待ってリリーさんにようやく会えて。そしたらリリーさん、飲みに行くところで。『お前もついて来い』って言って。連れて行ってくれて、リリーさん、サシ飲みの時に。で、一緒に話を聞いて。もともと実は千原ジュニアさんとか好きでお笑いやっていたんですが、いま作家になりたくて・・・みたいな話を聞いて。『ああ、そうか』って。で、それが解散したから終わりか?と思ったら、『お前、もう一軒付き合えって言って。その連れで飲んでいた人とは解散して、どっか連れて行かれたらしいんですよ。

(上柳昌彦)うん。

(吉田豪)で、行った店に入ったら、千原ジュニアがいるんですよ(笑)。好きだって言っていた。

(松本秀夫)おおー!持ってますね!

(吉田豪)いやいや、違う。リリーさんが呼び出しているんですよ。

(松本秀夫)呼び出しているんですか!?

(吉田豪)リリーさんが呼び出して、千原ジュニアと、リリーさんの親友の斉藤和義さんも待っていて。

(上柳昌彦)いい人だ!

(吉田豪)いい人だと思うじゃないですか?『うわっ、いい人だ!』と思ったら、そっからが公開かわいがりが始まるっていうか。『さあ、お前の大好きなこの前で、ネタやってみろ』っていう(笑)。

(松本秀夫)千原ジュニアさんの前で?いきなり。

(吉田豪)記録的なスベり方をさせられるっていう(笑)。

(上柳・松本)(爆笑)

(吉田豪)お客さんにまで、『お客さん、いまからこいつがネタやるんで、見てください』みたいな感じで。ひどい目にあったって言ってましたよ(笑)。

(上柳昌彦)また長い時間かけて仕込んで、いろんなこと考えますね!

(吉田豪)ねえ。タダじゃ転ばないっていう(笑)。面白く転がす人だなって。

(上柳昌彦)すごいなあ!

(吉田豪)いい話聞いた。そういう出待ちがいたっていう。

(上柳昌彦)玉砕したんですね。そこで。

(吉田豪)玉砕したみたいです。さすがに。そりゃ、プレッシャーに負けますよ。ずーっと憧れていた人が目の前にいて。

(松本秀夫)突然ね、なんの前触れもなく。

(上柳昌彦)出会いの運を持っているというようなレベルを超えてますもんね。はー!

(吉田豪)っていう人がいたっていうね、お話。

<書き起こしおわり>

吉田豪 ロフトプラスワン清水健太郎イベントの緊張感を語る

$
0
0

吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』特番に出演。ロフトプラスワン 清水健太郎さんイベントで会場を包んだ緊張感について話していました。


(上柳昌彦)まだ、ありますか?

(吉田豪)そして、あと1個、あります。つい最近の話で。新宿ロフトプラスワンっていうね、僕のホームですけど。そこで清水健太郎さんというね。

(上柳昌彦)うわっ、またすごいですね。

(吉田豪)そうですよ。

(上柳昌彦)ごめんなさい。清水健太郎さんはいま、そういうところに出て大丈夫なんですよね?

(吉田豪)大丈夫ですよ。もう、活動してますよ。もう、田代まさしさんも清水健太郎さんも大丈夫です!

(上柳昌彦)大丈夫なんですね。

(吉田豪)そういう時期です。

(上柳昌彦)もう、いつ何時どうなっているか、よくわかんないんですよね。

(吉田豪)いま2人とも外です!っていうね。

(上柳昌彦)いまは外。

(吉田豪)5月30日にイベントのゲストとして、お呼びしたんですよ。そしたらイベント当日になって会場側から『大変です!清水さんから電話が入って、「おい、吉田豪はシャブをやってんのか?」って言ってるので、とにかく急いで電話してあげてください!』っていう。大変なことになっているって言われて。何!?と思って、すぐ電話して、『シャブなんかやったことないですよ!』って否定したら、『なんだ、違うのか?まあ、いいや』って感じで(笑)。えっ、いいの!?って(笑)。

(松本秀夫)もう、その一言で。

(吉田豪)『おい!今日は俺、おしゃれして行った方がいいか?』って言われて(笑)。あの、『仕立てたまま着てないスーツがあるんだけど、これ着ていった方がいいかな?』って言われて、『おしゃれしてくれたらうれしいです!』って言ったら、『会場は暑いのか?寒いのか?』って言われて、『いや、普通だと思います』。

(上柳昌彦)意外と細かい・・・

(吉田豪)『おい!普通ってなんだ?』って(笑)。ヤバッ・・・『いや、空調はちゃんときいてます!』『ああ、じゃあスーツ着てくよ。ギターも持って行くよ』。

(上柳昌彦)おおー!

(吉田豪)『ところで、会場は歌舞伎町だろ?拳にバンテージ、巻いていくよ』って。

(上柳・松本)(笑)

(吉田豪)『いや、いま歌舞伎町、安全ですよ!もう!』って。

(上柳昌彦)乱闘騒ぎ前提ですね。

(吉田豪)『ねえ。歌舞伎町、ゴジラとかもできて、なんかどんどん安全になってるんですよ!』『いや、なにがあるかわからない』って(笑)。

(松本秀夫)(笑)

(上柳昌彦)ああ、そうですか。拳のところにグルグル巻いて。

(吉田豪)イベント始まる前だけで面白いんですよ。奇跡が起きている感じで。イベント始まってからも、サービス精神が異常で。とにかく、前に取材した時も、異常なサービス精神と寂しがり屋ぶりがなんか特徴なんですよ。

http://miyearnzzlabo.com/archives/21012

(上柳昌彦)はいはい。

(吉田豪)それがイベントで発揮された感じですね。

(上柳昌彦)寂しがり屋っていう面がかならずそういった方にはあるんですね。

(吉田豪)ギターを持ってきて、ガンガン歌ってもくれるし。もう予定をオーバーして話してくれるし。『じゃあもう、お時間も過ぎたので、清水さん、ありがとうございます』『おい!お前、もう俺を帰そうって言うのかよ!?』って(笑)。帰りたくないっていう(笑)。

(上柳昌彦)寂しいんですよね。

(吉田豪)そうそう。かわいいいんですよ。

(松本秀夫)やっぱり気分いいんですね。そういうところでやっていると。

(上柳昌彦)気分よくなっちゃうんだね。

(吉田豪)ウェルカムですからね。ウェルカムプラス、異常な緊張感で。客席が味わったことないような状況なんですよ。

(上柳昌彦)お客さんも緊張してらっしゃる?

(吉田豪)当たり前ですよ。

(上柳昌彦)何が起こるんだろう?っていうね。

(吉田豪)清水さんがサービス精神でブラックなギャグも飛ばすんですけど。笑っていいのかどうか、わかんないけど、とにかく笑わなきゃ!って。みんなが全身で前のめりになってがんばっている感じなんですよ(笑)。

(松本秀夫)ものすごい緊張感!

(吉田豪)そう(笑)。すっごい一体感。あんなに、あれを味わえたのは珍しいですね。面白かった。

(松本秀夫)機嫌を損ねちゃいけないっていう。笑いのツボとか、そこを外しちゃいけないみたいな。

(吉田豪)そうなんですよ。

(上柳昌彦)笑っていいのかどうか?っていうね。

(吉田豪)寂しん坊ぶりでいちばん印象的だったのが、イベント中に結構、この日って大きな地震が来たんですよ。

(上柳昌彦)土曜日ですね。じゃあ。土曜日の7時半ぐらいだ。

(吉田豪)で、ニコ生もやっていたんで、もう、すげー地震だ!みたいな感じでコメントもそうなっていて。

(上柳昌彦)揺れましたからね。

(吉田豪)で、当然、『地震ですよ』って言っても清水さんは、『俺がせっかく来てこうやって話しているのに、なにお前ら、他のことに夢中になってんだよ?』って。『いいじゃん、そんなの!』っていう感じで(笑)

(松本秀夫)いやいや、地震ですから。

(上柳昌彦)『地震なんかより、俺だろ?』。

(吉田豪)そう!

(上柳昌彦)『俺がここにいるんだよ!』って。

(吉田豪)そうなんですよ。

(松本秀夫)『地震が主役かよ!?』みたいになっちゃうんですかね?

(吉田豪)『俺だぜ?』っていう(笑)。

(上柳昌彦)なんか取られちゃうの、嫌なんだ。寂しいんだよ。

(吉田豪)ああ、たまらない!と思いましたよ。でも(笑)。かわいかった。

(上柳昌彦)すごいですねー。やっぱりこの2ヶ月半の間で、濃い人生を歩んでらっしゃいますね。

(吉田豪)まだまだ、いくらでもありますよ。

(松本秀夫)これはたぶん氷山の一角なんでしょうけど。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/26304
http://miyearnzzlabo.com/archives/26580


吉田豪 加護亜依の波乱に満ちた人生を語る

$
0
0

吉田豪さんが2011年にTBSラジオ『小島慶子キラ☆キラ』でしたトークの書き起こし。元モーニング娘。加護亜依さんの波乱に満ちた人生について話していました。



(小島慶子)で、また今日はちょっとね、まだ入院中ってことですけれども。加護亜依さんの。何度もインタビューされているんですか?

(吉田豪)そうですね。インタビュー4回で、テレビで取材1回っていう感じですね。1988年生まれの現在23才。

(ピエール瀧)まだ23才なの?

(吉田豪)若いですよ。10代で波乱がありすぎました。12才でモーニング娘。入りして。

(小島慶子)12才だったんだ!

(吉田豪)小学生です。で、2004年に卒業。で、2006年、写真週刊誌にレストランでタバコを吸っていたと報道され、謹慎処分。で、その1年後の2007年に再度喫煙していた疑惑が週刊誌に掲載されて、事務所が本人に事実関係を確認したところ、事実だったことから契約解除。2008年の春から芸能活動を再開したものの、今月7日、交際相手の44才の飲食店経営会社社長が恐喝未遂の容疑で逮捕。現場にいた加護ちゃんが参考人として事情聴取を受け、その4日後の11日、自宅マンションで手首を切って自殺未遂。現在、入院中と言われているというね。

(小島慶子)はい。

(吉田豪)まあ、ねえ。本当にどこまで大変なことが続くんだ?っていう感じで。ただ、リストカット、今回が初めてじゃなくて。2008年8月に出したエッセイ集の中でも、芸能活動休止中にリストカットしたことを語っていて。ただ、僕がインタビューした時、言っていたんですよね。『アイドルは自分に酔えるタイプだから、リストカットもそんな感じで本気じゃなかった』みたいなことは言っていて。まあ今回もたぶん、現実から逃げようとして無意識にやっちゃったような感じじゃないかとは思っているんですけど。

(小島慶子)うーん・・・

吉田豪 加護亜依インタビュー

(吉田豪)で、エッセイ出た直後の2008年9月に芸能ナックルズって雑誌で初インタビューして。その時、加護ちゃんに読んでほしくて、歴代の元アイドルたちのインタビューをまとめた『元アイドル!』っていう本があって。それもまあ本当、心を病んだ人が大半で。で、それをどうやってくぐり抜けて来たか?みたいなインタビュー集なんで、ぜひ読んでほしいと思って持っていったら、何を勘違いしたのか、僕に対して、『アイドル、やられてたんですか?』って(笑)。



(小島慶子)(笑)

(吉田豪)『いや、元アイドルって、僕のことじゃなくて!出てくる人たちが元アイドルっていう意味で・・・』っていうね(笑)。という感じの。あいぼん、そんな感じの人なんですけどね。で、ナックルズインタビュー直後はモーニング娘。時代から加護ちゃんの大ファンだった杉作さんと掟ポルシェでゲーム雑誌CONTINUEでインタビュー。この時はひたすら杉作さんが『素敵だね!あいぼんはひとつひとつが素敵だね!』ってただ褒め続けるだけの取材だったんですけど。



(小島慶子)ああー、杉作J太郎さん。

(ピエール瀧)(笑)。もう、そんな人たちが近づいてきて、そういうことを言うから、『ああ、芸能活動をが上手く行ってない』って思うだろうね(笑)。加護ちゃんが。

(吉田・小島)(笑)

(吉田豪)まあね。全盛期、会わないですんだ人たちに、ついに会うようになったっていう(笑)。下りてきたんだ、私・・・っていうね。で、2009年7月に、今度BUBKAでインタビューして。10月にB.L.T.っていうアイドル雑誌でインタビューして。で、去年の夏に関西テレビで放送していた『プロインタビュアー吉田豪の元○○な人々』っていう番組で、元モーニング娘。として出てもらったという流れなんですけど。まあBUBKAのインタビューの時、最初に聞いたのが『なんでまたBUBKAなんかの取材を受けようと思ったんですか?』っていうやつだったんですけど。


(小島慶子)うん。

(吉田豪)『なんでなんですかね?』って自分で言いながらも、『まあ、私が決めました』っていうことで。要は『BUBKAってそんなに悪いこと書かれているイメージがない』って言っていて。『逆に辻ちゃん加護ちゃんのアイコラでスクール水着になっていたのがすごいスタイルが良くて、やった!なんて言ってました。本物よりいい!って』っていう感じで。意外とポジティブで(笑)。

(小島慶子)ねえ。普通はアイドル、怒るところですよね(笑)。アイコラは。

(吉田豪)これまでBUBKAに掲載された加護ちゃん関連の記事を全部持っていったんですけど。『えっ、ちょっと見せてくださいよ!』っていう感じで、まあ平気で見るんですよ。それこそ、小学生時代の加護ちゃんの交換日記とか、当時の運動会の写真もあって。『キャー!恥ずかしい!』って言いながら、普通に読んで。まあただ、この交換日記っていうのが結構重くて。あれなんですよね。小学生の時のやつなんですけど、『死にたくなった』とか『お葬式が始まった』とか書いてて。

(ピエール瀧)うん。

(吉田豪)あいぼん、『この時、おかしかったみたいで。やっぱりこの時から私、おかしいんですよ。「明日は休み。死んだふりをした」とか書いてるし。「突然死にたくなった。棺桶に入っている人はくも膜下出血で」とか。ちょうどこの頃、親戚が亡くなったんですよね』って言っていて。『「赤色が血に見えた」とか小学生が書いているの、すごいですよね』って言っていて。ただ、そういうのを載せられながらも、『BUBKAってすごいってフライデーよりも話題だった。でも、テープが貼ってあって、買わないと見れない。結構気になっていたんで、自分では買えないから会社とかにあったら見る。で、それをチェックして、こう放り投げて・・・』っていうね。

(小島慶子)放り投げてるんですか!?(笑)。

(吉田豪)(笑)。でもいまは別に気にしないっていう感じで。まあ、なんでか?って言うと、『香港とか台湾に行った時にパパラッチが日本以上で堂々と正面から撮ってくる。それと比べて、まだぜんぜんラッキーな方だと思う。日本は。だからBUBKAはすごい面白い』って。まあ、ポジティブに言っていたんですけど。

(ピエール瀧)うん。

生い立ちと家庭環境

(吉田豪)で、その去年のテレビの収録の時に加護ちゃんに言われたのが、『吉田さんから見たら加護亜依は結構クレイジーだと思うんです』って言っていて。まあ、クレイジーなわけではないんですけど、生い立ちをずっと聞いたんですよ。で、お母さんがヤンママで。子どもの頃はお母さんのロングスカートの中に隠れたりするような恥ずかしがり屋で。まあ、お父さんのもとから逃げ出して、母一人子一人で生活していたんですね。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)で、おばあちゃん子で。お母さんと一緒に何かしたという思い出もないと。『お母さんは朝から看護婦の仕事で、夕方に帰ってくるけど、夜仕事。だからいまだに夕日が好きじゃない。お母さんが「行ってくるね」っていう香水の匂いも嫌いでした』って言っていて。で、まあそんなお母さんをBUBKAが自宅で直撃したこともあったんですよ。加護ちゃん似のすごくキレイな人なんでね。加護ちゃんのお母さん、ヘアヌード決定って報道されたこともあったぐらいで。で、加護ちゃんがお母さんに聞いたら、『差し入れまでいただいちゃって。昔やったらあれやけど、もう40やからな』とか言っていて。『えっ、やる気あるの?』って(笑)。

(小島・瀧)(笑)

(吉田豪)あいぼん曰く、『お母さん、自分が犠牲になっても誰かのためになにかをするっていう人で。だから尊敬しちゃいます』って言っていて。すごい、母一人子一人だったせいもあって、ものすごい溺愛していて。いまでも実家に帰ると、おやすみのチューをされるみたいな感じで。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)で、小学生になって、加護ちゃん、羞恥心が芽生え始めてる時に、ぎょう虫検査の時も、『自分でできる』って言ってるのに、『お母さんがやったるから!すぐだから!』って感じでやったりするし。で、まあ小学生の授業参観とかもすごかったらしいんですよ。当時、アムラーとかギャルっていう感じで、学校にすごい胸を出して、ヘソ出しルックで爆音出している車で、セックスなんたらっていう音楽をかけて。なんかアンアンいってるやつをかけて。香水の匂いをプンプンさせながらお母さんがやってきて。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)で、何をするのか?と思ったら、加護ちゃんが手を挙げただけで教室の後ろで泣いていて。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)で、お母さんがトイレに行って、なかなか帰ってこないから、加護ちゃんがでっかいのをしているのか?と思って行ったら、お母さんが泣いて帰ってきたと。『どうしたの?』って聞いたら、『トイレが臭くて・・・』っていう(笑)。みたいなね。

(小島慶子)臭くて泣いていた?(笑)。

(吉田豪)そう。お母さん、意外と変わった人みたいで。ただ、加護ちゃんスキャンダルの時はショックを受けると同時にお母さんがすごい怒りまくっていて。その記事にした人に対して、『ホンマあいつ、やったるか!』って言っていて。『殺すんじゃない!爪、一枚一枚剥がしてやったる!』って言ったぐらいにお母さんもすごい怒っていたとかね。ただ、そのお父さんの記憶はゼロなんですよ。お父さんの・・・本当のお父さん、存在わかんなくて、いまだに写真も見たことがない。詳しい情報も誰も教えてくれないっていう状態で。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)で、その後、お母さんが再婚するわけですね。で、妊娠して、新しい父親と一時期二人暮らしになったこととかもあって。で、弟が11月に生まれて、その翌年の4月にはおばあちゃんと上京してモーニング娘。に入るんですけど。で、その生まれた弟さんっていうのがまあ、障害を持っていたりとかして。つまり、その二人目の父親ともほとんど接したことがないんですね。で、当時の心境は『みんなお母さんと暮らせてうらやましい』っていう感じで。で、その後、モーニング娘。のオーディションを受けてメンバーになるわけですけど、小学校の卒業文集に『紅白に出て大好きな歌を歌って年を越したい』って書いて、その年に実現しちゃったわけですよ。すぐに。

(小島慶子)うん。へー!

(吉田豪)そう。ただ、本人曰く、『ちょっとスムーズすぎましたね。あの瞬間、夢がなくなったと思いました』っていう。で、後藤真希さんが教育係でいちばん仲が良かったんですけど。まあ、加護ちゃん曰く、『なんか似てたんですよ、すごく。でも、その時はお互い、境遇とかは知らないんですよ』っていう。まあ、後藤さんも家庭いろいろ大変だった人だったんですけどね。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)で、モーニング娘。に入って体重が16キロ増量。

(小島慶子)16キロ増えちゃったの?へー!

(吉田豪)でも、太っているとは思わなくて、かわいいと思っていたんですよ。キティちゃんみたいになりたかったから、ラッキーと思っていたぐらいで。ただ、そのせいで中絶疑惑とか出ちゃったんですよね。あの体型は妊娠に違いない、みたいな感じで。

(小島慶子)うーん。

(吉田豪)加護ちゃん曰く、『そもそも中絶の意味も知らないし、処女だった』っていうね。で、一度番組で爆笑問題と一緒になった時に、太田さんにいきなり『初潮は来た?』って聞かれて。加護ちゃんはお父さんの役職が所長で、そっちの所長かと思ったって。それぐらい知らなかったんですよ。いろんなことを(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)で、2004年にモーニング娘。卒業なんですが、本人曰く、『ちょうど飽きられる時期だった』って言っていたんですけど。まあ、卒業後が大変だったわけですよ。まず両親の夫婦関係が危機になって。で、お母さんが引っ越しをしようと思って、家具を買うために銀行口座を見たら残高が数百円だったって言うんですよね。結構稼いでいたはずなのに。そしたらなんか、お父さんが自分の仕事が上手くいかなくなって、勝手に使っていたと。

(小島慶子)うーん・・・

(吉田豪)で、お母さんがだんだんおかしくなって、15キロ痩せて。で、更年期障害にもなって、生きていく気力も失って。で、加護ちゃんは『お金って怖いと思いました。お金は人を変える。でも、お父さんだけじゃなくて、お母さんも悪いと思った』ってことで。まあ、お母さん、やっぱりお父さんのことが好きだったっていうのもあって。それで一時期、お母さんとも溝ができるわけですよね。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)そんな時期に、タバコの件が起きるわけですけど。まあ、いろいろそうやって話を聞いていると、まあタバコも吸うし、父親みたいな齢の男をたよりたくもなるなっていうのも、思うんですよ。その、『人生最高の年にしたかった』っていう風に17才の時に言っていたんですよ。この年を。で、その誕生日にタバコの一件が報道されることを知らされるんですよね。事務所で言われて。で、夜の12時過ぎても帰れなくて。12時過ぎにどん底の気持ちで家に帰ると、おばあちゃんとか親戚が待っていて。『ハッピーバースデー!』って迎えられて何も言えず。そして謹慎に入るという。

(小島慶子)うーん・・・

(吉田豪)その時期がいちばんしんどかったと。まあ、家庭もゴタゴタしているから、逃げ道がないんですよね。で、恋愛は問題になっているからそっちにも逃げられないし・・・っていう。で、激痩せしたのは本人曰く、『死ぬ気だった』っていうことで。体重37キロになって、生理も10ヶ月止まって。

(小島慶子)えーっ!?

(吉田豪)で、二度目ので解雇になるわけですけど。まあ、解雇って言われた時も解雇の意味がわからなくて。『クビって言われて、じゃあもう私、なにもないと思いました』って言っていて。で、その後、両親が離婚というね。まあ、本当、波乱万丈って言ってましたけど。そして、リストカットとかするようになり。『でも、このままでは終わりたくない。取り戻したかった。19才で人生終わりたくなかった。それまでは本なんか読んだことなかったのに、初めて本を読んで大人の階段を上って。まあ、復帰してからは順調でしたね』って言ってました。で、『もっと大変になるかと思った。ただ、いろいろあった。本当、めんどうくさい』って言っていて。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)2008年にはロフトプラスワンの自殺防止イベント『ストップ自殺!あなたは1人ぼっちじゃない』に出演とかもしていて。で、2009年のそのBUBKAのインタビューではこう言っていたんですよね。『あと2年だけはぜったいにがんばる。で、たまにいなくなったりとかして、加護ちゃんがまた帰ってきた!みたいな。スキャンダルも何回も起こすと、次またスキャンダル起こさないとダメな気がするんですよ』って言っていたんですけど。まあ、そんな責任感、いらないですよ!って(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)ちょうどいま(2011年)、2年後じゃんっていう話なんですけどね。で、『元○○な人々』でもその話になって。最後、『前もそんなことを言ってましたけど、また面白いスキャンダルを起こすことを楽しみにしています』って伝えたところで番組が終わって。で、その直前に加護ちゃんが言っていたことで印象的だったのが、『恋愛って自分がダメな時にはダメな人が寄ってくるんですよ。やっぱり』っていう。



(小島慶子)うーん・・・

(吉田豪)で、実はその、原稿にはしてなかったんですけど、テレビの取材の時には本人にも言って。ある雑誌に、加護ちゃんの実のお父さんを名乗る人から電話がかかってきたことがあったんですよね。その、会ったことのない。っていうかまあ、記憶がない。それを加護ちゃんに伝えると、『えーっ?絶対に嘘だ』って言っていたんですけど。まあ、そのお父さんを名乗る人はとにかく怒っていて。『亜依がかわいそうやろ!』っていう感じで。要は加護ちゃんの記事に対する訂正とクレームだったんですよ。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)お父さんを名乗るファンの人なのかもしれないですけど、その後もいろいろやり取りがあって、えらい詳しいからおそらくは本当のお父さんだろうっていう。それを伝えたら、『まあ1回も会ったことないんですけど、本当だったらすごい感動しちゃう。でも、一生会わないと思う』って言っていて。

(小島慶子)うーん・・・

(吉田豪)で、すげーいい話だから、原稿にしようと思ったら、『実はその人から内容証明送られたから原稿にしないでください』ってその編集の人に言われて(笑)。『あの、シャレにならないんで・・・』っていう感じで。まあだから、『ある雑誌』としか言えないんですけど。まあ、そういうことがあって。とか聞くとやっぱり、その父親を求めているんですよね。やっぱり。父親代わりを。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)で、お父さんがまたとんでもなく怖い人で、ケンカも強い人だったみたいなんですよ。本当のお父さんっていうのは。

(ピエール瀧)あ、この本当のお父さんが?

(吉田豪)そうです。で、二番目のお父さんもやっぱりヤンチャなタイプだったみたいで。お母さんはヤンママだしでっていう。だから無意識のうちにそういう人に惹かれるんだと思うんですよね。うん。

(小島慶子)そうか。なんかね、割といま、その交際していた相手の人がちょっと逮捕されてしまったという。その方とも、結構年齢の開きがね、ある・・・

(吉田豪)そうですね。毎回その、すごい年上の人と付き合い。で、あまりよく言われない人と付き合いがちな人ではあるんですけど。しょうがない部分はすごいあるんですよ。本当にそのDVDのインタビューの時に、表に出ている話・・・言えないことが多いんですよ。彼女って。取材した時も言ってたんですよ。スキャンダルの時も『本当の理由は言えないです。これは言ったことがないですけど、これは一生言わないです』って言っていて。あの、言えないことが多くて。ただ、言えることをちゃんと並べただけでも、ものすごい重くて。『ああ、なんか・・・タバコも吸うね。手首も切るわ、それ』っていう話なんですよ。僕も思わずそう言ったぐらいで。本人に。『いままで話聞いていて、わかります。それは、手首切ります』って言ったぐらいで。なんか、そのDVDの時はスタッフの人も横で聞いていて、普通に泣いていたぐらいだったんですよ。だから、ちゃんと伝えられたら誤解もかなりなくなるとは思うんですけど、伝えられないんですよね。うん。

(小島慶子)うーん・・・

(吉田豪)その、復帰の時の本もなぜかその女子高生とかいろんな人の対談集みたいな感じになっていたりとかで。彼女がなにかを語る本じゃなかったんですよね。

(小島慶子)じゃあ、あれなんですかね。豪さんから見ていると、周りにもちろん上手くプロデュースする人もいないし、自分でも、自分のことをプロデュースして、こういう出方にしようとかってことをあんまり考えるタイプではなくて・・・ってことなんですかね?

(吉田豪)そうですね。その、悩んでいる時に読んでいた本で、なんだっけな?彼女がそれで学んだことっていうのが、『自分の本当に好きなことは口にしちゃいけない。本当にやりたいことは口にしちゃいけないっていうのを読んだんですよ』みたいな感じで。なんか、本当のことを言わない癖みたいなのがそこでついちゃったんですよね。またね。

(小島慶子)うーん。そうかそうか。ねえ。でも、まあいまは入院してらっしゃいますからね。どなたかが周りにはいらっしゃるんでしょうけどね。うん。でもそれだけ、見てきている豪さんとしては、あれですよね。今後、退院後、誰かちゃんとそばにいてあげられるのかな?とか心配になりますね。

(吉田豪)だからまあ、家族との関係も、まあいまはお母さんとも上手くは行っているみたいですけど。微妙な部分もあるし。まあ、恋愛に行っちゃうんだろうなとは思うんですけどね。そう。いや、本当、個人的に思うのはね、後藤真希&加護亜依を入れた、1回だけでいいから、ドリームモーニング娘。やってほしいっていうね。ケジメというか。後藤真希引退前にという。

(小島慶子)再結成を?1回だけでも?

(吉田豪)1回でいいですからね。事務所もいろいろ複雑な感情あるのもわかりますけども。とは、思います。

(小島慶子)吉田豪さんでした。ありがとうございました。

(吉田豪)はい。

<書き起こしおわり>

吉田豪 芸能人の結婚式引き出物の奥深さを語る

$
0
0

吉田豪さんがMXテレビ『5時に夢中』のコーナー、追跡!ベスト8 うれしくない引き出物特集にVTR出演。芸能人結婚式引き出物マニアの吉田豪さんがその奥深さや、引き出物から読み取れるものを話していました。


(ナレーション)しかし、まったく別の視点から引き出物の価値を見出す人がいます。その方とは、プロインタビュアーの吉田豪さん。

(岡本夏生)(VTR 吉田豪を見ながら)あっ、この人、私のこと大っ嫌いの人でしょ?

(北斗晶)えっ?

(岡本夏生)この人、私のこと大嫌いな人。

(北斗晶)なんで?

(岡本夏生)あちこちで私の悪口、言ってるんだって。

(ナレーション)実は吉田さん、芸能人の引き出物コレクターで、50近いコレクションをお持ちとのこと。たとえばこちらは森進一さんと大原麗子さんの引き出物と、その後の森昌子さんとの結婚式の引き出物という、揃えたらなにか起きそうな珍品。そんな吉田さんに、引き出物の奥深さをうかがいました。

引き出物から見えるもの

(えんどぅ)引き出物から見えるものってなんですか?

(吉田豪)ええと、いちばんわかりやすいのはセンスと、あとその人の経済状況ですね。

(えんどぅ)ええっ?

(吉田豪)いまのわかりやすい例で言うと、これですね。あの、高田延彦さんと向井亜紀さんの。ダンベル(笑)。


(えんどぅ)ええっ!?

(吉田豪)しかもファンシーな。

(えんどぅ)名前入り。

(吉田豪)名前入りで。これと、テレホンカードだったんですよ。団体経営が大変で、自由になるお金があんまりなかったっていうことですね。

(えんどぅ)はー!

(ナレーション)さらに・・・

(吉田豪)センスがやっぱりすごいよくわかるんですよ。王貞治さんとか、結婚、いつだ?っていう話じゃないですか。もう僕なんか、ぜんぜん生まれる前ですよ。生まれる前に、チーズフォンデュのセットを配っているんですよ。


(えんどぅ)ええっ!?

(吉田豪)あの、当時日本でぜんぜん普及してないですよっていう(笑)。

(えんどぅ)そもそもその料理があったかも・・・?

(吉田豪)かなりおぼろげな状態だと思うんですけど。変すぎるし、いくらかかっているんだ?って思うんですよ。

(えんどぅ)いまあっても、ぜんぜん新鮮。

(吉田豪)すごいですよ。

(ナレーション)吉田さんが引き出物に見るのは、街の意見では嫌われていた新郎新婦のエゴ。物としての価値ではなく、そのにじみ出る何かに面白さを見出しているのです。

(えんどぅ)最近こう、引き出物がみんな、いらないとか不必要っていう人が結構多くて。それについてはどう思いますか?

(吉田豪)気持ちは分かるんですけど。だからこそ、いいじゃないですか。著名人のものに限って言うと、有り物じゃない人間性がすごい見えるので、楽しいです。引き出物、奥深いですよ!間違いなく。

(ナレーション)みなさんも、引き出物をいらないなんて言わずに、楽しんでみてはいかがでしょうか?

<書き起こしおわり>

吉田豪 キノコホテル カルメン・マキ カバー騒動のまとめ

$
0
0

吉田豪さんがMXテレビ『モーニングCROSS』に出演。キノコホテルがカルメン・マキさんの『ノイジー・ベイビー』をカバーしたことを発端とした騒動について、現在までの状況をまとめて紹介していました。


(堀潤)さあ、続いて、最後に豪さん、お願いします。

(吉田豪)はい。『カルメン・マキ キノコホテル騒動』。

(脊山麻理子)『歌手のカルメン・マキさんがTwitter上で自身の歌う曲、「ノイジー・ベイビー」をめぐり、女性4人組バンド、キノコホテルのメンバーとトラブルになる事態が発生しました』。

(堀潤)キノコホテルさん。僕、初めて聞いたんですが。最近出てこられた?

(吉田豪)いや、そこそこキャリアがありますね。

(堀潤)あ、結構キャリアがある。はあ。『ノイジー・ベイビー』っていうのはどんな曲?ということで・・・(カルメン・マキ版が流れる)これ、原曲。カルメン・マキさん。

(吉田豪)はいはい。

(堀潤)かっこいいですね。カルメン・マキさんね。(キノコホテル版が流れる)こっちがカバー?

(吉田豪)ずいぶんワイルドな感じで。

騒動の発端

(堀潤)あ、いまっぽいですね。かっこいいですね。こちらも。いいじゃないですか。ただ、トラブルの発端はキノコホテルの演奏を偶然見ていたカルメン・マキさんが『あれ?これ、私の曲だ』と。なんの断りもなく自身の曲をカバーをしていることを知り、憤慨。『人の曲をカバーする時は、歌手にも一言報告するのが常識』とTwitterで批難。それに対してキノコホテル側はTwitterで『著作権者である作詞・作曲者にはちゃんと承諾を取っているのに。面倒くさいから、二度とこの曲、やりません』とツイートしたことで音楽業界関係者やミュージシャンを巻き込んだ議論に発展したということで。

(吉田豪)まあ、正確には最初、偶然見た時に、『あまり知られていない自分の曲を、こうやってやってくれているのはうれしい』みたいな感じで喜んでいたんですけど。

(堀潤)あ、よかったよかったと。

(吉田豪)そのうちに、Twitter上で、『あれ、ずっとキノコホテルの曲だと思ってました』とか言われて、『はっ!?』ってなったりとかするうちに、『そういえばCDも送ってきてもらってないし・・・』って。だからCD出てたことを知らなかったんですよ。

(堀潤)なるほど。Twitterのコメントでちょっと怒りが増幅していくっていう(笑)。

(吉田豪)で、その増幅された果てに、その、ね。『面倒くさいからやらない』ってその言葉に対して、『リスペクトは無いのか?』ってなっていった流れなんですね。


(堀潤)へー。本人同士もメッセージのやり取りみたいなのはあったんですか?

(吉田豪)いや、やってないですね。ええ。キノコホテル側がもうほぼ、そこには触れないようにしてて・・・っていう。で、カルメンさんがちょっとエキサイトしている状態です。

(堀潤)まあでもこれは、だから手続き上は著作権者に対しては仁義を切ったと。あとはその、歌を歌っている方には、これ、なんで行かなかったんですかね?

(吉田豪)まあ、あとは筋道論みたいな感じで。正直僕、どっちの気持ちもわかるっていうか、どっちも正しいことを言ってるんですよ。だからその筋道論で言うと、僕、コンピレーション盤。CDを作ったりとか、ボーカロイドのカバー集の選曲を手伝ったりとか、何度かしたことがあるんですけど。その経験で知っているのが、要はレコード会社関係って、いわゆる権利をちゃんと取れば、それ以外の部分には、下手に触れると出せなくなることがたまにあるんですよ。

(堀潤)へー。

(吉田豪)本来だと、そのまま出せるのが、『じゃあ歌手の人にも一応、筋を通そうか』と思ったら、『僕は嫌です』って言われたら・・・『嫌だ』と言われたら、もう出せなくなっちゃうじゃないですか。

(堀潤)そうか。法律的には、もう十分クリアしてるんだけど。あとはその本人の気持ち次第。

(吉田豪)だから、ヤブヘビみたいになっちゃうから。だったらそこは触れないで出して、後でなんかあったら謝ろうみたいになっちゃっているっぽく僕は見えたんです。

(堀潤)究極の話、訴訟リスクを考えると、ぜったいに負けないよっていうことですね。

(吉田豪)そうです。筋を通すっていうか、許可はちゃんとできているんでって。で、実際にそういうの、何度か見たことがあって。元すかんちのローリーさんっていう人が『キャンディ・キャンディ』のカバーを録ったんですよ。それはもちろん権利も取って、さあ出そうとした時に、あれってちょうど原作者と漫画家がモメてて・・・っていうのがあって。だからイラストとかは使えないんですけど、イラストを使わなきゃ出せるはずなのに、そのへんを気を使っちゃってレコーディングしてるのにお蔵入りになったりとか。

(堀潤)はー!

(吉田豪)意外とそういう出せなくなっているカバー曲ってすごい多くて。って考えると、下手に触れずに許可だけ取って出しちゃおうになっているんだと思うんですよ。その結果がこれだろうなと。

(堀潤)なるほど。

(吉田豪)で、僕ちなみにその騒動を最初から見ていて、Twitterでずっとリツイートしてたんですよ。両方の言い分を。その結果、気がついたら『なにやら吉田某という人が裏で本件を扇動しているようですね』とカルメン・マキさんが突然言い出して。

(堀潤)あ、マキさんが、吉田さんがこう、黒幕なんだと。

(吉田豪)両方をただリツイートしてただけで、僕一切コメントしてなかったんですけど。『昔はこういう人のことを芸能ゴロと言いました』と(笑)。芸能ゴロ認定が入ったという(笑)。

(堀潤)いわれなき批判を(笑)。そうですか。カルメンさん、違うそうですからね。ちょっと誤解がありますよ。

(吉田豪)(笑)。まあ、芸能ゴロでもいいんですけどね。

(堀潤)そうですか。まあでも、著作権をめぐる問題というのはクリアされていたとしても、感情面で・・・

(吉田豪)そうなんですよね。

(堀潤)これ、どうですか?でも、訴訟などに発展した場合ですよ、仮にです。こういったのはどういう判例が出るんでしょう?

(弁護士 山口真由)いや、著作者側が・・・もう、作詞・作曲家というのが権利を持ってますよね。で、歌手の方は、まあ著作権法上、そういう権利を持ってないわけですから。それを法律上カバーしようって動きはあるかもしれないですけど。これって別にキノコホテルの側に法律上、何ら落ち度があるとは思えないですけどね。

(堀潤)うん。なるほどね。

(婦人公論元編集長 三木哲男)いま、出版でも多いですよ。だから著作権が切れていて、出せるってわかっても、遺族のところに行ったら『出さないでほしい』って言われたら、出せないんですよ。やっぱり。

(堀潤)ああー、まあまさにこの間の『絶歌』が・・・

(三木哲夫)『絶歌』がそうで。あれ、行かなかったでしょ?あれ、行くとですね、当然『出さないでくれ』って。出す前に記者会見されちゃったら、出せませんから。だからあれは強行したんだと思います。

(堀潤)うーん。まあそれはあとは社会が判断するっていうところですよね。

(三木哲夫)そうですね。

(堀潤)豪さん、これ落とし前、どうつけていきそうですか?

(吉田豪)あの、Twitter上ではもうね、『キノコホテルとカルメン・マキを呼んで吉田豪司会でイベントをやれ』とか・・・

(一同)(笑)

(吉田豪)どこまで巻き込まれるんだ?っていう(笑)。

(脊山麻理子)『双方にとっていい宣伝になったんではないか?』っていうコメントがね、さっき来てました。

(吉田豪)両方知らないでツイートしてるのが多かったので、結果、聞くきっかけにはなったと思うんですよ。

(堀潤)たしかにね。いや、でも知的財産権、著作権の話はこれから、自由貿易の話も含めて焦点ですからね。ぜひ、注目してください。ありがとうございました。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/26848

吉田豪 星野みちるを起点とした新譜特集

$
0
0

吉田豪さんがbayfm『with you』に出演。星野みちるさんの新曲『夏なんだし』を紹介し、そこを起点としてさらに3曲、新譜を紹介していました。

(松本ともこ)今日の特集は何でしょうか?

(吉田豪)はい。『星野みちるさんを起点とする新譜特集』というね。

(松本ともこ)固い(笑)。タイトルが固い(笑)。

(吉田豪)謎のシステムですね。新しいやり方をしています

(松本ともこ)かしこまりました。星野みちるさんを起点とする新譜特集です。いま、これは?かかってますが。

(吉田豪)ええとですね、bayfmにとってもお馴染みの千葉在住、星野みちるさんなんですけど。これが7月22日にね、ニューシングル。まあこの前ね、新しいシングルを出したばっかりなんですが。リリース前の音源を流しちゃおうということで。

(松本ともこ)すごい。

(吉田豪)『夏なんだし』という今度、シングルが出るんですが、それのカップリングの『坂道の途中』というのがこの曲で。これ、元ピチカート・ファイヴ 高浪慶太郎さん作のモータウン調の曲で。これをもう、このままじっくり聞いてほしいぐらいのレベルの、素晴らしい曲なんですけど。今回のシングル、カップリングが高浪さんで、タイトル曲が小西康陽さんというね。

(松本ともこ)すごい(笑)。

(吉田豪)ピチカートコンビですよ(笑)。なかなか実現しないですよ、こんなシングル。

(松本ともこ)本当だ。

(吉田豪)当然、どっちもいいに決まっているわけですよっていうね。

(松本ともこ)それが7月22日。じゃあ、いち早くと。

(吉田豪)そうですね。

(松本ともこ)じゃあ、かけるのはシングルのタイトル曲を行こうと。

(吉田豪)聞こうかなというね。その『夏なんだし』というのが、はっぴいえんどの『夏なんです』という曲がありまして。



(松本ともこ)はい。

(吉田豪)そのアンサーソング。

(松本ともこ)『夏なんです』のアンサー。

(吉田豪)44年ごしのアンサーが、なぜか稲川淳二さんがゲストで。稲川さんがしゃべりまくるっていう謎の曲なんですけど(笑)。

(松本ともこ)えっ?夏だから?

(吉田豪)夏だから(笑)。

(松本ともこ)(笑)。しゃべるの?

(吉田豪)夏なんですね。

(松本ともこ)すごいですね。これ、なかなか注目の一曲じゃないですか。この季節に聞かないと。

(吉田豪)いってみますかね。7月22日リリース、星野みちるさんで『夏なんだし』。

星野みちる『夏なんだし』


(曲おわり)

(松本ともこ)星野みちるさんが、野宮さんに感じた・・・

(吉田豪)(笑)。そこまでクールな感じがないのがいいんですよね。

(松本ともこ)いや、すごい。いま、なんか違う色が見えた。『夏なんだし』です。

(吉田豪)あの、はっぴいえんどのアンサーということで。そこからの流れで、また行きますよ。

(松本ともこ)あ、しゃべってる。稲川さんが。

(吉田豪)あ、稲川さん、来ました?

(松本ともこ)でも、これ相当早く今日かけられてよかった。7月22日リリースですもんね。

(吉田豪)ちょうど夏っぽくなってきたタイミングで、というね。そんなわけで本日発売の、元はっぴいえんど、松本隆さんの作詞家活動45周年を記念したトリビュートアルバムが出てるんですよ。

(松本ともこ)はい。今日発売になりました。

(吉田豪)本日発売ですね。ちょうどこれにはっぴいえんどの未発表曲を松本隆さんと
細野晴臣さんと鈴木茂さんの3人で新録したボーナストラックも入っていたりとか。この3人の演奏で、今度ね、イモ欽トリオとかC-C-Bとか、すごい面々を集めたライブも決定したりとかで。なんかね、大瀧詠一さんが亡くなったことで、やり残したことをやっておかなきゃ、みたいな感じの活動が始まっているみたいなんですけど。

(松本ともこ)うんうんうん。

(吉田豪)ねえ。そんなトリビュート盤に、これもそのライブでやってほしくなるような、素晴らしいアレンジのカバーがありまして・・・という。

(松本ともこ)はい。この中からでも、1曲っていうのをね、選んでくれたわけですね。

(吉田豪)いいの、いっぱいあるんですが。ここで流すべき曲というのが、クラムボンが中島愛さんがマクロス・フロンティアでやっていた『星間飛行』という素晴らしい曲があるんですが。それをクラムボンの方が、まあ非常に、単なるアニオタなので。愛を込めたカバーをしていたという感じで、聞いてみましょう。クラムボンで『星間飛行』。

クラムボン『星間飛行』


※リンク先で視聴できます

(松本ともこ)クラムボン『星間飛行』をお送りしています。今日リリースされたばかりということですよね。松本隆さん作詞家活動45周年記念。これは手に入れなければ!というトリビュートアルバムです。

(吉田豪)ライブも行きたいというね。

(松本ともこ)いやー、もう必死ですよ、私。もう、絶対に行く!

(吉田豪)なんとかね(笑)。

(松本ともこ)もうみんな奪い合いっていうね。もう仕事を休んでも!ぐらいの人はたくさんいらっしゃると思います。

(吉田豪)はっぴいえんど部分を拾って、いま行ってみましたが。

(松本ともこ)これ、星野みちるさんからつながっておりますね。

(吉田豪)今度、小西康陽部分を拾ってみます。本日発売の小西さんのソロ・プロジェクト、PIZZICATO ONE名義のセカンド・アルバム『わたくしの二十世紀』というのが出まして。素晴らしかったです、これ。最高。



前の作品も良かったんですよ。洋楽カバーを海外のボーカリスト、様々な方を招いて作っていたんですけど。今回、自分の過去曲をUA、YOU、ムッシュかまやつ、西寺郷太といった面々がカバーしていて。

(松本ともこ)はい。

(吉田豪)あの、全体的に非常に暗い、死の匂いのする感じのアルバムなんですけど。全体に『死』という単語が異常に出てくるんですけど。で、キョンキョンのカバーが最高でした。

(松本ともこ)おっ!

(吉田豪)本当、なんだろうな?歌が上手いわけじゃないんだけど、確実に何かが伝わる感じの。

(松本ともこ)この世界を出していると。

(吉田豪)そうですね。いってみましょう。PIZZICATO ONE feat.小泉今日子で『私の人生、人生の夏』。

PIZZICATO ONE feat.小泉今日子『私の人生、人生の夏』

※リンク先で視聴できます

※LINE MUSICでも聞けます

(松本ともこ)豪ちゃんの言うとおり、なんとも味がありますよね。

(吉田豪)ねえ。音程危うそうな気もするんだけど、なんかそこがいいっていう(笑)。

(松本ともこ)小西さんのソロ・プロジェクトであるところで、自分の過去の曲を様々な人に歌ってもらっているという。

(吉田豪)そうです。

(松本ともこ)それが素晴らしかったんだけども、中でも今日はキョンキョンの。feat.小泉今日子さん『私の人生、人生の夏』っていうタイトル。

(吉田豪)ねえ。一応、夏ソングでも(笑)。

(松本ともこ)夏ソングだけど、ある意味、まあ涼しくなってきますよ(笑)。

(吉田豪)(笑)

(松本ともこ)ちょっと考えちゃうな。

(吉田豪)そして最後。どういうきっかけで紹介しようか?と思っていた曲があったんですけど。そうだ!星野みちると言えば、元AKBということで、まゆゆをかけようと(笑)。

(松本ともこ)まゆゆ?あんまりかけなかったですね。

(吉田豪)6月10日発売のまゆゆの2年ぶり5枚目のソロシングル『出逢いの続き』っていうのがありまして。まあ正直、このタイトル曲自体は僕はそんなにピンと来てないんですけど。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)あの、初回Bかな?これは。初回生産限定版Bのカップリングにヤバいのがあるんですよ。

(松本ともこ)そういうさ、もうわからないんだけど。たまたまBを手にしたのか、それを聞きたいと思ったのか・・・

(吉田豪)なんか、ヤバいのがあるらしいって聞いて、視聴したら本当にヤバくて。買わなきゃ!と思って買ったら素晴らしかったという。まゆゆって基本、学級委員感があるっていうか、他が結構ね、真面目じゃない人が多い中で、真面目にやって。

(松本ともこ)私も、みなさん来た時に、やっぱり彼女に最後振ったり、たよっちゃう。

(吉田豪)でもね、『真面目な人間が損をするのがAKB』と言っていたようにね、基本なんかそういう、かわいそうなんですよ。この前のAKBの総選挙でもね、みんなが好き勝手しゃべって時間なくなって。1位から3位に落ちたのに、『時間、ないですよね』って気を使って、切り上げちゃったりとか(笑)。もう本当に、そういう健気な感じ。

(松本ともこ)はいはい。

(吉田豪)でも、もったいないじゃないですか。でも、根底にはもっとギラギラした感情がある人で。それが伝わるのがこの曲で。彼女、椎名林檎とかミッシェル・ガン・エレファントとか大好きで。

(松本ともこ)本当ですか!?

(吉田豪)そうなんですよ(笑)。そっちの人で。そっちの人っていうのが思いっきり出た曲なんですよ。

(松本ともこ)聞きたい!聞きたい!

(吉田豪)思いっきり椎名林檎調の曲で。それをミッシェル的な歌い方もしてるっていうか(笑)。まゆゆのロック部分が出てるっていう。そんな感じで渡辺麻友さんで『紛らしている』。

渡辺麻友『紛らしている』


(松本ともこ)かっこいいじゃないですか。

(吉田豪)かっこいいんですよ、普通に(笑)。

(松本ともこ)なんかあの、女子のファンももっと増えちゃいそう。こういうライブをやってほしい。

(吉田豪)こういうのがちゃんとハマる人だとは、みんな思ってないじゃないですか(笑)。

(松本ともこ)だって私、ドラマ見ててもさ、書店の。なんかぜんぜん違うじゃないですか。

(吉田豪)まあでもまたね、視聴率低いとか言って叩かれてね。

(松本ともこ)あ、そうなの?

(吉田豪)本当、かわいそうでね。

(松本ともこ)私は見てるよ!(笑)。

(吉田豪)(笑)

(松本ともこ)そうなんだ。でもこれ、タイトル『紛らしている』。このロックな感じ。ミッシェル好きなんだ。そして椎名林檎さんになっていた。

(吉田豪)最高です!

(松本ともこ)いや、最高ですね。

(吉田豪)ぜひ、初回Bを(笑)。



(松本ともこ)これ、初回B。だから本当、これをいろいろ聞いている吉田豪って、やっぱりすごいなって思っちゃった。いろいろ聞いて、自分の好きなのに当たった!っていうね。いつもすごいですけど、今日、また盛りだくさんで。全部買いじゃないですか?

(吉田豪)ねえ。ぜひとも!

(松本ともこ)星野みちるちゃんから・・・

(吉田豪)その起点も忘れないで下さい(笑)。まあ起点、まだですからね。発売が。

(松本ともこ)7月22日。かなり先なんだけど。でも、稲川淳二さんの季節がやってきたってことですよ。

(吉田豪)そういうことですね。

(松本ともこ)そこで、もう聞きましたし。松本隆さん行き、小西康陽さん行き、そして、まゆゆに来たということで。盛りだくさんでした。

<書き起こしおわり>

吉田豪・玉袋筋太郎 永遠の中学生 橋本真也の魅力を語る

$
0
0

TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。玉袋筋太郎さんらと永遠の中学生、破壊王・橋本真也さんの魅力について語り合っていました。


(小林悠)そして今日は、スペシャルゲストに橋本かずみさん、そして橋本大地選手にもスタジオにお越しいただいております。よろしくお願いします。

(橋本大地・かずみ)よろしくお願いします。

(玉袋筋太郎)豪ちゃん、すごいね。ブッキングしたね。また。

(吉田豪)謎のタッグですよ。3人でいきますよ、今日は。

(玉袋筋太郎)3人で(笑)。いいねー!電波ジャック。TBS破壊王。

(吉田豪)ええ。

(玉袋筋太郎)いいんじゃないの。破壊しちゃって。うん。

(吉田豪)この3人が集まったってことは当然ね、テーマは・・・

(玉袋筋太郎)テーマは、そりゃあもう、ブッチャーこと・・・

(吉田豪)橋本真也さんですよ。

(玉袋筋太郎)うわー、もうね!

(橋本大地)今日、僕さっき台本を見たんですけど、これ、昼間しゃべっていい・・・?

(吉田豪)問題ないです!

(玉袋筋太郎)大丈夫!

(一同)(笑)

(吉田豪)こういう番組です!気にせず。

(玉袋筋太郎)いいから!玉袋筋太郎がやってんだから。

(一同)(笑)

(小林悠)あの、ご家族が心配するような内容があるんですけど。大丈夫ですかね?

(玉袋筋太郎)でもね、大地くんもでっかくなっちゃってさー。

(小林悠)ずっと応援されてますからね。玉さん。

(玉袋筋太郎)そう。橋本さんと奥さんのね、僕、披露宴に出させてもらった時、まだ大地くんなんか、2才ぐらいだもんね。

(橋本かずみ)いやいや、まだ1才になってなかったです。

(玉袋筋太郎)なってないかね。そん時に破壊王のコスチュームを着て、出てきたんだよ。抱っこされて。

(吉田豪)へー!

(橋本かずみ)蝶野さんと武藤さんに抱っこされてね。

(玉袋筋太郎)そうそう!そうだよね。それがこんな大きくなっちゃうんだから。参っちゃうよなー!

(橋本大地)あの時のことはぜんぜん覚えてないんで。

(吉田豪)当たり前ですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)そうなんだよね。いい!

破壊王 橋本真也のあらすじとその筋

(小林悠)さあ、そんな橋本真也さんのあらすじとその筋をご紹介しましょう。1965年、岐阜県でお生まれの橋本真也さん。84年に新日本プロレスに入門。その年の9月、後藤達俊戦でデビューを果たします。そして87年、海外修行に出て帰国した後は、武藤敬司さん、蝶野正洋さんとともに闘魂三銃士として活躍。破壊王のニックネームで人気を博します。そして2000年には新日本プロレスを離れて、プロレスリングZERO-ONEを設立。その後、フリーの道を歩みながら現場復帰を目指してリハビリをしていた2005年、40才の若さで亡くなります。しかしその勇姿は、いまもファンの心の中で生き続けています。

(玉袋筋太郎)ZERO-ONE、よかったよな。旗揚げして。最高だったよな!

(吉田豪)最高でしたよね。燃えましたよね!

(玉袋筋太郎)そりゃ、燃えた。

(吉田豪)あんなデタラメな、カオスな(笑)。

(玉袋筋太郎)めちゃくちゃだもんね。橋本真也いるわ、小川いるわ、三沢いるわっていう。めちゃくちゃだもん。

(吉田豪)なんだろう?言っちゃ悪いけど、本当に何も決まっていない感じっていうか。あの、みんなやっちゃえばいいや!っていう感じの。

(玉袋筋太郎)橋本真也なんだよな、あれが。

(吉田豪)最高でしたね。

(玉袋筋太郎)ああ、よかったよ!あれは燃えた。

(小林悠)そしてその橋本真也さんのその筋。こちら、吉田豪さんの取材に基づくものですが。その1です。プロレス以外のあふれる才能、狙撃の腕前は超一流の筋。その2、根っからの凝り性。練習そっちのけでラーメン研究の筋。その3、プロレス愛ゆえの衝突。俺は命を張って戦っているんだぞ!の筋。その4、ずっとこの日を待っていた。後輩をダシに女優黒木瞳さんに急接近の筋。その5、ラブホテルで真剣勝負。2人きりでインタビューの筋。その6、なんとも言えない絶妙な人間関係。新日本プロレス闘魂三銃士の筋。その
7、時は来た、7・13橋本真也復活祭の筋と7本の筋が張ってらっしゃいます。

(玉袋筋太郎)小林さん!『時は来た』はもうちょっと感情を込めて言ってもらわないと・・・

(吉田豪)ただ、それだけだ!

(玉袋筋太郎)そうですよ!サラリと原稿のように読みましたけどね。小林さん、ダメですよ!

(小林悠)えっ、正しくは、なんて読むんですか?

(吉田豪)読んでくれれば、僕らがプッて笑うんですよ(笑)。



(玉袋筋太郎)そう!時は来た!

(小林悠)時は来た!失礼しました(笑)。

(玉袋筋太郎)豪ちゃん、なぜ、また今回は橋本真也伝説を?

(小林悠)Tシャツも橋本真也さんのTシャツですね。

(吉田豪)そうなんですよ。もうすぐね、命日が近づいているっていうことでね。

(橋本かずみ)そうですね。11日なんで。

(橋本大地)その前に、今日、誕生日です。

(橋本かずみ)誕生日なんです。

(玉袋筋太郎)えっ?橋本さんの?あらー!

(小林悠)ねえ、運命ですね。

(玉袋筋太郎)誕生日だったんだー。

(橋本かずみ)喜んでますね。今日。きっと。

(玉袋筋太郎)そうだよ。TBSラジオにも昔、ゲストで来てもらおうと思って。呼んだんだけど、2時間遅刻してきたからね。

(吉田豪)まあ、いつものことですね。

(玉袋筋太郎)いつもの!

(一同)(笑)

(玉袋筋太郎)電話したら、『高速道路でいま、渋滞してるから』って。番組終わっちゃったもん。その日。

(橋本かずみ)たぶんその頃、まだ家にいたんだと思いますよ、きっと(笑)。高速なんか乗ってなかったんだと(笑)。

(玉袋筋太郎)ああ、そうなんだよね。

(吉田豪)まあでも、憎めない人なんですよね。本当になんか、永遠の中学生っていうか。

(玉袋筋太郎)そうかもしれねえな。

(吉田豪)あの、アントニオ猪木と極真と梶原一騎と沢田研二と、ウルトラマンとトラック野郎と松方弘樹がずっと好きみたいな感じだったんですよ。

(玉袋筋太郎)素晴らしいね!

(吉田豪)完璧な人ですよね。

(玉袋筋太郎)おう!完璧だよ!お父さん、完璧な人!本当に。

(小林悠)完璧は、なにをもって完璧なんですか?

(吉田豪)その魂を忘れないで、息子さんも仮面ライダーが大好きになるっていうね。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)あらー、引き継いで。

(橋本大地)僕も仮面ライダー、大好きなんすよ。

(玉袋筋太郎)いいねいいねー!

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27640
http://miyearnzzlabo.com/archives/27644
http://miyearnzzlabo.com/archives/27648
http://miyearnzzlabo.com/archives/27651
http://miyearnzzlabo.com/archives/27655
http://miyearnzzlabo.com/archives/27659

吉田豪・玉袋筋太郎が語る 破壊王 橋本真也の狙撃の腕前

$
0
0

TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。玉袋筋太郎さんらと破壊王 橋本真也さんのスナイパーとしての一面について語り合っていました。


(吉田豪)順番に行きますかね?

(玉袋筋太郎)行こう、行こう。

(小林悠)でもこれ、大丈夫なんですか?心配なんですけど。

(玉袋筋太郎)狙撃の腕前。

(吉田豪)かなりスナイパーだったんですよね。

(玉袋筋太郎)スナイパーだよね。

(吉田豪)お父さん、スナイパーで有名で。

(小林悠)どういうことですか?

空気銃大好き 橋本真也

(吉田豪)あの、空気銃とかが大好きなんですよ。あの、ね。付き人というかお弟子さんに巨大なタンクを持たせて。エアーが入っている。ガスが入っている。それで、もう片っ端からいろんなものを撃つ。

(小林悠)ちょっと・・・(笑)。

(吉田豪)新弟子、後輩とかをひたすら撃つというね。

(小林悠)ちょっともう、これ、本当ですよ。

(吉田豪)ひどかったんですよ。当時。

(玉袋筋太郎)本当、嫌な先輩ですよ。

(吉田豪)(爆笑)

(玉袋筋太郎)迷惑な先輩だよ!

(吉田豪)ねえ!いまやね、かなりトップの方にいる天山広吉さんとかが主に撃たれ続けていたわけですよね。

(玉袋筋太郎)山牛なんつーのはもう、撃たれっぱなしだよ、もう。もう、おでこに爪楊枝刺されたりとか。大変なんだから。

(吉田豪)まあそれ、日常ですからね。

(玉袋筋太郎)日常だもん。

(吉田豪)だって、道場の餅つき大会で、餅ついていて、餅ひっくり返す役とかあるじゃないですか。ちょっと頭を上げた瞬間に、バコーン!って撃たれるらしいんですよ。額を。で、見ると道場の2階からスナイパーが狙っているっていう(笑)。

(小林悠)どんな餅つき大会なんですか!?

(玉袋筋太郎)スズメとか撃ってるしね。

(吉田豪)スズメバチとかですかね?スズメバチの巣でしたっけ?

(橋本大地)スズメも撃ってましたね。

(橋本かずみ)鴨も撃ってたし。

(吉田豪)あの、カラスを家で撃って大変なことに。

(橋本かずみ)そうなんですよね。

(橋本大地)それこそ、それ、僕の部屋からですよ。僕の部屋から、朝だったかな?朝、起きて、目の前にゴミ置き場があったんですよ。もう僕の部屋のちっちゃい小窓から、ずっと待ってるんですよ。

(吉田豪)(笑)

(橋本かずみ)夜中から構えて待ってるんですよ。

(玉袋筋太郎)夜中からですか!?あのデカい体で?かぁー!すごいっすね!

(吉田豪)『迷惑なカラスは俺が撃つ!』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)もうね、本当中学生だよな!

(吉田豪)その結果、矢鴨騒動の時に、ボウガンを入手して、鴨を狙っていたから犯人だと疑われたことがあったんですけど。まあ、そん時はでも、未遂だったんですよね。

(橋本かずみ)当たらなかったんですよ。

(吉田豪)当たらなかった。でも近所の人に注意されて。『なんだよ!俺は鴨撃ったって、ちゃんと食うんだ!』ってキレたっていうね。

(小林悠)ちょっと・・・(笑)。

(吉田豪)基本、スズメも撃っても食べるんですよ。

(橋本かずみ)そう。ちゃんと食べてます。無駄な殺生はしないから。

(吉田豪)そうなんですよ。そのかわり、食べさせられるのが後輩の方とかで。で、また天山さんが食わされて、ひどい目にあうっていう。

(橋本かずみ)私も食べさせられましたよ。

(吉田豪)そうなんですか?

(玉袋筋太郎)ええっ?奥さんも食べさせられたんですか?

(橋本かずみ)はい。

(吉田豪)野生のスズメを(笑)。

(橋本かずみ)いや、ほんのちょっとだけ。食べないと怒るんで。

(玉袋筋太郎)まあ、焼き鳥屋にもあるしね。スズメはね。うん。

(小林悠)京都でも食べたこと、ありますけど。

(玉袋筋太郎)結構、自給自足的な橋本真也ですよ。

イタズラっ子 橋本真也

(吉田豪)基本、こういうイタズラっ子なんですよね。まあ、有名な話だと、セミが大嫌いな小島聡さんの部屋に、セミ200匹捕って、いない間に放しておいて。

(小林悠)ええーっ?生きた状態ですよね?

(吉田豪)生きた状態で。で、本人は帰っちゃって、『さーて、これから面白いことになるぞ!』みたいな(笑)。

(玉袋筋太郎)もう、ジャイアンだよね。

(吉田豪)ジャイアンなんですよ。『劇場版ジャイアン』って僕はよく言ってるんですけど。でも、いいところがあるんですよ。映画版ぐらいにいいところはあるんですよ。その代わり、質は悪いんですよ(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(吉田豪)たぶん後輩の人たちもすごい恨みとか持っていながらも、憎めないってみんな言ってたりする感じで。アフターケアもあったりするっていう。

(玉袋筋太郎)うん。よくね、弟弟子に殺されなかったと思うね。

(吉田豪)(笑)

(小林悠)恨まれて?

(玉袋筋太郎)うん。でもまあ、縦社会だから。こりゃ、しょうがない。たけし軍団だから、よくわかる!

(吉田豪)ねえ。1人ちょっと先輩ね、許せないことがあったけど・・・っていうね(笑)。

(玉袋筋太郎)豪ちゃん、また、やめてよ(笑)。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)火薬庫だな、本当、いちいち振ってくるね、おい!さあさあさあ・・・

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27640
http://miyearnzzlabo.com/archives/27644
http://miyearnzzlabo.com/archives/27648
http://miyearnzzlabo.com/archives/27651
http://miyearnzzlabo.com/archives/27655
http://miyearnzzlabo.com/archives/27659

吉田豪・玉袋筋太郎 ラーメン研究家 橋本真也を語る

$
0
0

TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。玉袋筋太郎さんらと、凝り性の橋本真也さんが練習そっちのけでラーメン作りにハマッた話をしていました。


(吉田豪)次、行きますか?

(玉袋筋太郎)根っからの凝り性。練習そっちのけでラーメン研究の筋。橋本真也さんがそうだったんだよね。

(吉田豪)そうなんですよ。やっぱりなんでもハマるんで。美味しんぼにハマッた時は、これからは料理だ!ってモードになって。『お前の友達、ラーメン屋はいるか?』とかお弟子さんに聞いたりして。で、西村修さんから『いる』って聞いた瞬間に、『そいつに麺の作り方を教われ!』っていう感じで。で、面倒くさいからはぐらかしたんですけど、結局道場に近いラーメン屋さんから美味しいスープの作り方を教わりに行ったりとかして。

(玉袋筋太郎)おお、おお。

(吉田豪)結果的にはもう、出汁のために鶏ガラからなにから、全部試して試行錯誤。

(玉袋筋太郎)うん。一杯作るの、すごい大変だったんだから。値段が。

(吉田豪)真ちゃんラーメンっていうラーメン屋をやろうとした説がありますよね。

(玉袋筋太郎)橋本真也?

(橋本かずみ)やる気はなかったんですよ。『やれば?』って言ったんだけど、『こんな金がかかるラーメン、作りたくない』って。

原価無視 材料費はガンガン使う

(吉田豪)要は本当に材料費、ガンガン使っちゃうんですよ。

(小林悠)ああ、こだわっちゃうから。

(吉田豪)こわだりすぎちゃうんで、一杯いくらになるんだ?みたいになっちゃうんですよね。

(玉袋筋太郎)原価計算できない人ですね。

(吉田豪)全く。

(玉袋筋太郎)言ってみりゃあ。だって、一杯のラーメン十万円ぐらいしちゃうんだから。

(小林悠)おかしいですよね。

(吉田豪)あの、豆腐作りにハマッた時は、それですよね。

(橋本かずみ)お豆腐作った時は、一丁二万円ぐらいしましたね。

(玉袋筋太郎)一丁二万!なんだよ、その豆腐作り。

(橋本かずみ)お金、かけすぎて(笑)。

(小林悠)実際、味は美味しいんですか?こだわった分。

(橋本かずみ)いや、固すぎて。お豆腐が。ぜんぜん美味しくなかったです。

(吉田豪)って言ったらキレたっていうね(笑)。

(一同)(笑)

(橋本かずみ)もう二度と作らない!って言ってましたね。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)基本、だからなんでもハマッちゃう人なんですよね。

(橋本かずみ)そうですね。

(吉田豪)過剰に。だからもう本当、トラック野郎にハマッたら、デコトラで入場するって言い出したりとか。で、松方弘樹さんにハマッたことがあって。で、その時に、ちょうど橋本さんが選手会長をやっていた時に、謎のことがあったんですよ。ずーっとプロレスってジャージがあるじゃないですか。代々。橋本さんの代に突然、ジャージじゃなくて学生服みたいになったことがあったんですよ。マオカラーのスーツに。

新日本プロレスのマオカラーのスーツ

(玉袋筋太郎)マオカラーね!そう。

(吉田豪)なんでか?って思って。マオカラーって、詰め襟みたいな。

(玉袋筋太郎)服部校長が着てるやつ。

(吉田豪)そうです。そうです。

(小林悠)(笑)

(吉田豪)あれが何か?って言ったら、松方弘樹が着ててかっこよかったからっていう(笑)。

(一同)(笑)

(吉田豪)それをプロレスに導入したんですけど、素材がジャージじゃないから、本当ダメなんですよ。あの、スポーツマンが着るやつじゃないんですよ。

(橋本大地)あれ、そういう理由だったんですね。

(吉田豪)そうですよ。

(橋本大地)あ、知らなかったっす(笑)。

(吉田豪)みんな文句言ってたらしいですよ。なんで俺たち、こんなの着なきゃいけないんだ!って(笑)。

(玉袋筋太郎)ある意味、荒勢イズムだよ。荒勢。相撲の荒勢さんも常にマオカラーだったからね。うん。マオカラー。

(小林悠)憧れちゃう人が多いんですね。

(吉田豪)で、大人になってから、だからおもちゃ、子どもの頃にそんな買えなかったとかで、大人になって急にその、さくらやホビー館の存在を知った時に衝撃を受けて。いきなり30万円ぐらいおもちゃを買って。それから、もうお風呂で1人でずーっとおもちゃで遊んだりっていうね。

(玉袋筋太郎)そういう旦那さんだったんですね。

(橋本かずみ)そうですよ。お風呂で、プシューッ!って言って、ウルトラマン同士を戦わせてましたから。いつも。

(小林悠)なんでお風呂なんですか?

(吉田豪)もう当時、トップレスラーの頃ですよ。まあ、誰にも邪魔されない世界っていう。

(小林悠)ああ、もう自分の世界で。

(玉袋筋太郎)そもそも奥様との馴れ初めもね、ちょっとこうなったら聞いてみたいっていう感じなんですけども。

(小林悠)そうですよ。こんな、かわいらしい。

(橋本かずみ)なんだったっけ?

(橋本大地)『なんだったっけ?』じゃねーよ。だってもともと、あれじゃん?

(橋本かずみ)トニー・ホームに負けて・・・

(玉袋筋太郎)トニー・ホーム!

(吉田豪)はいはいはい。連敗しましたよ。

(橋本かずみ)で、札幌にちょうど行ってた時に、部屋に電話をしたら、『負けたから、俺、もう帰る!』って言ったんで、『私も一緒に帰る』って言って。その日はでも、小鉄さんと飲みに行く約束をしてたんで。私(笑)。

(玉袋筋太郎)いちいち、いいのが出てくるなー。

(橋本かずみ)それで、『まあ約束があるから、小鉄さんと飲んでから帰ってきなさい』って言われて、小鉄さんと飲んで、次の日帰って、空港で大きなぬいぐるみを買って、道場にお見舞いに行って。

(吉田豪)負けたから。

(玉袋筋太郎)そう。そしたら、その日から家に居ついていたという。

(吉田豪)ええっ、いきなり?

(橋本かずみ)そう。

(玉袋筋太郎)らしいですね。ねえ。居ついたらしいですね。それは、警備員の渡辺さんから聞きました。

(橋本かずみ)懐かしい(笑)。

(玉袋筋太郎)ホイッスル渡辺さんから聞きました。

(吉田豪)いましたね!(笑)。

(玉袋筋太郎)うん。いるんだよ。いいですな、そっからですか!つながったのが。ねえ。いいねー。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27640
http://miyearnzzlabo.com/archives/27644
http://miyearnzzlabo.com/archives/27648
http://miyearnzzlabo.com/archives/27651
http://miyearnzzlabo.com/archives/27655
http://miyearnzzlabo.com/archives/27659

吉田豪・橋本かずみ 命を張って戦った男 橋本真也を語る

$
0
0

TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。玉袋筋太郎さんらと命を張って戦い続けた橋本真也さんについて話していました。


(吉田豪)その流れで、3つ目、行きますか?

(玉袋筋太郎)うん。3つ目。プロレスラーゆえの衝突。俺は命を張って戦っているんだぞ!っていう、これね。

(吉田豪)これ、ぜひかずみさんに聞きたいことですよね。ちょうど、あれなんですよね。3回目のG1クライマックスで、橋本さんが1回戦で馳浩さんに負けた時に、かずみさんがすごい頭に来て。『なんで負けたの!?』って。

(橋本かずみ)帰ってきて、責めました。

(吉田豪)責めたことがあったんですよ。

(玉袋筋太郎)なんであんな、高見恭子の旦那に負けたんだ?と。

(一同)(笑)

(吉田豪)『あんた、あんなね、馳に負けるような男じゃないでしょ!』って。

(玉袋筋太郎)そうだよ!うん。

(吉田豪)って言ったら、逆ギレして、正座させられて2時間ぐらい説教されたっていう。

(玉袋筋太郎)説教されたんですか?

(橋本かずみ)もう、いっつもなにかあると、いつも正座させられて。床に。

(玉袋筋太郎)床に座れと。

(橋本かずみ)はい。『お前は俺の仕事をナメてんのか?』と。『俺は命かけて戦っているんだから、もう二度と言うんじゃない』って言って、2時間正座させられました。

(玉袋筋太郎)かぁー!

(小林悠)『俺の仕事に、何も言うな』ということですか?

プロレスはエンターテイメント・ショーなのか?

(吉田豪)そのぐらいの時期ですね。たぶんだから、ある人から『プロレスはエンターテイメントだから、ショーなんだから』って言われた時に、すごいショックを受けて。その時も橋本さんは『うちの試合は絶対にそんなことはない!』ってね、言い張って。

(玉袋筋太郎)守ったわけですね。ケーフェイを。

(橋本かずみ)私も泣きながら訴えましたから。『本当のことを教えてくれ!』って。

(吉田豪)で、橋本さんも泣きながら。

(玉袋筋太郎)泣きながら!いい夫婦ですね、これ!いい時代があったんですね!

(橋本かずみ)(笑)。傍から見てたら、バカみたいですけどね(笑)。

(吉田豪)最高ですよ!

(玉袋筋太郎)本当。

(小林悠)泣きながら、なんておっしゃったんですか?

(橋本かずみ)『もう本当、俺の仕事をそうやってバカにしないでくれ。命をかけているんだから』って。『本当に命かけてやっている仕事だから、そういうことを、エンターテイメントだって言わないでくれ』って。

(吉田豪)で、実際、このへんって僕、いま出ているBUBKAっていう雑誌で、小笠原和彦さんっていう元極真の空手をやっていた人が橋本さんと対戦して、抗争していまプロレスやっているんですけど。いろいろ聞いたんですけど、本当にだからプロレスが全て決まっているみたいに思っている人が読んでほしいインタビューですよ。



(玉袋筋太郎)おおー!小笠原さんが言ってるんだ。

(吉田豪)すごいんですよ。そういうようなものだと思って行ったら・・・っていう。ほぼ自由組手で(笑)。

(玉袋筋太郎)えっ?すごいね!

(吉田豪)ええ(笑)。こっちが驚いたんですよっていう。だから、そもそも最初は乱入した時も、周りの人にも何も言ってなかったらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)知っているのは橋本さんと中継していた人の偉い人だけで。要は、団体の人も誰も知らない中で、突然知らない空手家が乱入してきたから、みんなブチ切れて。だからその小笠原さんについて来た人も、もうやられちゃったりとか。本当にただの戦い(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)やってたらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)乱暴だよねー!で、それがまたね、ヒヤヒヤして見てるのがいいわけですよ。うん。

(吉田豪)最高ですよ。

(小林悠)大地選手はこういうエピソードは全部、もうお母様から聞いてるんですか?

(橋本大地)聞いてますよ。だからそういうことを言った人も、嫌いだし。

(玉袋筋太郎)うんうん。

(小林悠)それをいま、自分が背負ってってことですもんね。

(橋本大地)背負っているからこそ、正直言って僕はこの話、あんまり好きじゃないです。

(玉袋筋太郎)おおー!言うねえ!うん、いいね!さあ、じゃあ続いて行こうか。

惚れっぽい男 橋本真也

(吉田豪)はいはいはい。4。

(小林悠)黒木瞳さん(笑)。

(玉袋筋太郎)黒木瞳さん、急接近ですよ。こういったことがあるわけですね。

(吉田豪)橋本さん、まあかなり惚れっぽい人で。で、ある日、レフェリーの田山さんが聞いた話で。ある時、『赤坂の美容院に黒木瞳がいるから、車を飛ばせ!』って言われて。

(玉袋筋太郎)(笑)

(小林悠)なんで知ってるんですか?

(橋本かずみ)美容室が同じ美容室だったんですよ。黒木さんと。

(玉袋筋太郎)へー!

(吉田豪)で、美容院に到着したら橋本さんが黒木さんに話しかけて。『うちの若いやつが黒木さんのファンで』って。あの、田山さんぜんぜん黒木瞳さんのことは知らなかったらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)(笑)。いい迷惑だね、これ。

(吉田豪)それで、『握手してもらいなさい。せっかくだから、ちょっと話していけや』とか言われて。まあ、黒木瞳と黒木香の違いもわかんない状態だったのに、話を合わせて。

(玉袋筋太郎)ワキ毛と(笑)。

(吉田豪)『ワキ毛、生えてるのかな、この人?』ぐらいのね。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)で、黒木さんが『練習はどちらでやってらっしゃるんですか?』って聞かれたんで、『新日本の道場は野毛にあります』って言ったら、『私、尾山台ですごい近いから、今度寄らせていただきます』って言ったけども、その後、黒木さんが道場に来たことはないっていう。

(玉袋筋太郎)(笑)。まあ、そうだろうね。

(吉田豪)まあでも、本当にこういうの多い人だったと思うんですよ。僕がやっぱりいちばんよく聞いていたのは、中山美穂さんにすごい惚れて。

(小林悠)ええっ?これ、ご結婚後ですか?

(橋本かずみ)いえ、前からです。

(小林悠)結婚前から。

(吉田豪)かなりミポリン、ミポリン言っていて。中山美穂さんと田原俊彦さんで噂が流た時とかに完全にキレて。田原さんの似顔絵書いて、踏みつけたりとか。試合では『たはらぁー!』って言いながら蹴りつけるとか(笑)。

(小林悠)おかしいですよね!

(吉田豪)八つ当たりをしてたっていう(笑)。

(橋本かずみ)いや、もう田舎に帰る・・・彼、岐阜の出身なんですけど。岐阜の人たちには『俺はミポリンと結婚するんだ』って言ってたんで、私、いちばん最初に連れて帰られた時に、向こうの子どもが『えっ?ミポリンじゃないの?』って言われて(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)『違う人と結婚してるじゃん』って(笑)。すぐ熱くなるんですよね。

(玉袋筋太郎)これがいいねー!そのミポリンのボディーガードをしてたのが、さっき出てきたホイッスル渡辺さんだからね。

(橋本かずみ)あ、そうだ。そうだそうだ。

(玉袋筋太郎)そうだよね。そうなんだよ。だからそこらへんとも、橋本さん。もしかしたら、渡辺さんにも『紹介してくれ』って言ってたかもしれないね。

(橋本かずみ)もう言ってました。ガンガン言ってましたよ。で、『それでもし、美穂ちゃんが結婚してくれるって言ったら、離婚してくれ』って言われましたから(笑)。

(玉袋・吉田)(笑)

(玉袋筋太郎)これだよなー!いいねいいねー!

(吉田豪)一時期ね、のりピーの『星の金貨』にハマってた時の話も大好きで。

(橋本かずみ)ありましたねー!昼ドラとかね。

(吉田豪)そうです。で、異常にハマッて、終わり方が、『なんで終わっちゃうんだ!』ってブチ切れて、奥さんに『いますぐテレビ局に電話しろ!』って(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(橋本かずみ)苦情の電話を(笑)。

(吉田豪)『なんで終わらせるんや、星の金貨を!』っていう。

(小林悠)好きすぎて(笑)。

(吉田豪)熱くなっちゃうんですよね。

(小林悠)へー!まっすぐな人ですね。本当に。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27640
http://miyearnzzlabo.com/archives/27644
http://miyearnzzlabo.com/archives/27648
http://miyearnzzlabo.com/archives/27651
http://miyearnzzlabo.com/archives/27655
http://miyearnzzlabo.com/archives/27659

吉田豪・玉袋筋太郎が語る 橋本真也と闘魂三銃士伝説

$
0
0

TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。橋本真也さん、武藤敬司さん、蝶野正洋さんの闘魂三銃士の超絶エピソードを話していました。



(玉袋筋太郎)面白いよね。闘魂三銃士の話だって、やっぱ面白いしさ。『時は来た!』の時のね、あの蝶野さんの笑顔っつーのはもう、忘れられないね。うん。



(吉田豪)東京ドームでね。

(玉袋筋太郎)東京ドームで、試合前に気合入れちゃって言っちゃったら、うん。あの、本当はもうね、ガッてやってるんだけど。あんまりにもなんか、気合が入りすぎて横の蝶野さんが笑っちゃったっていう。

(吉田豪)あれ、蝶野さんがね、海外仕込みのちょっとアピールをしようとしたら、『俺に任せろ』っていう感じで、任せたら突然あんなことを言い出したから、吹き出しちゃったっていう話ですよね。プッて(笑)。

(玉袋筋太郎)かならず笑ってるんだよね。蝶野さん。そういったところで。うん。いや、だけどまあまあ、生きていれば50才。うん。これがね、本当、もう10年ですか。

(吉田豪)いいですか?5に行って?

(玉袋筋太郎)5。行っていいよ。

吉田豪 橋本真也 北海道ラブホテル取材

(吉田豪)僕のこれは体験談なんですけどね。2人きりでのインタビュー。僕、何度も取材したんですけど、いちばん謎だったのが新日本に取材をたのんだら、『北海道で取材してくれ』って言われたことがあって。

(玉袋筋太郎)北海道?

(吉田豪)僕も橋本さんも東京在住なんですよ。なんでなんだろう?って思って行ったら、だんだん、その橋本さんが泊まっているはずのホテルに近づいていくと、どう見てもラブホテルなんですよ。『ご休憩○○円』とか書いてあって。ええっ!?って思ったら、そっから安田忠夫さんとかが出入りしてて。どう考えてもここだと。

(玉袋筋太郎)安田忠夫が(笑)。

(小林悠)安田忠夫さんというのは?

(玉袋筋太郎)プロレスラーですよ。元お相撲さんですよ。借金まみれですよ。はい。

(吉田豪)で、電話したら、『いますぐ部屋に来てくれ』って言われて。ラブホテルの部屋で橋本さんと。カメラマンもいなかったんで、2人きりでインタビューすることになって。そう。『靴はいたままでいいぞ』って。ドアも開け放したままにしてくれて。『まあ、座れ。なにか飲むか?』って言って、ベッドサイドの小さなテーブルに冷蔵庫から取り出した缶ジュースを置いて。これはなんなんだろう?っていう・・・

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)そんな状態で、橋本さんに女について聞くっていう取材で。これは怖いと思ったんで、身の危険を感じたから、『ちょっとあのね、僕、下半身の病気の疑いがあって・・・』みたいに逃げを打ったんですよ。

(玉袋筋太郎)豪ちゃんが?(笑)。

(吉田豪)そうです。そうです。そしたら、向こうが『お前、ちょっと近寄るなよ!』って言いながらも、『すげーいい抗生物質があるんだ』っつって、プレゼントしてくれて。うわー、いい人だな!と思ったんですよ。でも、後日ですよ、僕の後輩が新日本に、別の人の取材の申請をして。したら、新日本の広報の人が、『ああ、あれでしょ?おたくの吉田豪って、性病らしいね!』って(笑)。『違いますよ!っていうか、なんでそんな言いふらしてるの、あの人!会社で!?』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)豪ちゃんは性病の人になっちゃってる(笑)。シモの病気の人になっちゃってる(笑)。

(吉田豪)最悪だ!っていう。

(玉袋筋太郎)シモノビッチだね(笑)。そうだったんだ!

(吉田豪)そういう人です。でも、いい人なんですよ。本当に、クリスマスイブに取材に行ったら、終わってタクシーを呼んでたんですよ。で、橋本さんが出てきて、『お前!なんでタクシーなんか呼んでんだ!追い返せ!いますぐ俺が車で送ってやる』って。

(玉袋筋太郎)おおっ!こういったところが!

(吉田豪)クリスマスイブに(笑)。ドライブデートですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)またそこで狙われたりしてな。うん。怖い怖い怖い。

(吉田豪)最高でしたよ。

(玉袋筋太郎)さあ、じゃあ次は?どうしようかな?

闘魂三銃士ズンドコ伝説

(吉田豪)闘魂三銃士、行きますか?

(玉袋筋太郎)闘魂三銃士!やっぱ!蝶野さんと。

(吉田豪)蝶野さんと橋本さんが入門直後に洗濯機の取り合いでケンカしたことは有名なんですよ。で、『武藤さんとケンカしたことはあるですか?』って聞いたら、橋本さん、『ムトちゃんとは冷たい戦争やった・・・』って言ったことがあって。『冷たい戦争ってなんですか?』って聞いたら、本当に20年以上前、最初の海外旅行でフィリピンに行った時に、初めての海外でうれしかったから橋本さんが隣に座っていた武藤さんに、『ムトちゃーん!』って言って抱きついたらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)おうおう。

(吉田豪)そしたら、『暑苦しい。やめろよ』って真顔で返されて。橋本さん、はしゃいでいただけなのに、そんなこと言わなくていいじゃん・・・って本気でヘコんだら、武藤さんが『怒ってる?』ってフォローを入れて。本当、子どもみたいな話。

(小林悠)体の大きい男性2人が、そんなやり取りを(笑)。

(玉袋筋太郎)ズンドコぶりがいいですなー!

(吉田豪)これ、武藤さんに確認したら、『本当にね、橋本、最悪なんだよ』って言っていて。なにかと思ったら、その時、相部屋だったらしいんですよね。で、相部屋で武藤さん、食あたりでお腹を壊して寝込んでいた時に、橋本さん、気を使って伊勢海老とか、武藤さんの食べ物を持ってきてくれたらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)おお。

(吉田豪)『ああ、橋本、いいやつだな』と思ったら、相部屋ですよ。相部屋なのにちょっとね、そこで女性を買って(笑)。

(橋本かずみ)最悪(笑)。

(小林悠)本当にもう、奥様、すいません。

(吉田豪)女性を買って、横で始めて(笑)。

(玉袋筋太郎)プロレスラー、そういうこと多いらしいね。

(吉田豪)さらにですよ。さらにお金を払う時にモメだしたらしくて(笑)。最終的にその女の子が武藤さんの伊勢海老とか全部カバンに入れて持って帰っちゃって(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。また奥さんも笑ってられるっていうのが、いいですなー!

(吉田豪)『最悪だよ!』って言ってたって話を聞いて。『そんなことあったらしいですね』っていう風に僕、蝶野さんに聞いたら、『俺はね、逆の話も聞いたよ。翌日、ムトちゃんが同じことをやったらしい』って(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。いいなー!三銃士!

(吉田豪)三銃士最高!

(玉袋筋太郎)三銃士だよ!

(小林悠)昔のね、おおらかだった時代の話っていうことなんですかね。

(玉袋筋太郎)うーん。まあ、そこらへんは派手だったでしょうね。女性関係も。

(橋本かずみ)そうですね。はい。

(玉袋筋太郎)嫌いじゃないもんね。うん。

橋本真也 壮絶な夫婦ゲンカ かかと落とし事件

(吉田豪)でも、相当夫婦ゲンカとかされていたわけじゃないですか。

(橋本かずみ)1日3回くらいしてましたよ。私のストレス発散なんで。

(吉田豪)そうなんですか?

(橋本かずみ)そうですよ。

(小林悠)大地選手も覚えてますか?お父さんお母さんがこう、なかなか派手にやりあっていた姿とか。

(橋本大地)覚えてますよ。

(小林悠)そしてあの、息子さんとしてこういう様々なエピソードを聞いて、どういう心境なんですか?いま。

(橋本大地)いや、まあ、うん・・・もう、知っていたことなんで。

(吉田豪)だって、伝説のかかと落とし事件、ありましたもんね。

(橋本大地)ああ、あの、ケンカしてる時に、まあオヤジがいきなりっていうか、頭に来たみたいで。家にある机を叩き割るっていう。かかと落としで。

(小林悠)ええっ!?

(橋本かずみ)これよりもっと厚かったよね。

(小林悠)いま、スタジオになかなかの分厚い机がありますけどね。

(玉袋筋太郎)これぐらいのクラスの。

(吉田豪)奥さんには手を上げない人だったんで。あーっ!って思った勢いで、ガーン!と割っちゃって。これはトラウマになるんじゃないか?と思っていたら、息子さんが『昨日の父ちゃん、かっこよかった!』みたいなことを言っていたっていう(笑)。のを、聞きましたよ。

(橋本大地)なんも思わなかったっす。僕。それを見て。

(吉田豪)『オヤジ、すげーわ!』って(笑)。

(橋本大地)『すげー!あれ、一発だぜ!』って。

(一同)(笑)

(橋本大地)『一発であれ、叩き割ったぜ!』って妹と話していた覚えはあります。

(橋本かずみ)もうテーブル、真っ二つになっちゃって。で、『もう!自分で片しなさいよ!』って言ったら、ガーッ!窓開けて、庭にブワーッ!投げちゃって(笑)。テーブル(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(吉田豪)それを近所の人が片付けてくれたっていう(笑)。

(橋本かずみ)そう。隣の旦那さんが片してくれて(笑)。

(玉袋筋太郎)なんだ、そりゃあ(笑)。ありがたいね。みんなに支えられてるね。愛されてたんだよなー。うん。これはいいわな。あの、猪木さんのカードを使っちゃったっていう話もあったよな。

(吉田豪)有名ですよね。海外で。

(玉袋筋太郎)そう。海外で。

(吉田豪)みんな、『これ使うとマズいんじゃないか?』って言っていたのに、『いいから!全部使っちゃえ!』って言って、洋服からなにから、大量に買って、みたいなね。有名な話ですね。

(玉袋筋太郎)有名な話だよ、これ。うん。

闘魂三銃士の違いは割礼の時期

(吉田豪)山ほどそういう悪さばっかりしていて。僕の大好きな話が、あれですよ。三銃士の違いっていうので僕がよく言ってるんですけどね。あの、蝶野さんってアメリカ生まれだから、生まれてまず、すぐに割礼してるんですよ。

(玉袋筋太郎)うん。割礼。

(吉田豪)で、武藤さんはアメリカ遠征に行く前に切ったらしいんですよ。

(玉袋筋太郎)ああ、切ったんだ。

(吉田豪)アメリカに行く以上、これじゃマズいって言って。で、橋本さんがすごいのが、ずっと悩んでいたらしんですよ。で、1・4で小川直也さんと大変な試合があったんですよ。

(玉袋筋太郎)そう。凄惨な試合があったんだから。

(吉田豪)あの、ちょっとプロレス道にもとるぐらいの感じの戦いがあって。

(玉袋筋太郎)『目を覚ましてください!』ってオーちゃんが言った年ですよ。

(吉田豪)小川さんの暴走で橋本さんがちょっと病院送りにされて、みたいなことがあって。ところが、あの人がすごいのが、病院送りにされた時に、みんな心配してたんですよ。で、いろいろ、鼻とかやられたから、そん時ついでに、いびきの手術と股間の手術もやっちゃおうって言って。みんなが心配して、マット界が大騒ぎになっている時に、そんなことをしてたんですよ。『どうせ会社の金だ』って言って。

(小林悠)(笑)

(玉袋筋太郎)すんごいよね!

(吉田豪)すごいと思って。っていう話を蝶野さんに言ったら、蝶野さんがプッて吹き出して、『その話、本当なの?知らなかったー・・・』って。あん時、だってリングサイドで蝶野さん、ブチ切れてたんですよ。『もうこの会社、腐ってるよ!』とか言って。

(玉袋筋太郎)そういう試合だったんだもんな。

(吉田豪)橋本さんの代わりに誰よりも怒っていた蝶野さんがその話を聞いてショックを受けてましたよ(笑)。

(玉袋筋太郎)ズッコケた(笑)。皮、切っちゃったよ。

(吉田豪)で、橋本さんに後に直撃したら、『いびきの手術はあれ、すぐに戻った』って言ってました(笑)。

(一同)(笑)

(吉田豪)『あれ、意味ないわ、あれ』って(笑)。

(玉袋筋太郎)ねえ!(笑)。

(橋本かずみ)その日も痛くて痛くて、その病院の看護婦さんに朝まで手を握っていてもらったって。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)いちいち子どもだね。最高だよなー!

(小林悠)かわいらしいというか、なんというか。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27640
http://miyearnzzlabo.com/archives/27644
http://miyearnzzlabo.com/archives/27648
http://miyearnzzlabo.com/archives/27651
http://miyearnzzlabo.com/archives/27655
http://miyearnzzlabo.com/archives/27659

橋本大地・吉田豪 橋本真也復活祭と橋本裁判を語る

$
0
0

TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。橋本真也10周忌記念イベント、橋本真也復活祭で、橋本さんの被害者を集めて、橋本裁判を行う話をしていました。


(小林悠)そしていよいよ、その7の筋ですが。『時は来たっ!』って言うんですか?時は来た!7・13 橋本真也復活祭の筋となっております。

(玉袋筋太郎)はい。

(小林悠)10周忌のイベントですね。橋本真也復活祭。7月13日月曜日、午後6時半から、後楽園ホールにて開催されますが、イベントの総合プロデューサーがご子息である橋本大地選手なんですね。総合プロデューサー。

(玉袋筋太郎)おうおうおう。プロデューサーやっちゃった。すごいじゃない。うん。

(橋本大地)いや、まあ・・・あの、自分で立候補したわけじゃないんですよね。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)いいから!言わなくて、いいから!やったって言っておけよ(笑)。

(小林悠)正直なんですね(笑)。

(橋本大地)武藤さん、蝶野さんに。

(吉田豪)やれと。

(橋本大地)『やれ』って言われて。『任せておけばいいんじゃないの?』って、あのお二人なんで、なったんじゃないですか?

(小林悠)(笑)。その後見人の武藤さんと蝶野さんによるトークショーも実際にやるんですね。他に、全三試合も行われるということなんです。

(玉袋筋太郎)ほう。

(小林悠)大地対永田。獣神サンダーライガー&タイガーマスク対小松洋平&田中翔。そして天山さんと小島さん対中西さんとキャプテン・ニュージャパン。この試合となっておりますよ。

(玉袋筋太郎)やるわけだよ。まあ、企画もあるんだよね。

(吉田豪)トークショーもあるというね。

(玉袋筋太郎)トークショー。これだよ!メンバーが、武藤さん、蝶野さん、吉江、勝俣さんも。あっ、すごい。安田選手って、あの安田選手ですか?

(吉田豪)おっ!

(橋本かずみ)ヤッシー。はい。

(玉袋筋太郎)へっ!?

(吉田豪)いま、タイにいるという噂だったんですけど。

(玉袋筋太郎)大丈夫なんすか!?

(橋本かずみ)帰国したんです。

(吉田豪)帰国したんですか?へー!

(玉袋筋太郎)でも、居場所は言えない、みたいな?

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)居場所は言えない。すぐ、来ちゃうから。過払い金をちょっと請求した方がいいんじゃないか?って。

(吉田豪)(爆笑)

(玉袋筋太郎)新宿事務所に相談した方がいいんじゃないか?っていうね。安田さんですけど。

(吉田豪)橋本さんと安田さんの関係、最高ですからね。

(橋本かずみ)本当ですね(笑)。

(橋本大地)で、今日ちょっと、豪さんに僕、お願いがあって。こういう企画をやりたいんだっていうのがあって、それのオファーを今日、直々にしたいなと思ったんですけど。

(吉田豪)おっ、なんすか?なんすか?

橋本裁判 被害者の会

(橋本大地)いま、企画の段階なんですけど。まあ、橋本裁判みたいなのを・・・

(玉袋筋太郎)橋本裁判!?被害者の会?

(吉田豪)(笑)

(橋本大地)被害者の会です。要は。その、MCをやっていただきたいなと。

(吉田豪)あ、ぜんぜん。僕でよければ喜んでやりますけども。

(橋本大地)あ、本当ですか?ありがとうございます。決まった!もう、決まり!

(玉袋筋太郎)豪ちゃんも参戦。

(橋本大地)いや、もうプロデューサーが言うんで、決まりで。

(玉袋筋太郎)ヨシッ!抑えろ!

(吉田豪)天山さん、小島さんの告発はかなりガチになる気がしますよ(笑)。

(玉袋筋太郎)本当だよな。うん。本当の被害者の会だからね。

(橋本かずみ)ですね。

(玉袋筋太郎)まあ、そこにライガーがいるっていうところもまた、いいね。

(吉田豪)最高ですね。

(玉袋筋太郎)ライガーも!ライガー被害者の会もすごい多いんだよ!

(吉田豪)(爆笑)。そっちも裁判できますからね!

(玉袋筋太郎)そっちもできるよ!訴えられる側だからね。ライガーが(笑)。

(吉田豪)ライガー・船木被害者の会(笑)。

(玉袋筋太郎)本当だよ!

(橋本大地)それを当日、豪さんにいろいろ拾ってもらおうと。

(玉袋筋太郎)やってもらおう!やってもらおう!(笑)。

(小林悠)吉田豪さんも登場することが決まったわけですが。橋本大地選手、メイン試合ですからね。意気込みをぜひ、最後におっしゃってください。

(橋本大地)意気込みですか?うーん・・・意気込み?聞かれると思ってないから、ぜんぜん考えてなかったなー。

(一同)(笑)

(玉袋筋太郎)(小声で)これ、読め。これ・・・

(小林悠)『これ読め』って、玉さん教えてあげてますけど(笑)。

(玉袋筋太郎)どんな気持ちですか?

(橋本大地)時は来た!それだけだ!

(一同)(笑)

(玉袋筋太郎)オッケーイ!(拍手)。

(小林悠)整いましたね(笑)。

(玉袋筋太郎)整った。整った。よかったよー!

(小林悠)というわけで、改めて7・13の月曜日です。午後6時半から後楽園ホールにて開催されます。ぜひぜひみなさん、イベントの総合プロデューサーはご子息の橋本大地選手ですからね。ぜひよろしくお願いします。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/27640
http://miyearnzzlabo.com/archives/27644
http://miyearnzzlabo.com/archives/27648
http://miyearnzzlabo.com/archives/27651
http://miyearnzzlabo.com/archives/27655
http://miyearnzzlabo.com/archives/27659

吉田豪 歌い手に挨拶してなさそうなカバー曲特集

$
0
0

吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。『歌い手に挨拶してなさそうなカバー曲特集』ということで、カバー曲を4曲紹介していました。

(松本ともこ)いつも音楽特集、すごい楽しみにしてるんですけど。なんかタイトルが、今日は・・・

(吉田豪)楽しみにしてくださいよー。今回、タイトルは『歌い手に挨拶してなさそうなカバー曲特集』というね、時事ネタですよ。

(松本ともこ)時事ネタね(笑)。

(吉田豪)最近、ネット上で誰かの曲をカバーする場合は、作詞作曲の人に許可を取るのは当然として、たとえ著作権者じゃなかったとしても、歌い手に挨拶するのは常識的なことを言われているベテラン歌手の方がいて。まあ、それは筋道論ではそうなんだろうけど、たぶん挨拶してないカバーが意外と多いんじゃないかな?という特集で。

http://miyearnzzlabo.com/archives/27223

(松本ともこ)そういうところね(笑)。

(吉田豪)あの、たぶんね、住む世界が違ったりとか、世代が違ったりとか。物理的に国が違ったりするとたぶん挨拶しないことが多いだろうし・・・っていう。で、いま、バックで流れているのが美空ひばりさんの『時には母のない子のように』というね。これ、名曲なんでいろんな人がカバーしているわけなんですけど。美空ひばりさんとか都はるみさんとか島倉千代子さんとか。ねえ、西城秀樹さん、中森明菜、中澤有美子さん。元モーニング娘。の。たぶん著作権者に許可取っても、カルメン・マキさんに挨拶してないんじゃないかな?と思って(笑)。



(松本ともこ)どうだろう?(笑)

(吉田豪)美空さん、来るかな?っていう。『美空さん、挨拶しなきゃダメだよ!』って、なかなか叱れないじゃないですか。『お嬢!』って(笑)。

(松本ともこ)言えるわけない(笑)。

(吉田豪)『挨拶してくださいよ!』っていう(笑)。言いにくいんですよね(笑)。

(松本ともこ)西城秀樹さんにも言えない!

(吉田豪)言いにくいですよね。『明菜も引きこもってないで、挨拶しなきゃ!』とか。言えないじゃないですか(笑)。

(松本ともこ)そうでしょう。ここか(笑)。

(吉田豪)難しいと思うんですよ。筋としては挨拶すべきだけど・・・っていう。強く言いにくい。

(松本ともこ)そうですね。これはなんか、日本って礼儀っていうところで割とね・・・

(吉田豪)ねえ。礼儀は重視されますけど。でもなかなか難しい部分があるだろうなという特集です。

(松本ともこ)やだ、そんな特集(笑)。

(吉田豪)おもんばかった感じでね(笑)。おもんばかりながら、みんな、挨拶しようよ!と訴えかける特集です(笑)。

(松本ともこ)わかりました。では、1曲目は何でしょうか?

(吉田豪)えー、チャオ ベッラ チンクエッティというね。

(松本ともこ)はいはい!この名前をすごく覚えるのに・・・

(吉田豪)知ってますか?今日からこの名前になったという。

(松本ともこ)水曜日なんですよ。あの、岡田ロビン翔子ちゃん。THE ポッシボー。

(吉田豪)そうです。THE ポッシボーですよ。この後の番組、The BAY LINEの水曜日のDJをやられている。

(松本ともこ)で、クロストークをさせてもらっているので。

(吉田豪)ロビンさん、この前アップアップガールズの日比谷野音に来てらっしゃって。っていうか、えらい美人が来たぞ!と思ったらロビンさんでした(笑)。

(松本ともこ)本当にかわいいし。でも、この名前になったっていうのがね。

(吉田豪)ポッシボーが10年選手なんですけど、レーベルが変わって、そして心機一転名前も変わって。チャオ ベッラ チンクエッティ。みんな、どう略していいのかわからなくて、みんな『チンクエ』とか言ってるんですけどね(笑)。

(松本ともこ)(笑)。なに?

(吉田豪)みんな『チンクエ』とか言ってますよ(笑)。

(松本ともこ)後ろだけじゃん、それじゃあ(笑)。『チャオ ベッラ』がないじゃん!

(吉田豪)みんな迷ってるんですけど。そのシングルが『表参道』という曲が。

(松本ともこ)『表参道』。はい。

(吉田豪)これがですね、原曲がイギリスのサイケバンドJason Crestの68年の曲、『Waterloo road』というのがあって。



(吉田豪)これはウォータールー通りについて歌った歌を、フランス在住のシンガーがシャンゼリゼ通りの歌にして、『オー・シャンゼリゼ』として69年にカバー。で、その曲をダニエル・ビダルさんが70年にカバーしたバージョンが日本でもヒットして、越路吹雪とかザ・ピーナッツとかがカバーと。

(松本ともこ)結構道のりはずいぶんいろいろあるんですね。

(吉田豪)で、まさに道のりで。道の歌なんですよ。それを『表参道』という日本風の歌にKANさんがアレンジして。今日、本日発売と。



(松本ともこ)さすがKANさん!

(吉田豪)まあ、こんだけいろんな人が絡んでいると、どこに挨拶していいのか、わかんないじゃないですか。

(松本ともこ)(笑)。どこから挨拶していいか、わかんないよ。

(吉田豪)イギリスのサイケバンドを探し出すのも大変だろうし(笑)。

(松本ともこ)でも、たどり着いたら最高。

(吉田豪)越路吹雪もね、いないし(笑)。難しいと思うんですけどね。

(松本ともこ)そうね。でも、なかなか面白い曲を。

(吉田豪)ねえ。ちゃんとその道ネタで踏まえてきた正しい流れの曲なんで。

(松本ともこ)今日リリース?

(吉田豪)今日、リリースですね。苦労人なので、なんとかがんばっていただきたい。チャオ ベッラ チンクエッティで『表参道』。

チャオ ベッラ チンクエッティ『表参道』



(松本ともこ)口ずさんじゃう。『オーモッテサンドー』になったんだ。なるほど。チャオ ベッラ チンクエッティ『表参道』。今日リリースです。

(吉田豪)それぞれメンバー盤があって、メンバーそれぞれのアカペラが入っていますというね。

(松本ともこ)それは、まさに。

(吉田豪)はい。僕、岡田ロビン盤買いました。

(松本ともこ)おおー、ちょっと今日、クロスするのに豪ちゃん、なんかいてくれればいいのに。まあ、そんな引き止めらんない。では、続いて・・・

(吉田豪)続きまして、ええとですね、この番組でもザ・スクーターズ特集を軽くやったことがありますが。

http://miyearnzzlabo.com/archives/21432

(松本ともこ)はい。

(吉田豪)キョンキョンが『東京ディスコナイト』をカバーしているとか、星野みちるともコラボした伝説のバンド、スクーターズがシングルを出したんですよ。昨日発売ですね。それが、『I Believe in Miracles』っていうジャクソンシスターズの76年の名曲を日本語カバーしたんですよ。



(松本ともこ)ジャクソンシスターズ!

(吉田豪)大好きな曲ですよ。

(松本ともこ)挨拶は・・・

(吉田豪)しづらいでしょうね(笑)。これも、ええ。多分してないんじゃないかな?と思うんですが。しかも、日本語にアレンジ。歌詞を変えると、それも結構大変とかよく言うんですよね。

(松本ともこ)そりゃあそうですよね。

(吉田豪)まあ、どうなっているかわからないですけど、でも、いい感じなんで聞いていただきたいと思います。ザ・スクーターズで『I Believe in Miracles』。

ザ・スクーターズ『I Believe in Miracles』



(松本ともこ)いいですねー。日本語だ。

(吉田豪)ハロプロ感もちょっとありますけどね。初期モーニング娘。感。

(松本ともこ)でもなんか、音もおしゃれだし。昨日リリース?

(吉田豪)そうですね。7インチにCDがついてます。はい。

(松本ともこ)じゃあスクーターズ『I Believe in Miracles』。カバーしました。

(吉田豪)続きまして、これが入手困難だったんですよ。Gofishトリオと柴田聡子というアナログ10インチプラス特典CD付きの盤が予約完売で、僕ずーっとその、なんとかレーベルで予約しようとしたらソールドアウトのままで。困っていたら昨日ようやく店頭で出た分を買えた。この特典CDに、アナログの収録曲プラス初回のみで『風の谷のナウシカ』と『君の瞳に恋してる』のカバーが収録されてまして。

(松本ともこ)あら、名曲。

(吉田豪)名曲です。カバーの定番ですが。ねえ。『君の瞳に恋してる』。原曲はフランキー・ヴァリの67年のシングルで。82年のボーイズ・タウン・ギャングのカバーがヒットして、少女隊からハローキティまでいろんな人がカバーしました。

(松本ともこ)ねえ(笑)。このボーイズ・タウン・ギャングのこれ、日本でも大ヒットはわかるけど、少女隊、やってましたっけ?

(吉田豪)少女隊のバージョン、最高ですよ。すっごいいい。



(松本ともこ)あ、そう?

(吉田豪)原曲超えしているレベル。日本語バージョンも英語バージョンもあるんですけど、日本語の方がいいですね。

(松本ともこ)えっ?へー!さすが吉田豪ちゃん。ハローキティちゃんもやっていた?

(吉田豪)やっています。素晴らしいです(笑)。



(松本ともこ)うわー、これは・・・(笑)。

(吉田豪)この曲、誰がやってもいいんですけどね。

(松本ともこ)うわー、そっか。

(吉田豪)これを柴田聡子さんというシンガーソングライターの方なんですが、このGofishというバンドとのユニットで今回出して。

(松本ともこ)入手困難であると。

(吉田豪)入手困難ですね。まだ、いまなら買えると思いますけど。それをまた、この名曲を日本語バージョンで・・・

Gofishトリオと柴田聡子『君の瞳に恋してる』

(曲終わり)

(松本ともこ)ライブテイクというか、かわいい声なんですね。

(吉田豪)か細い感じなんですけど、またいいアレンジ。不思議な日本語が乗っている感じの。

(松本ともこ)これは、どうでしょうかね?挨拶はね?

(吉田豪)してなさそうですよねー(笑)。やっぱり海外は難しいですよ。海外はしょうがない!うん!という流れで、最後の曲に行きますか?

(松本ともこ)本当に嫌だな。もうさ、どなたでしょうか?

(吉田豪)はい。マッピーこと松本ともこさんが、ギルバート・オサリバンの72年のヒット曲『クレア』の日本語カバーをやっているんですよね。これが素晴らしくて。



(松本ともこ)with youでスタートして3年目ですけど、そんなお話を一切していないんですよ?

(吉田豪)SING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんのプロデュース。

(松本ともこ)そうです。そうです。

(吉田豪)いや、良いチョイスですよ。ギルバート・オサリバン。なかなかこの曲はカバーされないでしょうからね。

(松本ともこ)『Alone Again』はね・・・

(吉田豪)よくありますけどね。『クレア』はそんなにないと思いますよ。

(松本ともこ)これ、聞いたのって、結構私、まだ知り合ってないじゃないですか。当時。

(吉田豪)そうですね。96年ですからね。

(松本ともこ)吉田豪さんと私は知り合ってなくて。なんで持ってるんですか?

(吉田豪)買いましたよ。当然。松本さん、ギルバート・オサリバンに、挨拶しましたか?

(松本ともこ)私ね、挨拶しました!

(吉田豪)すげー(笑)。知らなかった。

(松本ともこ)しかも、後でしたんじゃなくて、ほぼこの出した当時に・・・

(吉田豪)来日したんですか?

(松本ともこ)来日かなんかをして。で、『これを歌いなさい』って言ったプロデューサーがブッキングして。で、『自分で言いなさい。本人に』と。で、『日本語でやりましたと伝えてごらんなさい』みたいな。なので、本人に『私、日本語の詞で歌ったんです』ってご本人に言いました。で、聞いてもらって。

(吉田豪)嫌な顔、されました?

(松本ともこ)『いいね』って。たぶん、ダメ出しはなかったと思うんだけど。ぜんぜん、その時はなんか舞い上がっていたから。なんて答えをもらったか・・・

(吉田豪)覚えてない?

(松本ともこ)ただ、ニコッと。そんなさ、フレンドリーな方じゃないんですよ。

(吉田豪)そうなんすか?オサリバン。意外と厳しい?

(松本ともこ)かっこいい感じ。意外と。でも、『いいね』って言ってくれたと思うの。

(吉田豪)では、その本人が認めた曲。本人の曲振りでぜひとも、お願いしますよ。

(松本ともこ)無理。無理(笑)。

(吉田豪)やってくださいよ、曲振り。やってくださいよー!

(松本ともこ)無理無理無理・・・

(吉田豪)じゃあ、僕いきます。はい。マッピーで『my dear, Clair』。

Mappie『my dear, Clair』

(曲終わり)

(吉田豪)最高ですね。このか細い歌い方。素晴らしい。

(松本ともこ)なんでこんなに声がふるふる、ふるふる・・・

(吉田豪)しかもこれ、作詞 松本ともこなんですよね。

[リンク]『my dear, Clair』歌詞
http://www.kojima-office.com/lyric/discography/my_dear_clair.html

(松本ともこ)そうです。

(吉田豪)これ、原曲を活かしてるんですか?

(松本ともこ)原曲を一生懸命読んで。でも、自分で違うイメージを・・・

(吉田豪)そうなんですか?『「けっこんしてね」君の言葉に 僕はフェンスにかくれた』とか。このへんは、自分の思い出とかじゃなくて?

(松本ともこ)思い出とかじゃないと思うから。たぶん妄想で、こんなんだったらいいなって書いたんだと思う。で、一緒にプロデューサー、竹善さんと考えたの。でも、1回泣いた後なんですよ。これ。歌う前に。

(吉田豪)レコーディングができなくて?

(松本ともこ)できなくて(笑)。

(吉田豪)(笑)。アイドルっぽいじゃないですかー!か細い歌声。

(松本ともこ)泣けてくる!泣けてくる!

(吉田豪)レコーディングで泣いて(笑)。

(松本ともこ)そう。で、泣いて、なんかぬいぐるみを持ってきて、ぬいぐるみを置きながら歌ったんですよ。

(吉田豪)アイドルじゃないですか、完全に(笑)。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)約20年前。

(松本ともこ)でも、どうしてこの歌詞が書けたんだか、思い出せないです。でも、挨拶はしました。

(吉田豪)よし!挨拶しましょう!みなさん!(笑)。

(松本ともこ)感想(笑)。ありがち(笑)。

(吉田豪)そういう締めでいいですかね?挨拶をすれば、モメません!

(松本ともこ)そうですね。またいつか会えても、挨拶したって言えばね。あー、汗かいた。デイリーwith you ホントのところ、吉田豪さんでした。ありがとうございました。

(吉田豪)はい、どもー。

<書き起こしおわり>

吉田豪とピエール瀧 篠原ともえを語る

$
0
0

吉田豪さんが2010年5月にTBSラジオ『小島慶子キラ☆キラ』で篠原ともえさんを紹介。親交の深いピエール瀧さんと篠原ともえさんについて語り合っていました。

(小島慶子)あの、お忙しい吉田豪さんでいらっしゃいますが、今日は、もう瀧さんにも縁の深い篠原ともえさんを。

(吉田豪)そうなんですよ。今日は本当、瀧さんと2人で語りたいぐらいの。

(ピエール瀧)篠原。はい。

(小島慶子)ねえ。

(吉田豪)当然ね、瀧さんの方が死ぬほど詳しい。

(ピエール瀧)死ぬほど詳しい?まあ、付き合いは古いですからね。

(小島慶子)だって20周年ライブにもね、ゲストで出てらして。

(ピエール瀧)出てましたね。

(吉田豪)で、篠原さん自身があれなんですよね。15周年で。ねえ。6月末に15周年記念盤。デビューアルバムがね、スペシャルエディションで出るということで。



(小島慶子)そうなんですか。へー。

(吉田豪)そうなんですよ。なので、それのあわせて紹介してみようかっていう感じなんですけど。あれらしいですね。で、僕が篠原さんを紹介しようかって言ったら、昨日ですか?番組の村沢プロデューサーが。『篠原ともえって、私と同い年ぐらい?』って言っていたっていう驚愕の情報が入りまして。

(小島慶子)あの、まあ村沢さんはええと、42かな?いま。

(吉田豪)あの、10以上違いますね(笑)。篠原さんは現在31才というね。はいはい。

(小島慶子)村沢さん、心の時計を止めている。

(吉田豪)止めすぎですよ(笑)。

(小島慶子)篠原さん、だから15ぐらいでデビューしたってことですか?16とか?

(吉田豪)16ですね。95年に16才でデビューということですね。

(小島慶子)よく覚えてます。すごい衝撃的でしたね。

(吉田豪)すごかったですよね。なんだろう?たしかに新しいキャラクターが出てきたっていうか。ナゴムギャルが暴走しておかしなことになっている状態っていうか。

(ピエール瀧)まあルックスはナゴムギャルっぽかったですけどね。まあ、ナゴムギャルって言ってもおわかりにならない方も。まあ、インディーのナゴムっていうレーベルがあって。

(吉田豪)かつて瀧さんも所属していた。

(ピエール瀧)僕らもいましたけど。そこに、追っかけというかファンの子たちがみんなお団子つけたりして、独特の装飾具をつけたナゴムギャルっていうのがいたんですけど。

(小島慶子)ねえ。だから篠原さんは元気で。ちょっとあの、クルクルって変わった歌を歌っていて。ファッションも自作ですっごい奇抜でね。なんか、すごい人が出てきたなって思いました。

(吉田豪)ちなみにさっき村沢プロデューサーにね、さっきの話したんですよ。『篠原ともえって私と同い年ぐらい?って言ったらしいじゃないですか?』っつったら、とっさに『クルクル♪』ってポーズを決めてましたよ(笑)。あなたの方がクルクル言ってますよっていう(笑)。

(ピエール瀧)あとで電流を流したら?

(吉田豪)(笑)

(小島慶子)ビリビリビリビリ・・・(笑)。

電気グルーヴとの出会い

(吉田豪)で、まあ卓球さんプロデュースでデビューしたわけですけど、瀧さんはその頃にもう会ってるわけですか?

(ピエール瀧)まあ、会ってますねというか、オーディションでなんかね、元気のいい子がいるんで。うちの当時の事務所の社長が『これをプロデュースしようと思うんだが。卓球、これ、やれ!』みたいなことになって、やっていたのは覚えてますね。

(小島慶子)ああ、そうなんですか?そんな原点からの関わりなんですね。

(ピエール瀧)そういうことですね。

(吉田豪)デビュー時の面接の時に卓球さんに『どういうのを歌いたいの?』って聞かれて、『今井美樹系』って答えたっていう伝説があって。

(小島慶子)ぜんぜん違うじゃないですか、篠原さんの(笑)。

(吉田豪)で、『自分のキャラを考えてから言え!』って怒られたんだけど、『私、ぜったいに今井美樹系でバラード系だと思うんですけど』って言い張って。で、作られたのが『クルクルミラクル』だったというね。



(小島慶子)懐かしい。

(ピエール瀧)作曲、卓球くんですね。作詞、森若香織ちゃんじゃないですかね?これね。

(吉田豪)ああ、でしたね。はいはいはい。で、最初だからこの曲を渡されたものだから、『私、こっちのキャラじゃないのに!』って憤っていたらしいんですけど、歌ってみたら、『なに、このフィット感?』っていうことで、すっかりこっちに行ったっていう。ただ、本当デビュー前に出会った大人が卓球さんとか瀧さんとか、相当特殊な人だったわけで。それがもう、人格形成にかなりの影響を与えて。その後の芸能人生も左右したっていう話で。

(小島慶子)(笑)。まあ、カルガモの刷り込みと一緒でね。『この人について行かなくちゃ』っていうね。

(吉田豪)最初に出会ったちゃんとした大人・・・ちゃんとしてないんですけど(笑)。そこですよね。

(小島慶子)(笑)

(ピエール瀧)そういうことですね。

セクハラ三昧を体験

(吉田豪)それで、16でまずセクハラ三昧を体験するんですよ。

(小島慶子)えっ?なんで?ひどいじゃないの。

(吉田豪)まあ、普通にまず顔を舐められるとかは当然で。

(小島慶子)ちょっと!それ卓球さん?もう・・・(笑)。

(吉田豪)あの、単行本があるんですよ。『ウルトラリラックス』っていうTOKYO FM出版から出ている。これに、卓球さんとの対談が出てるんですけど。



(小島慶子)ええ。

(吉田豪)対談の冒頭が『お前にいまさら聞くことねえな。じゃあ、なに聞こうか?初潮、いつ?』っていう(笑)。

(小島慶子)最低です(笑)。卓球さん、最低です。

(ピエール瀧)あの、それぐらいが別に何ら普通な日々でしたから(笑)。

(吉田豪)驚き、ないわけですよね。

(小島慶子)最低(笑)。

(吉田豪)あれ、瀧さんはセクハラしてたんですか?

(ピエール瀧)僕はセクハラはそんなしてないですけども。まあ、たまに抱きついたりとか、それぐらいですけど。

(吉田豪)(笑)。ハグぐらいの。体育会系的なね。

(ピエール瀧)股間を見せたりとか、そんぐらいの。

(小島慶子)最低です!それ、捕まりますよ。もうちょっと。まあでも、この間、20周年ライブでも本当に3人、仲良し仲良しでね。なんか。兄弟みたいですよね。なんかね。

(ピエール瀧)まあ、そうですね。親戚の子っていう感じです。感覚としては。

(吉田豪)なるほど。なるほど。それがどんどん成長してきた。ちなみに、横でどういうセクハラしてるのを見ました?卓球さん。

(ピエール瀧)いろいろやってますよ。まあ、セクハラじゃないですけど、『篠原、ちょっとデジカメ貸して』っつってデジカメを借りて。そのまま便所に行って、自分のケツの穴の写真を撮ってきて。しかもそのカメラに、写真にロックをかけて返したりとか(笑)。

(吉田豪)(笑)

(ピエール瀧)『どうやって消すの!?どうやって・・・どうしても、石野さんのお尻の穴が消えない!』って(笑)。

(小島・吉田)(笑)

(ピエール瀧)『だからこのデジカメ、人に見せることができない!』って。

(小島慶子)信じられないですよ!

(ピエール瀧)その時の卓球のシンプルに言ったこと。『デジカメって便利だな!』って。

(小島・吉田)(爆笑)

(ピエール瀧)『自分のケツの穴が見れるって、便利だな!』って。

(吉田豪)鏡じゃなかなか見づらいですからね。

(ピエール瀧)はい(笑)。

(小島慶子)卓球さん、どうかしてますよ!

(ピエール瀧)なるほど!って思いましたけど(笑)。

(吉田豪)それをだからね、デビュー早々に体験してたら、そりゃあもう運命変わりますよっていうね。

(小島慶子)そういうもんかと思っちゃうわけね。

(吉田豪)で、最近舞台とかの活動をよくやっているんですけど。『その舞台で実は言えなかった言葉がある』って言ってたんですよ。

(小島慶子)へー。そこまで過激な青春を送りながら。

(吉田豪)『ブラジャーっていう単語が言えない』って言っていて。この話も『私、ちょっと女性の下着のことが言えないんですよ・・・』みたいな(笑)。

(ピエール瀧)あいつ、言えないです。たしかに。『言ってみ?』っつったら、『いやー!』って。

(小島慶子)へー。

(吉田豪)そう。響きがすごいいやらしく感じて。その原因を作ったのも卓球さんで。

(ピエール瀧)(笑)

(吉田豪)まあ、その頃ね、『ねー!』っつって、高校生の時に肩を触るふりしてブラのホックをパチンと外されたりとかで。それがすごいトラウマになっていて。ブラジャーっていうのはいやらしいもの!みたいな感じの刷り込みができて。

(小島慶子)(笑)。ひどい話だな!

(吉田豪)ブラジャーバージンになったっていうね。

(小島慶子)ひどい話。卓球さん、覚えてるのかな?

(吉田豪)で、それを卓球さんに訴えたらしいんですよ。『ひどいじゃないですか。いまだにそういう風になっているんですよ』っつったら、『それぐらいの否定するものがあると、それが解けた時に相当おもしろいから。お前は楽しみがあっていい。お前、それ克服してくれる男性がいたら、こんな幸せなことはないぞ!』とかね、訳のわかんない言い訳をしてっていう(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(小島慶子)わからないです。言っていることが(笑)。

(吉田豪)まあ、いまだにスチャダラパーのANIさんとかね。まあ、スチャダラパーファンだったんですけど。彼女は。『ヌード撮らせて』って言われて、『嫌だよ』って言ったら、『じゃあセミで。セミで』って1週間くらい説得されて。耳に息を吹きかけられながらっていう(笑)。あのへんの大人たちにはずっとこういうことをされているっていう(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(小島慶子)篠原さんって、おきれいな方ですよね。割りとこう、ポップなおもしろキャラみたいなイメージがあったんですけど、しみじみお顔を見てみると、おきれいな方ですよね。やっぱりね。

(ピエール瀧)まあ、そうかもしれないけど。さっき言ったように親戚の子みたいな感じなんだよね。

(吉田豪)そこに色気は感じないと。

(ピエール瀧)だからもう最初の時点でもう『キーホルダーみたいなやつだな、こいつ』って思ったから。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)はいはいはい。キーホルダーがちょっとね、パンツ作られてようがどうしようが知るか!っていう(笑)。

(ピエール瀧)あの、どんなきれいなキーホルダーも、キーホルダーはキーホルダーっていう(笑)。

(吉田豪)やる対象じゃないですからね(笑)。

(ピエール瀧)そういうことですから。

(小島慶子)そうか。私は同性として、ああ、この人はきれいな方なんだなって。

(吉田豪)まあ、髪をおろしたぐらいから、そういうようなイメージになってきて。最近は、バラエティー番組、昔ほど出ていないせいか、ブログとかを見て驚く人がすごい多いみたいなんですよ。もう顔がぜんぜん変わった!みたいな。恋愛してるんじゃないか?10キロ痩せたんじゃないか?整形したんじゃないか?みたいな噂が流れて。まあ、本人曰く、歯を直しただけっていうことで。

(小島慶子)あ、たしかに八重歯があったかも。昔ね。

(吉田豪)まあ、歯医者さんに言われたらしいんですよ。『30才になったら、その歯はもうイタいよ』って。で、卓球さんにも『お前、歯直せ』って言われて。和田アキ子さんにも言われて。吉田拓郎さんからも言われて。で、フリオ・イグレシアスからも『歯を直したら結婚しよう』って言われて(笑)。

(小島慶子)本当?(笑)。

(吉田豪)直しても、してないんですけどね(笑)。

(小島慶子)フリオ・イグレシアスってそういう人なんだ(笑)。

(ピエール瀧)フリオですよ。フリオですよ。

(吉田豪)『ビギン・ザ・ビギン』ですよ(笑)。



(小島慶子)歯を直したら結婚しよう(笑)。

基本的には昔から変わっていない

(吉田豪)まあ、全てがこういう(笑)。で、こうやって変わったわけですけど。変わった結果、『あの時、キャラ作ってたの?』って言われることも増えたらしいんですけど、基本的には変わってないんですよね。あの、どうですか?そのへん。

(ピエール瀧)まあ、基本的には、僕らの周りにいる時はね、あのまんまですけどね。

(吉田豪)取材とかしてても、やっぱり照れた時にああいう動きになるとかがあるじゃないですか。

(ピエール瀧)まあ、そうですね。はい。

(吉田豪)だから、ぜんぜん変わんないんですよ。スイッチが入ったらあのままっていう。

(小島慶子)うーん。

(吉田豪)だから、舞台とかだとそういう役をやんなくなったっていうぐらいなんですけど。

(小島慶子)ちょっと弾けた役ね。

(吉田豪)大御所への踏み込み方とかはぜんぜん変わってなくて。まあ去年、1回この番組でも話しましたけど、初めて内田裕也さんに会った時も『裕也さん!ともえちゃんでーす!シェキナベイベー!』って声かけて(笑)。『お前、バカにしてんのか!』って裕也さんに言われたっていう(笑)。

(小島慶子)(笑)

(ピエール瀧)NGワードから入っていったっていうね。

(吉田・小島)(笑)

(吉田豪)いちばん言うと怒ることを言って。それでも懲りずにガンガン行くと、『お前、かわいいやつだな』になるっていうパターンっていう。

(小島慶子)ああー。でもきっと悪意がないっていうか、お人柄のかわいらしさがやっぱり伝わるんじゃないですかね?

(吉田豪)まあ、あとだから踏み込みづらいところをあんまり踏み込む人、いないから、『おもしろいやつだ』って思われやすいじゃないですか。

(小島慶子)ああ、そうなのかもね。

(吉田豪)吉田拓郎さんとかも同じパターンで。最初は拓郎さんが照れてるんだと思って、『ラブユー!ラブユー!』って言い続けたらすごい嫌がられたんだけれども、『お前がいないと寂しいな』って言うようになったりとか。

(小島慶子)へー!

(吉田豪)あの、演出家の蜷川幸雄さんに対しても、膝の上に座って『にゃおーん!』とか言ってたんですけど。

(小島慶子)わお!

(吉田豪)ほら、蜷川さんって、本当に怖いことで有名じゃないですか。灰皿投げる系の(笑)。だから消しゴムを投げつけられたりしたんですけど、『蜷川さんは照れ屋なんでしょ?にゃー!』って言い続けて。『お前、やめろ!』って言われてたのがいつの間似か、『あれ・・・今日、お前、膝の上に乗ってこないの?』って言うようになったっていう(笑)。

(小島慶子)(笑)。病みつきに。

(吉田豪)さらには周りの人に、『篠原みたいにしろとは言わないけど、お前らも膝に乗るぐらいのな・・・』みたいな(笑)。

(小島・瀧)(笑)

(吉田豪)寂しかったっていう(笑)。みんな怖がって近づいてこないっていうね。

(小島慶子)そうだったんだー、蜷川さん、ちょっとね。

(吉田豪)すごいよ!っていう(笑)。みたいな感じでね、本当にあのキャラがプラスになっている部分はあるんですけど。ただやっぱり、あんな暴走キャラなのに、当時実は学校だとすごい大人しかったりとかあって。

(小島慶子)そうだったんですか。へー!

(ピエール瀧)当時ね、やっぱり16、17の子ですから。歌い始めた頃というかね。そりゃあ、学校とか同級生の子たちには、まあ言われるでしょうね。

(吉田豪)プラス、あの時のね、異常な盛り上がりっぷりも含めてすごかったんで。当然シノラーファッションが流行った時に、篠原さんがあの格好で街を歩いていると、追い剥ぎに会ったっていうんですよね(笑)。

(ピエール瀧)(笑)

(小島慶子)追い剥ぎ(笑)。持って行かれちゃう?

(吉田豪)現代にそんなのあるんだ!?っていう感じですよ(笑)。

(ピエール瀧)追い剥ぎだ。

(小島慶子)追い剥ぎね。峠道で出てきそうな。

(吉田豪)『あ、いい服!』みたいな。ベリベリやられて。

(小島慶子)本人、取られちゃうんだ。

(吉田豪)で、鼻の穴に指つっこまれたりとか。髪掴まれて、『クルクルとか言えよ!』って言われたりみたいな。ひどい扱いをされて。高校でも『芸能人が来た!』みたいにチヤホヤされると思っていたら、『調子に乗ってるんじゃねーよ!』みたいな感じでシメられたりとか。殴られて『クルクルって言えよ!』って言われたりとか。みんな、クルクル、クルクル・・・(笑)。大変だったらしいんですよ。

(小島慶子)大変だったんですね。

(吉田豪)まあね、でもまあ、『プライベートはそれでもしょうがないけど、仕事では・・・』と思ったら、バラエティー番組の現場でも、スタッフから『お前、バカだな!』と殴られたりとか。

(小島慶子)えっ、ひどい!

(吉田豪)しかも、グーで、指輪してっていう。『それは本当に辛かった。トイレで1人、泣いた』ってうね。

(小島慶子)えっ?トイレで1人で泣くまで?かわいそう・・・

(吉田豪)そんなひどい目に遭いながら、『おもしかったんでしょうね。前向きに考える私の反応とかが』みたいな(笑)。

(ピエール瀧)まあ、ねえ。

(小島慶子)大人になったんですかね。それはひどい現場ですね。

(吉田豪)いや、前向きだなと思うんですよ。『みんな私のこと好きだと思っているから』っていう発想で。だからこれ、BUBKAで取材に行ったんで、正直警戒してたんですよ。BUBKAに対して。警戒してるんですけど、『BUBKAも好きですよ。私。BUBKAは本当、読んでいる人が多いから、私なんか出たら恥ずかしい。でも、アングラで確立してて、BUBKAってすごいですよね』とか。BUBKAまで褒め始めて(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)気つかいすぎなんですよね(笑)。

(小島慶子)でもなんか、周りにいる人がハッピーになるから、いいじゃないですか。

(吉田豪)ですね。ただなんか、そういうような人だと、『どうです?たとえば2chとか見ます?』って聞いたら、『私ね、2ch、なんかで1回見ちゃったの。すっごいヘコんじゃって』って。で、速攻友達に電話して、『見たことある?』って言ったら、『ともえちゃん、あれ、ぜったい見ちゃダメ』とか言われて。で、瀧さんに『見た?』って言ったら、『俺、見た。ヘコんだ』『だよねー!』みたいな感じで(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)『瀧さんが見てヘコむぐらいだったから、これは芸能人は一度は経験することだと思って、ヘコんでよかったとは思いました』っていうね。

(小島慶子)親戚のお兄ちゃんに相談したんだな(笑)。

(ピエール瀧)そういうことなんですよね(笑)。

(吉田豪)覚えてます?

(ピエール瀧)まあ、そうですね。こんな、言ったのかな?

(吉田豪)(笑)

(小島慶子)覚えてないじゃない!(笑)。

(ピエール瀧)言ったっけなー?っていう。

(小島慶子)適当(笑)。

(吉田豪)こういういいアドバイス、2人してるんじゃないんですか?やっぱり。芸能生活で。

(ピエール瀧)いいアドバイスっていうか、まあこれぐらいは普通にね。普通の楽屋話というか。そういうところですからね。まあでも、あんまりね、そんなに篠原に相談されることもないので(笑)。

(吉田豪)あんまり信用されてないんですか?(笑)。

(ピエール瀧)まあ、そらそうでしょう。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)チンコ見せる側ですからね(笑)。

(ピエール瀧)電気グルーヴの2人に普通の相談しちゃマズいでしょ。だって。

(吉田豪)まあ、即座に雑誌の連載とかでバラされるっていう(笑)。

(ピエール瀧)ねえ。

(小島慶子)でも、友達もそうですよね。明るいしね。

幅広い交友関係

(吉田豪)ああー、まあ、そうですね。交友関係はたしかに広いですよ。あの、アングラ側な人から、大メジャーまでっていう。

(ピエール瀧)まあ、篠原は裏表がないですからね。

(小島慶子)あ、なさそう。

(ピエール瀧)あのままなんで、どこ行ってもあの調子なんで。それで、友達もいっぱいいますよね。

(吉田豪)それこそね、電気グルーヴと浅倉大介を同じレベルで付き合っている人ってそんないないじゃないですか(笑)。すごいですよねっていう。『電気好きな人で、浅倉さんも好きな人ってすごいいるから、うらやましいって言われます』みたいなね。で、親友は深田恭子さんで、ブログにもしょっちゅう出てくるんですけど。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)でも、本当にすごいいい写真がいっぱい出てて。『そろそろホリプロに怒られるんじゃないか?』って篠原さんも言ってたんですけど。深田恭子さんの自宅公開したりとかして。で、ねえ。深田さんも毎日ブログを見てるらしくて。自分以外の子の写真が載っていると、『最近ともえちゃん、誰と仲いいの?』とか聞いてきたって(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)『BONNIE PINKさんと仲いいの?』とか焼きもち焼いて(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)かわいい話があって、好きなんですけど。篠原さんも実は嫉妬深いらしいんですね。卓球さんに対してすごいジェラシーがあったみたいで。卓球さんがサーフコースターズっていうバンドのリミックスをやるって聞いただけで、ズルい!ズルい!って(笑)。なんで私以外を?みたいな(笑)。

(小島慶子)(笑)

(ピエール瀧)サーフコースターズだよ、だって?(笑)。

(吉田豪)なにやるわけでもないですからね(笑)。

(ピエール瀧)そうだよ(笑)。

(吉田豪)男のバンドですよ、普通の(笑)。だから、卓球さんが本当、プロデュースを離れた時、大変だったらしいんですよ。97年3月の『ウルトラリラックス』が最後なんですけど。ある日、レコーディングブースに呼ばれて、卓球さんから『篠原はもう1人で大丈夫だから。俺はもう、プロデュースやめるから』って言ったら、『やだやだ!』ってその場で大泣きしちゃって。『石野さんがいないと、できない!ともえちゃんも芸能界から離れちゃう!』って言い出して。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)そしたら、卓球さんがギューッと抱きしめてくれて。これが載ったらすごい恥ずかしいと思うけど、『お前は大丈夫。俺が言うから間違いない。お前は大丈夫』って言ってくれて。

(小島慶子)あ、優しい。卓球さん。

(吉田豪)卓球さん、ちょっといい話って。でも最近になって、『あれ、すごいうれしかった』っつったら、『俺、覚えてねえ。そんな気持ち悪いことしたの?俺、覚えてねえ。しかもそれ、嘘』っていう(笑)。

(小島慶子)(爆笑)

(吉田豪)『俺、自分のことしか考えてなかった』って、突き放したっていうね。

(小島慶子)(爆笑)。ひ、ひどい人だ。

(吉田豪)そのへんは、瀧さんは?

(ピエール瀧)まあ、『お前は大丈夫。俺が言うから間違いない。お前は大丈夫』って言ったかもしれないですけど、心これっぽっちも入ってないですね。

(小島・吉田)(爆笑)

(吉田豪)まあ、早くこの場を終わらせたいみたいな(笑)。

(小島慶子)感動した自分を返して(笑)。

(吉田豪)卓球さんらしくない、いい話だな!って思ったんですね。聞いた時ね。

(ピエール瀧)言ったかもしれないですけどね。その場をしのぐために(笑)。

(吉田豪)(爆笑)

(小島慶子)感動持続時間4秒半ぐらいでしたよ。

(吉田豪)嘘(笑)。

(ピエール瀧)完全、嘘でしょうね。

(吉田豪)覚えてない?

(ピエール瀧)はい。

(吉田豪)だからね、30すぎて結婚したいって言ってるんですけど、『卓球さんのことが大好きすぎるから、結婚相手の基準は卓球さんとかの、あの輪に入れるような素敵な男性』って言っていて。

(小島慶子)結構ハードル高くないですか?

(吉田豪)高いですよね。それを友達に話したら、友達から『石野さん基準にしたら、ともえちゃん、一生結婚できないよ。別世界で考えた方がいいよ。あんな変態に付き合える人はいないよ』って言われて。『そうかな?と思って諦めたんですけど・・・』っていうね。

(小島・瀧)(笑)

(吉田豪)どうなんですか?このへん、瀧さん?

(ピエール瀧)まあ、そうでしょうね。

(小島・吉田)(笑)

(ピエール瀧)あの、卓球くんのこと、やっぱりすごい尊敬してますしね。なんかあの、お兄ちゃんってわけでもないですけど、そういう面白い人っていうので見てますからね。まあ、卓球くんがいいっていうわけではないでしょうけどね。私生活は一緒にしたくないはずです。篠原サイドも(笑)。

(吉田豪)(爆笑)。そこまでベタベタな付き合いじゃなく、距離を置いてね(笑)。

(小島慶子)不思議な存在だけど、そういう人が同じ業界にね、最初からいるってラッキーですね。

(ピエール瀧)まあでも、さっきもいろいろな話がありますけど。その、どこどこ行って、スタッフが『ちょっとお前、なんかやれよ!』みたいな横柄な態度をとったりとかっていうのがありますけどね。まあ、卓球くんとかああいう人は、横柄な態度はとらないで、そのまま本音のことをバンバン言いますから。そういう人がいなかったんでしょうね。要するにね、周りにあんまり。

(吉田豪)ズケズケ入るけども、別にそれは悪意も何もなく。普通にケツの穴を見せる・・・

(ピエール瀧)本当のことを言っているだけっていう(笑)。

(吉田豪)(笑)

(小島慶子)ねえ。でも、そういう人に最初に出会えたってすごい幸せな方だと思うな。

(吉田豪)ですよね。あの、テレビ上では普通にやっているんだけど、裏でなにかするみたいなことじゃないっていうことですよね。まあ、そんな感じで取材だったんですけど。まあ、本当大変だったんですよ。最初、BUBKAっていうだけでの警戒心をどう解くか?っていうのがあって。『あなたが出ていたイベントに僕も出てたんですよ』みたいにこう、つながりありますよみたいな。いかにこう、警戒心をなくすか?って。

(小島慶子)あ、豪さんとは初めてだった?

(吉田豪)初めてです。『宇川くんのイベント、僕も出てたんですよ』ぐらいのね。共通の友達、いますよ!から入っていって、徐々に徐々にやっていったんですけど。途中で『私、本当BUBKAって聞いて、私なにをしたのかな?って思って。すごい怖いと思って・・・』って(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)だからすごいこう、いい人だったんで。僕もすごい気をつかったんですよ。だから、台湾での騒動の話とかは突っ込んだんですけど、中村獅童ネタとか、これはかわいそうだなと思って。記事とかいっぱい集めたんですけど、あえてそのへんは触れないで。そしたら、『記事全部見せてくださいよ!』って、見始めちゃったんで。まあ、あえて突っ込まないでいるの、わかってくれたな、これで・・・みたいなことで。

(小島慶子)ああ、そうかもね。

(吉田豪)まあね、そういう風にやっていたら・・・

(ピエール瀧)そんなの、うちらの周り、ガンガン言ってますからね。

(吉田豪)そうなんですよ!卓球さんとか平気でガンガン言ってて(笑)。

(ピエール瀧)『篠原、次、中村獅童と次、いつ付き合うの?』みたいな。

(吉田豪)(爆笑)

(小島慶子)ちょっと・・・なんてこと聞くのよ!

(ピエール瀧)『何回やった?』みたいな。

(吉田豪)(笑)。気つかって損した!って思いましたよ。僕、本当に(笑)。

(小島慶子)ねえ(笑)。今日はね、篠原ともえさんについてでした。吉田豪さん、ありがとうございました。また来週、よろしくお願いします。

(吉田豪)はい、どもー。

<書き起こしおわり>
Viewing all 758 articles
Browse latest View live